――今回のオーディションや、その他の場面でもいいのですが、これまで受けた中で印象的な言葉はなんですか?

K:今回の特徴はチームとして見せることなので、その部分はたくさんフィードバックをいただいたのかなっていうふうに思いますね。どんなときでもチームとして見せる。指先、頭や首の向きとか、視線の置き方とか全て“合わせる”ことに対してすごくフィードバックをもらって。なので、「合わせろ、合わせろ」というのをずっと言われて、すごくその言葉を覚えてますし、印象的です。

TAKI:僕は結構パフォーマンスをするときに、「その世界に入り込めてるのか?」とすごく言われたんです。そうじゃないと「TAKIの良さが出ない」ということを言われて。振りを練習することも大事だけど、やっぱりもっと音楽を聴いて自分の世界に入り込むことことが大切だよと言われたのが、一番印象的です。一番近道になった言葉だったんじゃないかなって思ってます。

NICHOLAS:僕の印象的な言葉は、「a perfect is all by myself」という言葉です。僕は時々自信がなくなる時期があるんですけど、詩集を読んで、この言葉を見つけました。誰もがパーフェクトじゃないから、いつも自分を信じて頑張って努力したら何でもできるという意味で、気持ちが沈んでるときは自信になる言葉で、いいなと思います。

EJ:僕は中学生のときにフェンシングを習ったことがあるんですけど、辞めるときにコーチから言われた「EJなら何でもできるはずだよ」という言葉です。この仕事を始めるときもその言葉で勇気をもらって、今でも迷うときや大変なときは、その言葉を思い出して頑張ってます。

■チームワークを作るために「口に出して共有する」

――今回のオーディションに必要不可欠なチームワークを作る上で、大切にしていることを教えてください。

K:僕はコミュニケーションと観察することですね。お互いが心の底からどう思っているのかは、やっぱり口に出して話さないと分からないことがすごく多いので。「本当はこういう気持ちだった」「それで合ってるよ」っていう認識もそうですけど、口に出して共有することがすごく大事だと思うので、特にこの4人でいるときは週に1回は集まってミーティングをして、何気ない会話から1週間あったこととか、こういうときはつらかった、うれしかったっていうのを話すようにしたんですよ。そこからすごく本当の意味で信頼し合える仲になれたんじゃないかと思っています。メンバーが増えると、そういうことが言えないこともあると思うので、常にみんなの表情をみて、例えば元気がなさそうだったら近づいて声をかけたりとかは、自然とこの4人はできてるんじゃないかなと思います。そして一番年上なので、そういう意味でもそこは意識してやろうかなと思っています。

NICHOLAS:僕もコミュニケーションが一番大事だと思うんです。チームでコミュニケーションして出た結果は大事だと思います。

EJ:僕も同じように、本当に心は口に出さないと、他の人は分からないはずだから、お互いに話し合って、コミュニケーションすることが一番大事だと思います。

TAKI:僕も似たような感じになっちゃうんですけど、やっぱり話すって大事だなと思って。本当に練習のときとかだけじゃなくて、心から仲良かったり、信頼し合える関係っていうのが一番いいし、今もこの4人は家族のような関係なので、そういう関係を練習生のみんなとも作れたらいいなって毎回思ってます。

――本心を語り合うというのは、意見がぶつかることもあるのではないかと思うのですが、そういう場面もありましたか?

K:それは、ありましたね。でも、ケンカではなくあくまでも意見の違いによるものでした。

EJ:2人の意見の違いがあったら、他の人が間に入ってコントロールしてくれたり、そういうふうに解決していきますね。だから、僕たちは信頼して、心の内を言葉に出して共有し合えるんじゃないかなと思います。

――そうすることで、よりチームワークが深まっていくんですね。今回は、ありがとうございました。

  • 『&AUDITION』の参加メンバー