夏のクルマ旅にオススメの「道の駅」は? キャンピングカーで車中泊をしながら、全国1,180カ所以上の道の駅を訪れた達人・浅井佑一さんにいくつかの候補地を挙げてもらいました。今回は道の駅「のと千里浜」。日本海を背景に愛車と写真を撮れば、一生の思い出になるかもしれません。

  • 千里浜なぎさドライブウェイ

    クルマ好きなら訪問必須? 道の駅「のと千里浜」

オススメは塩むすび!

道の駅のある石川県羽咋市はもともと米作の盛んな地域で、道の駅の開設に合わせて自然栽培の「羽咋米」をブランド化して看板商品にしている。農薬、肥料、除草剤を一切使わずに育てた自然栽培米で、コシヒカリのなかでも粒が小さくてかため、雑味が少ない品種。道の駅内には羽咋米を使ったオリジナル商品が豊富にそろっているが、まず食べてもらいたいのが「塩むすび」である。

毎朝店内の羽釜でお米を炊いて、能登の天然塩を使ってにぎった塩むすびを販売している。シンプルだが、お米の味わいが最もよくわかる食べ方なのでは。

  • 道の駅「のと千里浜」

    羽咋米を使ったお土産が豊富な道の駅「のと千里浜」

年間で1万袋も売れる人気商品「羽咋米せんべい」や、羽咋米を使った甘エビと焼き鯖の棒寿司もある。棒寿司は冷凍状態で販売されているので、クルマで立ち寄った人もお土産として持ち帰りやすい。ポップライス、米粉を使ったロールケーキもあり、もちろん道の駅では羽咋米の販売もしている。

  • 道の駅「のと千里浜」
  • 道の駅「のと千里浜」
  • 羽咋米を使った棒寿司も試してほしい逸品

そして、のと千里浜へ行ったらぜひ体験してもらいたいのが「千里浜なぎさドライブウェイ」である。道の駅のすぐ目の前には、クルマで走れる日本唯一の砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」があり、全長約8㎞にわたる波打ち際をドライブすることができる。その爽快感はここでしか体験できないものだ。

  • ランボルギーニ「ウルス」
  • ランボルギーニ「ウルス」
  • ランボルギーニ「ウルス」
  • 「千里浜なぎさドライブウェイ」をランボルギーニ「ウルス」で走ってみた!(編集部撮影)

はじめは恐る恐るといった感じでクルマを砂浜に乗り入れるが、観光バスも走っているくらいなので、オフロード車や4WD車でなくても問題なく走行できる。

ただし、海水を含んで砂が硬く締まったところと砂が乾いたところがあって、乾燥したところはタイヤが埋もれる可能性があるので注意したい。クルマを脇に止めて記念写真も撮れる。

砂浜を走ると砂汚れが気になるが、道の駅では走り終えたクルマが足回りを洗車できる「RVシャワー」の設備が無料で使えて便利。約1分間、クルマの下回りを洗い流してくれる。クルマのタイヤ回りを目がけて結構な勢いでシャワーが出てくる。まあ、いってみればクルマの足湯のようなものだ。

  • 道の駅「のと千里浜」

    クルマが砂で汚れたらRVシャワーでケアしよう

道の駅には地元食材を使ったレストラン、ジェラート店、足湯、RVパークなど施設が充実している。

■Information
「道の駅 のと千里浜」
【場所】石川県羽咋市千里浜町タ1-62 のと里山海道・千里浜ICより約300m
【営業時間】直売所9:00~17:00(土日祝は~18:00)、レストラン11:30~14:00(LO 13:30)
【定休日】第2・4水曜