かんぽ生命保険は、「資産の把握状況に関する調査」の結果を8月5日に発表した。同調査は7月1日~3日、全国の20~70代男女1,329名を対象に、インターネットで実施した。

  • 資産管理に不安を感じることがありますか

資産管理に不安を感じることがあるか尋ねたところ、69.4%が「感じる」「少し感じる」と答えた。男女別でみると、男性の64.3%、女性の74.6%が不安を感じると答えている。不安を感じると回答した年代は、40代(79.4%)が最も多かった。性年代別では、30~50代女性が順に84.5%、83.3%、80.8%と、それぞれ8割を超えている。

資産管理に不安を感じる理由について聞くと、「資産管理の仕方が分からないから」(43.3%)が最も多く、「なんとなく苦手意識があるから」(40.4%)、「面倒だから」(27.2%)と続いた。「インフレへの対処に自信がないから」「いつまで生きるか分からないから」という回答もあった。

年代ごとで見ると、30代は「苦手意識」が強く、「時間がないから」が他の世代より多い傾向にある。60代は「書類の管理が大変だから」(32.6%)が、平均より8.4ポイント高かった。

  • 資産管理に不安を感じる理由

管理に少しでも不安を感じる資産について聞くと、1位は「現金・預貯金」(67.5%)、2位は「生命保険」(38.9%)、3位は「投資」(31.0%)となった。

  • 管理に少しでも不安を感じる資産

今回の調査では、あることは分かっているが、内容を正確に把握できているか自信がない資産のことを「もやもや資産」と定義している。「現金・預貯金」「生命保険」「投資」と回答した割合は3割を超えており、多くが内容を十分に把握できているか自信がない"もやもや資産"を抱えていることがわかった。

このデータをもとに、"もやもや資産"の国内推定総額を算出すると、一世帯あたり1,000万円以上、国内総額は約600兆円にのぼると推定されるという。

特に"もやもや資産"の金額が高いのは、60代以上のシニア世代で、一世帯あたり全世代平均の約1.7倍に相当する約1,750万円を超えると推測されている。

親と資産の話をしたのはいつか尋ねたところ、64.4%が「話したことはない」と答えた。

  • 親と資産の話をしたのはいつですか

親に何かあったときに備え、親の資産内容や状況を把握しているか聞くと、37.7%が「まったく把握していない」、27.9%が「一部把握しているが、すべては把握していない」、25.5%が「ほとんど把握していない」と答えた。「全て把握している」は8.9%に留まっている。

  • 親に何かあったときに備え、親の資産内容や状況を把握していますか