きょう25日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『嗚呼!!みんなの動物園』(毎週土曜19:00~)では、カルガモ親子の引っ越しに密着する。

  • 引っ越しするカルガモの親子=日本テレビ提供

初夏の風が吹き始める5月、東京・町田市にある人工池で、毎年この時期になると見受けられる“カルガモ親子のお引っ越し”。母ガモは安全な人工池で赤ちゃんを産むと、およそ200m離れた恩田川へ、ヒナを連れて移動する。恩田川は茂みが多く、カラスや猫などの天敵から身を隠せることと、エサが豊富で食べ盛りの子どもたちを育てるにはうってつけの場所なのだ。

母ガモが生まれて間もない赤ちゃんを連れてヨチヨチと歩く“カルガモ親子のお引っ越し”は、見守る人々の心をほっこりさせ、近隣住民を一致団結させるきっかけにもなっている。

今年も始まりそうだと一報を受けた番組スタッフが現地へ急行すると、10羽の赤ちゃんを引き連れた母ガモが、今まさに引っ越しを始めようと動き出していた。

しかし、ほっこりするような愛らしい瞬間だけでは決してない。親子にとっては命の危機に直面する危険な移動。車や自転車など交通量が多く、カルガモの赤ちゃんにとっては、落ちる可能性のある溝の上も横断しなければならない。そして、道中襲いかかる恐れのあるカラスや猫など天敵の存在。実際に、過去に何匹もの赤ちゃんが命を落としてきた。まさに九死に一生、命がけの引っ越しと言える。

その危機を、町田市民が一致団結して救う様子も 心温まる見どころのひとつ。母ガモと10匹の赤ちゃんが無事引っ越しを終えられるのか…スタジオではMCの相葉雅紀も固唾を呑んでVTRを見守る。