お笑いコンビ・オダウエダの小田結希が1日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で、グレていた過去を告白した。
『女芸人No.1決定戦 THE W 2021』で優勝したオダウエダの小田。冒頭「16歳のとき、グレて母親の手に負えなくなり、駆け込み寺に入れられていた」というしくじりを打ち明けると、ふんわりしたしゃべり方からは想像もできない過去に一同は驚く。小田は「しかも2回入ってます!」と笑顔で、“汚な金髪+眉毛全剃りヤンキー女”だった当時の写真を公開した。
中学1年の頃からグレ始めた大きな理由は母との確執。8歳のときに両親が離婚、母親は女手ひとつで3姉妹を育てるため忙しく働いていたが、姉2人は成績優秀なのに小田だけ勉強ができず、母とうまくいかなくなってしまったという。中学2年の夏には「お姉ちゃんのように勉強、頑張れるよね!」という母のプレッシャーから逃げ出すべく、1週間以上も家出。警察に補導されて母を号泣させたこともあったと振り返った。
その後定時制の高校に進学するも、毎日のように朝帰りを繰り返し、学校にも通わず荒れまくった生活を送っていた小田。ある日「もはや手に負えない」と判断した母に連れて行かれたのは、愛媛県西条市の自宅から車で8時間かかる愛知県岡崎市にある駆け込み寺だった。最初は絶望していた小田だが、笑顔で現れた住職の故・廣中邦充氏には悩みをすべて打ち明けることができ、「辛かったな」と寄り添う言葉をかけてくれたとか。
さまざまな問題を抱える男女8人との共同生活を始めて3カ月後、「地元に戻って学校に行きたい。でもまだ母親には会いたくない」という複雑な気持ちが芽生えた小田は、実家の近所にあるいとこの家で暮らしながら学校に復帰することに。ところが更生したのもつかの間、いとこが持っていたゲームにのめり込み、引きこもり生活に突入してしまう。そんな生活をどん底だと感じ、初めて自分の判断で「もういちど寺に戻ろう」と決意。再会した仲間たちに母親との問題を相談したところ、親からDVを受けていたという友人が発した、「お母さんがやさしいのいいな。一緒に住めるのいいな」という言葉で、ようやく母のありがたみに気がついた。2カ月後実家に戻った小田を母が「会いたかった!」と泣きながら抱きしめてくれ、「お母さんに受け入れてもらえるのってこんなにうれしいんだ」と実感、長年の確執が解けていったことを打ち明けた。
現在、ABEMAでは同番組を1週間見逃し配信中。