日本テレビ系大型特番『24時間テレビ45』(27日18:30~)で、作曲家・すぎやまこういちさんの半生を、安田顕の主演でドラマ化することが、25日に放送された同局系バラエティ番組『THE突破ファイル』で発表された。

  • 安田顕=日本テレビ提供

全世界累計8,400万本を出荷したゲーム『ドラゴンクエスト』のテーマ曲として知られる「序曲」は、東京2020オリンピック開会式の選手入場曲として演奏され、大きな反響を呼んだ。作曲したのは、CMソングや歌謡曲など、多くのヒット曲を手がけた作曲家・すぎやまこういちさん。昨年9月、惜しまれつつこの世を去ったすぎやまさんが、いかにして『ドラゴンクエスト』と出会い、あの名曲を生み出したのか。そこには数多くの奇跡と、いくつもの困難を乗り越えた、まさに勇者たちの熱い物語があった…。

今回は、そんな知られざる伝説の物語を個性豊かなキャスト陣で『すぎやまこういち物語 ドラゴンクエスト「序曲」知られざる誕生秘話』(28日9:50頃~)と題してドラマ化する。

安田は、主人公・すぎやまこういち役を演じ、その付き人役に野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ドラゴンクエストの制作チーム役に平子祐希(アルコ&ピース)、芝大輔(モグライダー)、加賀翔(かが屋)、古屋呂敏。女性職員役として、ももいろクローバーZの百田夏菜子が出演する。

安田は「このお話を頂いたとき、ドラゴンクエスト『序曲』の壮大な音楽が頭の中に広がりました。世代を超えて愛される音楽を作られた、偉大なすぎやま先生を演じさせていただき、大変光栄です。すぎやま先生がどのようなお方だったのか、皆様に届くことを願っております。ぜひ、ご覧ください」と話している。

また、すぎやまさんには、「子供たちに沢山の音楽に触れてほしい」という思いがあった。25日に放送された『THE突破ファイル』では、東京から約2,000キロ離れた石垣島の石垣第二中学校に、女優・波瑠がサプライズ訪問する様子を紹介。おととし、すぎやまさんは、吹奏楽・マーチングバンド部の生徒たちが古い楽器を使っており、修理や調整に苦労していたことを知り、たくさんの新品の楽器を寄付したのだという。

そんな思いを受け継いだ吹奏楽・マーチングバンド部の生徒約40人が、波瑠による指揮のもと、国技館でドラゴンクエストメドレーを生演奏する。