パナソニックは8月2日、「子どもの夜更かし」をテーマにしたアンケート調査の結果を発表した。調査は7月6日~7日、小学生の子どもを持つ20~40代の母親300名(子どもの学年で均等割付)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、子どもの「寝る時間が遅いと感じる」母親は64%。また、72%が「もっと早く寝てほしい」と思っている。
そこで、子どもたちが平日何時頃に就寝しているのかを聴取したところ、低学年では「21時くらい」(31%)、中学年・高学年では「22時くらい」(中学年27%、高学年23%)がそれぞれ最多。また、小学校高学年では「22時半くらい」と答えた人も16%見受けられ、合計すると「22時台」に就寝している割合が約4割(39%)にのぼることが明らかに。
一方、母親たちが小学生だった頃に寝ていた時間は、「21時」が最多。母親たちが小学校中学年・高学年だった頃と、現在の子どもたちを比較すると、就寝時間が実に1時間も遅くなっていることがわかった。
続いて、「子どもが夜更かしをしているとき、何をしていることが多いですか?」と聞いたところ、「テレビの視聴」(44%)、「ネット動画の視聴」(32%)、「ゲーム」(29%)が上位に。また、子どもの平日の就寝時間が22時以降のグループにおいては、「ネット動画」(47%)、「ゲーム」(36%)の割合が特に高くなる傾向がみられた。
母親たちに「子どもの夜更かしに対する気持ち」を聞くと、「子どもの寝不足が心配になる」(59%)、「子どもの成長に影響が出ないか心配になる」(50%)、「子どもが翌日起きれるかが心配になる」(47%)が上位に。
一方で、子どもに対して理想的な時間に就寝を促す「睡眠前の環境づくり」を「普段からおこなっている」人は37%にとどまり、6割以上が、睡眠前の環境づくりができていないということが明らかに。特に、子どもの平日の就寝時間が22時以降のグループでは、睡眠前の環境づくりを「普段からおこなっている」人の割合がわずか19%だった。