「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」の2022年の運行がスタート。8月5日に札幌駅を発車し、4日間かけて道東方面を走行する。今年は8~9月にかけて、昨年より1回多い計8回の運行を予定している。

  • 札幌駅を出発し、千歳線を走行する「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」。ディーゼル機関車2両と電源車1両、客車5両の編成で運転される(筆者撮影)

東急とJR北海道が運行する「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」は、JR北海道が所有するディーゼル機関車2両、東急電鉄が保有する電源車1両と、伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS」(伊豆急行2100系)を5両に短縮した編成で道内を走る。

昨年までと同様、今年も札幌駅から道東方面のルートを基本としつつ、新プランも提供し、サービスがさらに向上するという。新たなルート「HOKKIADO CRUISE LIMITED ~壮大な大地を感じる美しさ煌めく旅~」では、初日の帯広駅到着後、バスでホテルへ移動し、しんむら牧場で夕暮れと自然を体感して1泊。2日目は屈斜路湖や阿寒湖、摩周湖の雄大な風景を堪能する。3日目は北見、遠軽、大雪山といった車窓を満喫し、最終日は富良野や美瑛を散策して札幌駅へ戻る。

  • 「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」に使用される伊豆急行2100系「THE ROYAL EXPRESS」(3月14日の体験取材会にて、筆者撮影)

2022年の運行初日となった8月5日は新プランでの運転。11時頃に札幌駅を発車し、千歳線などを経由して帯広方面へ向かった。昨年まで、牽引するディーゼル機関車は2両とも黄色のカラーリングを施した機関車をおもに使用していたが、今回の運行では2両中1両が従来の赤色の機関車に。沿線では親子連れや鉄道ファンらが集まり、黄・赤・白・青のカラフルな編成を見送っていた。

「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」は今夏、新プランと従来のプランを織り交ぜつつ、8~9月に計8回の運行を予定している。新プランのうち2回は、有名ホテルへの前泊付きプランとなっている。