Lboseは7月15日、「インボイス制度の導入に関する調査」の結果を発表した。調査は6月21日~22日、全国のフリーランス500名(専業フリーランス388名、副業フリーランス112名)を対象にインターネットで行われた。

  • インボイス制度導入後の選択肢

    インボイス制度導入後の選択肢

調査によると、このインボイス制度について知っているか尋ねると「制度内容は知っていて、理解している」が19.4%、「名前は知っているが、制度内容はなんとなくしか知らない」が31.6%、「名前を知っているが、制度内容は全く知らない」が24.6%、「名前も制度内容も全く知らない」が24.4%という結果に。約半数が制度内容を知らなかった。

続いて、インボイス制度導入後の考えられる選択肢を聞くと、「課税事業者として活動する」が35.2%、「免税事業者として活動する」が33.0%、「企業に正社員・契約社員として入社する」と言う人は17.6%だった。

  • インボイス制度導入後について(専業フリーランス)

    インボイス制度導入後について(専業フリーランス)

インボイス制度導入後について、専業フリーランスと副業フリーランス別に見たところ、専業フリーランスの場合では、「課税事業者として活動する」(38.7%)や、「免税事業者として活動する」(34.3%)が多い結果に。また、「企業に正社員・契約社員として入社する」という人は、14.9%いることがわかった。

  • インボイス制度導入後について(副業フリーランス)

    インボイス制度導入後について(副業フリーランス)

一方、副業フリーランスは選択が分かれるところで、「免税事業者として活動する」(28.6%)や、「課税事業者として活動する」(23.2%)のほか、26.8%が「副業を辞め、本業に専念する」と回答。

また、今後「免税事業者として活動する」と回答した人に、サービスの単価をどうするのか聞いたところ、64.2%が「提供するサービスの単価を変更しない」と回答した。