リスクモンスターは7月13日、第5回「隣の芝生(企業)は青い」の調査結果を発表した。調査は5月23日~24日、全国20~69歳の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。

  • 羨ましいと思う勤務先ベスト20

    羨ましいと思う勤務先ベスト20

同調査は、自身が勤める企業と比べて、知人や友人の勤務先がどれほど「青く見えているのか」を調べるもの。その結果、知人や友人の勤め先に対して、「羨ましいと感じたことがある(以下、羨ましい)」(32.7%)が「羨ましいと感じたことはない(以下、羨ましくない)」(67.3%)を下回り、約7割の人が、隣の芝生(企業)を青いと感じていないことがわかった。

「羨ましいと思う勤務先」は、第1回調査から変わらず、1位「国家公務員」(13.1%)、2位「地方公務員」(12.8%)という結果に。3位には、「トヨタ自動車」(5.8%)が民間企業のトップを堅持。4位には、高給のイメージが高い「キーエンス」が「ソニー」(1.8%)と並んでTOP5入りを果たした。

  • 羨ましいと感じるポイント

    羨ましいと感じるポイント

羨ましいと感じるポイントについて調べたところ、「給料が高い」(61.8%)、「福利厚生が充実している」(40.1%)、「会社に安定性がある」(39.4%)、「休みがとりやすい」(24.8%)、「会社の知名度」(24.5%)が上位に。

性年代別にみると、「福利厚生が充実している」(男性33.3%、女性46.2%)、「テレワーク等、働き方改革に取り組んでいる」(男性17.9%、女性25.1%)、「昇進の機会が多い」(男性19.9%、女性12.9%)の項目では、男女間で羨ましいと感じる度合いに差があり、若い世代ほど「昇進の機会が多い」「残業が少ない」ことに羨ましいと感じる傾向も見てとれた。

  • テレワーク実施別「羨望の有無」

    テレワーク実施別「羨望の有無」

次に、テレワーク実施別に「羨望の有無」を調査したところ、「羨ましくない」と回答した割合は、「週4回以上」(75.0%)及び「実施していない」(67.3%)で6割以上を占めた。「実施していない」層においては、業務柄テレワークができない勤務者が、テレワークの必要性を感じていない背景があると考えられる。

また、テレワーク実施別に羨ましいと感じるポイントを調査したところ、「週1回」においては、「テレワーク等、働き方改革に取り組んでいる」(31.8%)が全体に比べて10ポイント以上高く、テレワーク回数の少ない層は、多い層に対して羨ましいと感じている様子がうかがえた。

  • 勤務先への満足度が、隣の芝生の青さに影響

    勤務先への満足度が、隣の芝生の青さに影響

次に、自身の仕事・勤務先への満足度と、知人・友人が勤める企業への羨望度について調査したところ、自身の仕事・勤務先に満足していない人における羨望の有無が、概ね半々であったのに対して、自身の仕事・勤務先に満足している人においては、約8割が「羨ましくない」(77.4%)と回答し、「羨ましい」(22.6%)を大きく上回る結果に。

世代別、年収別にみると、世代とともに自身の仕事・勤務先への満足度が上がり、60代では60%以上が「満足している」と回答。年収別では、年収600万円以上の層において、満足しやすい傾向がみられた。

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