■“めいわーるど”全開な1冊

――九州の撮影での思い出はありますか?

九州は長崎と福岡に行ったんですが、いちごのバス停があってそれがすごくかわいかったのと、海にも行きましたし、プールにも入ったり……。2日間かけて結構いろんなことをしました……! その中でもいちばん覚えているのは泡風呂。全然九州っぽくないですね……(笑)。あ、公式SNSのオフショットでも上がっているんですけど、中洲をお散歩したりもしました。

――本当に盛りだくさんな撮影期間だったと(笑)。また、帯に「坂道グループ史上最もファンタスティックな写真集」とあるように、まさに“めいわーるど”全開な世界観の1冊に仕上がったと思いますが、東村さんの希望などはありましたか?

かわいい洋服をたくさん着たいというのと、ドレスを着たいということは希望として伝えさせてもらいました。撮影では、本当にたくさんのかわいい衣装とセットを用意してくださって嬉しかったです。

■キャプテン・佐々木久美の反応は「懐かしい感じ」

――さらに今作では水着やランジェリーカットにも初挑戦しました。ボディメイクなどはしましたか?

なにもやってない……(笑)。普段からトレーニングとか、ダイエットとかしないでこれまで生きてきたので……。でもジムにはいつか行きたいなとは思っていたので、行こうかなと思っていたんですが、結局行けずで、もうそのままです(笑)。

――それは日々自分の中でしっかり調整できているということですね。お気に入りのカットはありますか?

巨大な風船に囲まれたシチュエーションのカットで、風船の静電気がすごくて髪の毛がぼわーと広がっている1枚です。現場に本当にたくさんの数の大きな風船があって、静電気がすごかったんです(笑)。表情も決めた笑顔っていうより、少し砕けた素っぽい笑顔なのも好きです。

――まさかの静電気カット(笑)。でも確かにあまり見たことのないカットで印象的ですね。写真集はメンバーに見せましたか?

まだみんなには見せていないんですが、『BRODY』(白夜書房)さんの撮影のときに一緒だった佐々木久美だけ見ていて。私が見られるのが恥ずかしいのを察してくれて、そこまでリアクションせずに見てくれました(笑)。でも、奈良で撮影したジャージを着たカットを見て、「懐かしい感じがする。昔の芽依っぽいね」と言ってくれました!

■グループ、そして個人として叶えた夢

――ファンの方はもちろん、メンバーの反応も楽しみですね。最後になりますが、今回、夢だったという写真集発売を実現し、グループとしても今年3月に約束の卵・東京ドーム公演という夢も叶えました。これから叶えたい夢はありますか?

えぇ~なんやろう……。結構、夢って聞かれることが多いんですけど、これ! というものはないんです。メンバーみんなで毎日楽しく生きていたいというのが、夢というか、いつも思っていることです。

グループとしては、アリーナツアーも始まりましたが、まだまだ全国で行けていない場所もたくさんあるので、行ったことのない場所でライブをしてみたいです! 北海道とか沖縄に行きたいです! 楽しそうだから……(笑)。

  • (C)藤本和典/白夜書房

■東村芽依
1998年8月23日生まれ。奈良県出身。2016年にけやき坂46の1期生としてグループに加入し、2019年に日向坂46としてデビュー。5thシングル「君しか勝たん」収録の1期生曲「どうする? どうする? どうする?」で初センターを務めた。また、グループ随一の運動神経を誇り、『炎の体育会TV』(TBS系)や『SASUKE』(TBS系)に出演するなど、個人としても注目を集めている。