MAMORIOは6月24日、20代~60代の男女男200名を対象に実施した、テレワーク勤務中における置き忘れや紛失の実態調査の結果を発表した。
これによると、52.2%がテレワーク中に業務に関する物品の置き忘れ・紛失を経験していることが分かった。また、紛失事故を会社へ報告した割合は13%にとどまっており、87%は報告をしていないと回答。テレワーク中の置き忘れ・紛失を経験した人のうち7.4%が紛失物を発見できず、見つからなかったと回答したという。
具体的には、「カフェで仕事の資料の入ったスマホを忘れてしまいました。自宅に帰り気づいてすぐお店に連絡し、保管してもらい、その日のうちに取りに行って事なきを得た」(30代男性)、「テレワークのため会社のノートパソコンを持ち帰り作業しようと思ったら、備え付けのUSBメモリーがなくなり大問題になった」(40代男性)といった体験者の声が寄せられている。
NP日本ネットワーク協会の調査によると、「紛失・置忘れ」が企業における情報漏えいの発生原因のワースト1位という。今回の調査でも、企業においてテレワーク中での紛失事故について、発生したにもかかわらず適切に会社に報告した割合が13%にとどまるなど、重大なセキュリティインシデントにつながりかねない実態が浮き彫りとなった。