Parasolが運営する未婚男女のマーケティング研究機関「恋愛婚活ラボ」は6月30日、「シニア世代のマッチングアプリ」に関する調査結果を発表した。同調査は6月13日~16日、マッチングアプリ「ペアーズ(Pairs)」に登録する60代以上の会員1.2万人を対象に、インターネットで実施した。

  • シニア世代の80%が婚姻歴あり。そのうち80%が再婚目的でマッチングアプリを使用

同調査では、60代以上を「シニア世代」と定義している。「婚姻歴」に関して年代別で調査したところ、シニア世代の男性のうち結婚歴のある会員の割合は81.0%、シニア世代の女性のうち結婚歴のある会員の割合は88.8%だった。

結婚歴(離別・死別)のあるシニア世代の会員のうち、再婚を希望する男性は84.0%、女性は82.7%だった。シニア世代も、オンラインで再婚相手を探すことが珍しいことではなくなっていることがわかった。

「出会うまでの希望」に関して年代別で調べると、「マッチング後にまずは会いたい」と選択したシニア世代の男性は29.0%だった。30代の男性会員の14.1%と比べ、2.1倍も高くなっている。「マッチング後にまずは会いたい」と選択した女性は9.9%で、20代の女性会員の2.6%と比較して、3.8倍も多いことがわかった。

  • 「出会うまでの希望」に関しての年代別の差

マッチングアプリの「ペアーズ(Pairs)」に登録する60歳以上1.2万人のうち会員400人(男性200人・女性200人)をランダムで抽出し、年齢層の分布を調査した。その結果、60歳~69歳の会員の割合は男性が87.4%、女性が94.1%となっている。男女ともに70代以降になると会員数が激減し、70代以上の会員に関しては、男性が12.6%、女性が5.9%だった。

  • マッチングアプリを利用するシニアの年代