――仮面ライダー役ということで、事前にアクションの練習をされたりしましたか。

撮影に入る前、他のみんなと一緒にアクション練習をやっています。でも運動が得意ではないので、大変だったという思いしかなかったです(笑)。受け身の取り方やダメージの少ない転び方などを中心に練習をしました。撮影現場では、一歩間違えば大怪我につながるようなことがありますから、頑張ろう!と思いました。でも撮影に入ると、すでに監督からは「走り方、変わってるね」と言われまして(笑)。もっと鍛えなければ、と張り切っています。

――祢音のキャラクターを演じた感想はいかがですか?

祢音も私も、インフルエンサーとして活動をしていたので、役にもすんなりと入ることができました。私自身は「セレブ」ではないから厳密には違うんですけど、普段やっていることが似ているので「これって、私やん!?」って最初思いました(笑)。あとは「いつも明るさを忘れない」「一度やると決めたら全力で最後までやる」といった性格が共通していると思いますので、自然体で演じることができています。

――仮面ライダーといえば「変身」が大きな見せ場になると思います。仮面ライダーナーゴの変身ポーズはどのようにして考えたのでしょう。

変身後のナーゴを演じられる宮澤雪さんといっしょに、祢音らしさ、ナーゴらしさを採り入れた独創的な変身ポーズを考えました。「かわいさ全振り」なので、お披露目を楽しみにしていてほしいです。

――他の男性ライダーとは違う、ナーゴ/祢音ならではの個性はどういうところにありますか。

現在発表されているライダーの中で、ギーツとバッファの2人は強いんですけど、タイクーンとナーゴは出てきた当初はフワッとしたかわいらしい印象なんです。視聴者の方々からすると、仮面ライダーであっても最初から強いわけではなく、普通の人寄りなナーゴ/祢音ちゃんのようなキャラクターは、親しみやすい立ち位置なのではないかと思っています。

――制作発表やWEB番組で集まったレギュラーキャスト陣の中では、女性レギュラー同士ということで星乃さんとツムリ役・青島心さんがよいコンビのように見えました。

私にとってはお姉さんができたみたいで、いつも仲良くさせてもらっています。心さんとは姉妹のようにお互い頼り合って、支え合って、すてきな関係が築けていると思います。とても気が合うと感じたのは、音楽の好みが同じところです。歌のジャンルや好きなアーティストさんが共通していて、控室で音楽をかけているときは一緒に口ずさめたりして、すごくいい雰囲気です。

――撮影を離れたところで、キャストのみなさんと交流があったりしますか。

一度みんなで焼肉を食べに行ったことがありました。みんなラーメンが大好きで、撮影所周辺で「ここが美味しいよ」とか、あちこちのラーメン情報を交換し合ったりしているのが楽しいです(笑)。

――いよいよ放送開始となる『仮面ライダーギーツ』、その見どころを星乃さんから教えてください。

「仮面ライダーたちが生き残りをかけて謎めいたゲームに挑むという、新しい世界観のストーリー」そのものが大きな見どころです。長い歴史を持つ仮面ライダーシリーズだけに、期待をしてくださる人たちがたくさんいらっしゃって、プレッシャーを感じてはいるのですが、そんな期待に十分応えられるくらい面白い作品に仕上がっていると断言できます。『仮面ライダーギーツ』、ぜひたくさんの人たちに観ていただきたいと思います。

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