映画『コンビニエンス・ストーリー』(8月5日公開)の完成披露試写会が19日に都内で行われ、成田凌、前田敦子、六角精児、三木聡監督が登場した。

  • 左から六角精児、成田凌、前田敦子、三木聡監督

    左から六角精児、成田凌、前田敦子、三木聡監督

同作は三木聡監督によるオリジナル作。スランプ中の若手脚本家加藤(成田凌)は恋人の愛犬・ケルベロスのペットフード「犬人間」を買いに出かけたはずが、ひょんなことから欲しいものがなんでも見つかるコンビニエンス・ストア「リソーマート」に迷い込む。妖しげな人妻・惠子(前田敦子)と出会い、創作意欲が湧き始める。

撮影の思い出を聞かれたキャストは、とにかく寒かったと回想。成田は「前田さんはシャツ1枚でびしょ濡れになるとか。目の前でガソリンを浴びるのでそれを止めるシーンがあって、びしゃっとなってカットがかかるとみんなぶわーって前田さんのところに行って、自分の前を通り過ぎて。自分も同じくらい濡れてるのにと思いながら……」と切なく振り返る。

前田が「男の子が1人タオルもってきてくれたよね」とフォローすると、成田は「遠くからちっちゃいタオル持ってきてくれて。前田さんが大事に5〜6人に囲まれながら楽屋に戻っていくのに自分もついて行ったら『あ、成田さんはロケバスでお待ちください』と言われて。ちっちゃいタオルで、寒っ……という精神的な過酷さも」と苦笑した。

前田は「フォローしたかったんですけど、本当に寒すぎて、しゃべれなかったんですよ。みんなが運んでくれながら、感じてはいました」と慰める。「すごい1人で、しかも誰かに『ロケバスにいて!』って言われてて、『すごい扱いが!』と思って」と成田の過酷さも感じていたようだった。