リクルートは7月20日、「ホットペッパーグルメ外食総研」が実施した、外食時に節約のため注文をためらった高級食材についてのアンケート調査の結果を発表した。調査は6月1日〜13日、首都圏、関西圏、東海圏に住む20歳〜69歳の男女を対象に行われたもの。有効回答は6,239件。

  • 食材の値上げに応じた節約のため、外食時に注文をためらったり、注文したいものをあきらめたりすることがあるか

まず、食材の値上げに応じた節約のために外食時に注文をためらったり、注文したいものを諦める事があるかを聞いたところ、「いつもそうだ」(9.6%)と「たまにある」(37.9%)が合わせて47.5%となった。性年代別で最も多かったのは20代女性で62.2%、逆に最も低かったのは60代男性で31.6%となった。

「いつもそうだ」のみでは、40代女性が12.7%、「まったくない」でみると、60代男性が19.8%でそれぞれ最多となっている。

節約のため、外食の注文時にどのような我慢をしているかを尋ねた。すると、41.9%が「単価の高いものを我慢することが多い」と回答。「単価に限らず我慢」「単価より量で我慢」は合わせて65.6%となっている。

  • 食材の値上げに応じた節約のため、外食の注文時に我慢すること

一方で、「外食時には我慢はしない」とした人も34.4%いた。性年代別では、40代女性が我慢する割合が計74.7%で最も多かった。逆に低かったのは60代男性で50.8%であった。

外食の際に注文をためらったり諦めたりした高級食材について、具体的な品目を聞いたところ、個別品目で上位となったのは、「ブランド牛肉(松坂牛、神戸牛など)」(17.5%)、「うなぎ」(14.0%)、「うに」(8.8%)。

  • 食材等の値上がりを受け、外食の際に注文をためらったり、あきらめたりした高級食材

性年代別・圏域別ではそれほど顕著な差はなかったが、「ブランド牛肉(松坂牛、神戸牛など)」では関西圏での選択率が20.3%、「うなぎ」では東海圏が18.2%、「うに」では首都圏が9.4%とそれぞれ他圏域よりやや多かった。

お得に食べられるフェアやイベントなどがあれば、外食しに行きたくなる高級食材を尋ねてみた。すると、「ブランド牛肉(松坂牛、神戸牛など)」(49.7%)と「うなぎ」(33.8%)が上位に。以下、「カニ(ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニなど)」(30.8%)、「牛タン」(29.1%)が続いている。

  • お得に食べられるフェアやイベント等があれば、外食しに行きたくなる高級食材

性年代別では、「うなぎ」においては男女とも20代のニーズは高くないが、60代男性では選択率43.7%となっている。圏域別では、関西圏で「ブランド牛肉(松坂牛、神戸牛など)」(56.7%)、東海圏で「うなぎ」(38.6%)、首都圏で「うに」(21.4%)がそれぞれ他の圏域より相対的に高かった。