お笑いコンビのアンガールズが、20日に開催されたフジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#22』にゲスト出演し、かつて一大ブームを巻き起こした番組『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ)を振り返った。

  • (左から)山根良顕、田中卓志、ヒャダイン

漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽クリエイターのヒャダインによる同イベント。ヒャダインは今、『ヘキサゴン』の音楽シーンについて調べているそうで、当時の出演者だったアンガールズにいろいろ聞いてみたいと楽しみにしていた様子だ。

クイズ番組でありながら、おバカ解答者で「羞恥心」「Pabo」といったユニットを結成し、出したCDは大ヒット。局の垣根を越えて『NHK紅白歌合戦』まで出場し、その他にも出演者によるユニットが次々に生まれてはヒットを飛ばしていった状況に、ヒャダインは「当時は当たり前のように見てましたけど、今考えたら日本中があの渦にカルトみたいになってたと思って」と分析する。

クリス松村と「ラクダとカッパ」を組んでいた山根良顕は「羞恥心とかPaboだけじゃなくて、いろんなものを出していこうという戦略の中であったんだと思います」「上地(雄輔)のおこぼれのキャーをもらってましたけど、アイドルをやってるみたいなのはありましたね」と当時の空気感を語り、ヒャダインは「何を出しても売れるみたいな流れがあった」と、同業者から見て無双状態だったという。

しかし、ヒャダインは「田中さんは全然ユニットに入らなかったですよね」と指摘。田中は「よく気付きましたね! 俺歌ってないんですよ。『AIR BAND』っていうので庄司(智春)さんがメインで、後ろでキーボード弾いてるみたいなことくらい」と認め、「『ヘキサゴン』の中でも1軍・2軍があって、俺はもう3軍みたいな感じで。だから俺が『ヘキサゴン』でやる仕事って、夏休みにスペシャルで沖縄とかに行って、女性タレントにちょっかい出したり、告白してフラれる役だけ(笑)」と、その後につながるポジションを確立したそうだ。

ヒャダインからは、誰もが忘れていたユニット名など『ヘキサゴン』知識が止まらず、これに刺激を受けた田中は「僕も1回調べときます。語り部としてちゃんと伝えられるように」と話し、カルト的な人気を誇った伝説を継承していく意思を示した。

今回のライブでは、アンガールズの代名詞「ジャンガジャンガ」のネタを視聴者募集して本人たちに披露してもらう「投稿ジャンガジャンガ選手権」を開催予定だったが、このネタ作りが想像以上に困難であったことが判明。田中も「1日に1個できれば」というほどのレベルだった。

そこで急きょ、能町が「ジャンガジャンガ」のすごさをプレゼン。3つのポイントを挙げて「めちゃくちゃ高度なことをしてるのが分かってしまった」と分析すると、山根は「自分たちでも意識してなかったです」と思わぬ発見があったようだ。

今回のライブの模様は、9月4日23時59分まで追っかけ再生が可能で、チケットは同日18時まで販売。そして、放送可能な部分のみ編集し、地上波フジテレビで9月16日(26:55~)に放送。後日、同局の動画配信サービス・FODで配信される。

次回のライブは、9月24日にオンラインで開催され、ゲストには久保がハマっているぼる塾が登場。久保と田辺智加による新大久保ロケの模様も上映される。

(C)フジテレビジョン