ぐるなびはこのほど、「ぐるなびリサーチ部」にて外食の値上げについての調査を実施し、結果を公表した。同調査は2022年6月3日〜5日、全国の20代〜60代のぐるなび会員1,000名を対象に、WEBアンケートにて行なった。
調査の結果、外食が値上がりしたと感じる人は7割弱となった。
値上がりしたと感じる業態は「ファミレス、ファストフード」が半数弱で最も多く、「カフェ」「ラーメン」「和食」「寿司」は3割以上となった。
外食の値上げは「仕方がない」が55%、「値上げは当然」が18%と、7割以上の人が理解を示している。
値上げによる利用頻度は「増える」「変わらない」と「減る」と回答した人はほぼ等しい結果に。男性より女性の方が「増える」「変わらない」を合わせた回答の割合が約1割強高めとなった。
「増える」「変わらない」と回答した理由は「外食が好きだから」が1位。「減る」と回答した理由は「外食機会を減らすことで節約する」が1位だった。
飲食店に期待することは「ポイントやクーポンなどサービス拡充をしてほしい」が最多となった。
今回の調査結果について、ぐるなび リサーチグループ長 本間久美子氏は以下のようにコメントしている。
「世界的な物価上昇の影響を受け、外食でも値上げが相次いでいますが、調査では7割弱の人が、ここ1カ月の外食の値上がりを実感していることが分かりました。一方で、外食の値上がりについては、7割以上の人が一定の理解を示す結果が見られました。
それぞれの理由を聞いたところ、「外食が好き」と回答した人がもっとも多く、外食ならではの「価値」や「体験」を価格よりも優先している人が多いのかもしれません。
今後、飲食店に期待することは「ポイント」や「クーポン」といったサービス面の拡充を求めている人が最も多く、外食の値上げを受け入れながら、一方で「お得感」を求めている人が多いことが分かりました。
また、値上げ方法についてみると、「値上げしても質や量を変えないでほしい」37%に対して「値上げをせず、質や量で調整してほしい」10%と、いわゆる“ステルス値上げ"よりも、質や量の維持を求める様子も見られました。 」