近畿日本鉄道と近鉄不動産、近鉄百貨店の3社は、奈良県で生産した野菜を「さくらライナー」で輸送し、近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店内でその日のうちに販売する実証実験を7月1日から開始すると発表した。
近鉄は大阪難波~近鉄名古屋間にて、特急「アーバンライナー」を活用した当日配送サービスを実施しており、今回の取組みは旅客鉄道ネットワークを活用した貨客混載輸送の第2弾に向けた実証実験に。近鉄不動産が「近鉄ふぁーむ花吉野」(奈良県大淀町)で生産したミディトマトやフリルレタスなどの野菜を販売する。
これまで宅配便等で運搬していた野菜について、福神駅から大阪阿部野橋駅まで「さくらライナー」で輸送し、近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店に昨年10月オープンした「ハルチカマルシェ」にて販売。大阪阿部野橋駅への到着時刻は平日11時51分・土休日12時51分。いずれも収穫から約3時間で店頭に並ぶという。