国家公務員に6月30日、夏のボーナス(2022年6月期の期末・勤勉手当)が支給された。内閣官房内閣人事局によると、一般職国家公務員(管理職を除く行政職職員)の平均支給額は約58万4,800円となり、前年より約7万6,300円(約11.5%)減少した。減少は2年連続で、過去最大の下げ幅を記録した。

内閣総理大臣の夏ボーナス約363万円

  • 主な特別職の2022年6月期の期末手当の支給額の試算例(出典:内閣人事局Webサイト)

内閣人事局は背景として、「人事院勧告に基づく給与法改正により、支給月数が0.075月引き下げられたこと(2.195月→2.12月)」「2021年8月に人事院が勧告したボーナス0.15カ月分の引き下げを反映させたこと」「職員の平均年齢の低下(34.6歳→34.2歳)等により平均支給額が減少したこと」などを挙げている。

このほか、特別職である内閣総理大臣に約518万円(※返納後の額は363万円)、国務大臣に約378万円(同約302万円)、一般職事務次官に約293万円、一般職局長クラスに約223万円、最高裁長官に約518万円、衆・参両院議長に約480万円、国会議員に約286万円が支給された(いずれも試算)。