神社仏閣で、また結婚式などの場で耳にすることもある「雅楽」。日本古来から伝わる伝統ある音楽ですが、「雅楽って何?」と聞かれても答えるのは難しいもの……。

では、実際に雅楽を演奏する方に聞いてみるとどうでしょうか? ロボットエンジニアであり雅楽芸人のカニササレアヤコ(@Catfish_nama)さんが投稿したツイートが話題になっています。カニササレさん、雅楽ってなんですか?

  • 雅楽で使われる「笙(しょう)」 ※画像はイメージです

10年雅楽をやっていても未だに「雅楽ってなんですか?」の問いに「あの神社で聞こえるミャ~ってやつです」以外の答えを持たない(@Catfish_namaより引用)

サンミュージックプロダクションに所属する芸人であり10年雅楽をやっているカニササレさんでも、「雅楽って何?」と聞かれても「あの神社で聞こえるミャ〜ってやつです」以外の答えを持たないとのこと。漆を塗った竹製の管楽器「篳篥(ひちりき)」の音は、確かに「ミャ~」と聞こえますが、雅楽の説明、難しそう……。ちなみにカニササレさんによると、複数の音を鳴らして和音を作る「笙(しょう)」の音は「ファ~」だそう。

そしてこのツイートは13.3万件のいいね、2.1万件のリツイートと多くの反響を呼んでいます(8月10日時点)。シンプルな説明ですが、「一瞬で脳内で音が再生された 確かにみゃ~だアレ」「まあでもこの説明で大体わかるのすごいと思う」「でも最適解なんですよねぇw」「受け取る側のキャパを理解してくださっている」と納得する方が続々。

他にも「ファ~かと思ってた」「フェ~~~~プェ~~」「僕ずっと勘違いしてたわ。『みょ~~~~』だと信じてた。」と「こう聞こえていた」というコメントもあるように音の受け取り方は人それぞれですが、カニササレさんの説明で理解する方は多いよう。

また雅楽に限らず「吹奏楽やオーケストラなんかでも、マイナーな低音楽器だと説明する時はだいたい『あの低い音のでるデカいやつだよ』としか言えません。」と楽器の説明に困る……というリプライも。聞いたことがある楽器でも、詳細に説明するのは難しいものかもしれません。

なおカニササレさんは自身のTwitterやYouTubeで笙を演奏する多くの動画をアップされています。なかにはお馴染みのあの曲が絶対雅になってしまう動画も。

ゆったりと荘厳な雅楽の印象がちょっと変わるカニササレさんの投稿や動画、気になった方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?