タレントのタモリが、きょう1日放送のテレビ朝日系特番『タモリステーション』(20:30~)の新作「タモリ、カーリングを勉強する」でカーリングに挑戦する。

  • タモリ=テレビ朝日提供

北京五輪で日本中に感動と興奮をもたらした「カーリング」を、タモリが好奇心の赴くままに掘り下げていく。ロコ・ソラーレ生誕の地、北海道・常呂町にタモリが降り立ち、メンバーとともに街ぶらロケを敢行するほか、カーリングに関するさまざまな疑問も探究。そしてスタジオに実際の半分ほどの長さのリンクを設置し、ロコ・ソラーレ代表理事・本橋麻里氏、平昌五輪カーリング日本代表・山口剛史選手の指導のもと、タモリ、ゲストの木村佳乃、さまぁ~ず・三村マサカズが競技を初体験することに。

安全対策のため、帽子と手袋を着用&カーリング専用シューズに履きかえてリンクに集まった面々。最初に基本の投球フォームを教わるが、木村は「こんなに重いの!?」とまずはストーンの重さ(20キロ)に驚く。さっそく投げてみるものの、「左足の踏ん張りがきかない!」と一投目はバランスを崩し、ストーンを手放すことすらできない。2投目で何とかストーンを滑らせることに成功すると「初めてにしてはとてもフォームがいい!」と山口選手に褒められる。一方、膝に古傷を抱える三村は両脚にサポーターを装着しておそるおそる氷上へ。「心配するよりも笑ってほしいんだけど!」と芸人として複雑な心境を吐露しつつ投球に挑む。そんな中、ナイスショットを出したのがタモリ。山口選手も「ポーズが素晴らしいですね!」と絶賛する。続いて“ハウス(円形の的)上のストーンを狙って投げる”というテクニックを要するショットでも、皆が大苦戦する中タモリがスーパーショットを繰り出す。

最後は、北京五輪のデンマーク戦、第10エンドで藤澤五月選手が逆転勝利を決めたスーパーショットの再現に、タモリ、木村、三村に本橋氏も加わり一丸となって挑む。「ヤップ! ヤップ!」「そだねー!」と声をかけあい盛り上がって臨んだラストの試練、はたして逆転ショットは成功するのか。

初挑戦を終えたタモリは、「とにかく氷の上では自分が何もできないことを実感しましたね。明日は筋肉痛確定ですよ(笑)」と身をもって競技の難しさを知った様子。一方で、カーリングというスポーツの面白さ、楽しさも実感し、「考えてみれば“そだねー”って初めて言ったような気がしますけど(笑)、改めてカーリングは仲間と楽しんで盛り上がれるスポーツだなと思いました。常呂町ではカーリングホールが町の社交場のようになっていると聞きましたが、そんな町から銀メダリストが出るのは“当然”のようでいて、“奇跡”でもあるなと感じましたね」と、改めてロコ・ソラーレの活躍に思いを馳せる発言も。そして、『タモリ、カーリングを勉強する。』というサブタイトルどおり、「僕もカーリングの見方が180度変わりましたね。今度、試合を見るときはどうしても真剣になるだろうから、きっと疲れちゃうだろうなと今から思っています」と、番組で学んだ成果について語った。

■タモリ コメント

――カーリング初体験はいかがでしたか?

とにかく氷の上では自分が何もできないことを実感しましたね。投球では勢いよく蹴りだせないし、どうしてもストーンに体重をかけてしまうので、最初はストーンから手を放す勇気がなかなか出ませんでした。スイープも、ものすごくキツかったですね。スピードが保てるのは最初の5秒だけ。20秒間のチャレンジでしたが、体感的には1分ぐらいに思えました。明日は筋肉痛確定ですよ(笑)。

――氷上では「そだねー!」も飛び出しましたが、今回の『タモリステーション』の収録で最も感じたことは?

考えてみれば「そだねー!」って初めて言ったような気がしますけど(笑)、改めてカーリングは競技会じゃなければ仲間と楽しんで盛り上がれるスポーツだなと思いました。常呂町では2歳から80歳まで幅広い世代のみなさんがカーリングに親しみ、カーリングホールが町の社交場のようになっていると聞きましたが、そんな町から銀メダリストが出るのは“当然”のようでいて、“奇跡”でもあるなと感じましたね。そして、ロコ・ソラーレにもたくさんのドラマがあることを知り、それにもやっぱり心動かされました。 

――番組のみどころを教えてください。

今回の番組は、内容過多なんじゃないかなと思うぐらいボリューム感があります。いろいろなことが起こっていますからね。僕もカーリングの見方が180度変わりましたね。今度、試合を見るときはどうしても真剣になるだろうから、きっと疲れちゃうだろうなと今から思っています。