PLAN-Bが運営をするINUNAVI(いぬなび)は6月29日、「犬のおやつやドッグフードの添加物」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は6月9日~10日、10代~70代以上の全国の犬の飼い主252人を対象に、インターネットで実施した。

  • 愛犬のおやつやドッグフードに含まれる添加物が気になりますか

愛犬のおやつやドッグフードに含まれる添加物が気になるか尋ねたところ、63.9%が「どちらも気になる」と回答した。「どちらも気にしていない」(23.4%)という回答を、2.7倍以上上回っている。

添加物に対するイメージを聞くと、「体に悪い」(163件)が最も多く、「犬の病気の引き金になる」(17件)、「がんになる」(14件)と続いた。

  • 添加物に対するイメージ

犬のおやつやドッグフードに無添加や添加物不使用と書かれていたら購入するか尋ねたところ、43.7%が「無添加や添加物不使用と表示されていることを確認して購入する」と答えた。理由としては、「最近は大々的に表示されていたり分かりやすく記載されているのでついつい気にしてしまう」(女性/40代)、「不使用と書かれていたら、そこに安心して買っています」(女性/30代)といったものだった。

「表示があっても原材料を確認してから購入する」は28.6%だった。「無添加と書かれていても、たいてい添加物は入っているし、添加物の種類によっては愛犬に与えなくないものもあるから」(女性/40代) 、「無添加とか添加物不使用と書いてあっても、裏面の内容を見るとちょっと体に悪そうなものが入ってたりするので」(女性/20代)などのコメントが寄せられている。

「表記を確認せず、良さそうなら購入する」は23.8%だった。「あまりに気を使い過ぎると疲れてしまう為」(女性/30代)、「大手メーカの製品であれば、確認しないで購入してしまいます」(男性/60代)という意見が挙がっている。

  • 犬のおやつやドッグフードに無添加や添加物不使用と書かれていたら購入しますか

犬のおやつやドッグフードに含まれていたら購入しない添加物について尋ねたところ、「着色料」(123人)が最も多かった。2位は「防腐剤」(89人)、 3位は「特にない」(52人)、4位は「亜硝酸ナトリウム(発色剤)」(33人)となっている。

  • 犬のおやつやドッグフードに含まれていたら購入しない添加物

犬に添加物が入っているものを与えている飼い主のことは気になるか聞くと、「何も思わない、その人次第だと思う」(179人)という意見が多く、43人が「気にしない人なんだなと思う(少し気になる程度)」、11人が「犬がかわいそう、虐待だと思う」と答えた。

フリーコメントでは、「あまり犬に思い入れがないのかと思ってしまう」(男性/40代)、「本当に健康のことを考えるのならば添加物フリーのものを選んで与えてあげてほしい」(男性/30代)、「犬のことを何も考えていない、ペットをアクセサリーくらいにしか思っていないのではと感じる」(女性/40代)、「特別に気なりません。ただし、自分の飼っている犬にお菓子をあげようとしたときは丁重にお断りします」(女性/40代)という意見が挙がっている。

実際に添加物による愛犬の健康トラブルがあったか尋ねたところ、多くが「添加物が原因かわからない」と前置きした上で、21人が「アレルギーや皮膚炎」、16人が「下痢や嘔吐などお腹の不調」、7人が「目やに、涙やけ等目のトラブル」と答えた。

具体的なトラブルについて自由回答で答えてもらったところ、「古い油や、発泡剤で膨らませたフードで、愛犬がガンになった疑惑があります」(女性/50代)、「お肉を寄せ集めたジャーキーは、皮膚がかゆくなり、下痢気味になったことがある」(女性/40代)、「添加物のせいかはわからないが、フードが合わなくて嘔吐した」(女性/20代)、「添加物のトラブルか判明はしていませんが、0歳の時に石が尿に溜まり、管を入れて処置と薬で治療しました」(女性/30代)などのコメントが寄せられた。