エイチームは7月25日、「引越し先の街・物件選び」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は5月19日~6月22日、同社運営サイト「引越し侍」を利用して引越しをした男女1,872名を対象にインターネットで行われた。

  • 引越し先の街を選んだ理由ランキング

    引越し先の街を選んだ理由ランキング

引越し先の街を選んだ時に重視したポイントを尋ねたところ、「通勤のしやすさ」(49%)、「周辺環境の充実さ」(39%)、「治安の良さ」(23%)が上位にランクイン。また、4位には「都心部へのアクセスのしやすさ(20%)」がランクインするなど、「通勤」「環境」「都心部へのアクセス」といった「便利さ」を重視した人が、なんと全体の67%にものぼることが判明。

この結果を、「フルリモートワーク」「ハイブリッド勤務」「出社勤務」の勤務形態別にみると、出勤の頻度が高い順に「通勤のしやすさ」が重視され、反対に頻度が低い順に「周辺環境の充実さ」や「治安の良さ」が重視される割合が高まるという傾向が見てとれた。

  • 物件を選んだ理由ランキング

    物件を選んだ理由ランキング

次に、「物件選び」に関して調査したところ、いずれの勤務形態も1位「家賃」、2位「間取り」、3位「広さ」という結果に。

しかしながら、1位の「家賃」についてそれぞれの割合を見てみると、オフィスワークがある「出社勤務」(73%)と「ハイブリッド勤務」(79%)が7割を超えたのに対し、「フルリモートワーク」のグループは65%と、家賃を重視する人の割合が少ないことが明らかに。一方「間取り」や「広さ」といった項目は、フルリモート勤務のグループで割合が多くなったことから、リモートワークが中心のグループでは「多少家賃を上げても、広さや間取りを希望通りにしたい」と考えていて、オフィスワークが多いグループでは「広さや間取りを求めない代わりに、家賃は予算より上げたくない」と考えていることがわかった。

  • 今回の引越しにおいて、家賃が上がったか下がったか

    今回の引越しにおいて、家賃が上がったか下がったか

今回の引越しにおいて、家賃が上がったか下がったかを教えてもらったところ、56%が「上がった」と回答。今の家賃との差額は、平均して1万1,759円のプラスとなった。

勤務形態別に見ると、「上がった」と答えた人の中でも、「フルリモートワーク」はプラス4万2,162円と最も金額幅が大きく、反対に最も小さいのは「出社勤務」のプラス2万9,287円で、その差は約1万2,000円という結果に。また、「下がった」と答えた人の中では、「フルリモート勤務」のグループが最も金額幅が小さくマイナス2万3,881円、「ハイブリッド勤務」のグループが最も大きくマイナス3万9,263円となった。