バイタリティとは、人の活力や生命力などを表す言葉で、「バイタリティあふれる人」「あの人はバイタリティが高い」といった使われ方をします。
本記事では、バイタリティという言葉の意味や語源、使い方などを紹介します。併せて「バイタリティあふれる人になるための心がけ」についても紹介していきます。
バイタリティとは
まずは、バイタリティの語源と意味について紹介します。
バイタリティの意味は「活力」「元気」
国語辞典によると、バイタリティとは「活力や生活力、元気、いきいきとした生命力」を表す名詞です。
バイタリティの語源は英語の「vitality」
バイタリティは、ラテン語の「命」を表す言葉が基になっているとされる英語「vitality」が語源となったカタカナ語です。「vitality」は生命力や活力、体力、生活力、活気、元気、持続力、持久力などの幅広い意味で使われています。
バイタリティの類語表現
バイタリティには以下のような類語があります。
活力にあふれた態度を表す言葉
- 生気
- 気力
- やる気
- モチベーション
- 元気
強さを表す言葉
- 活動力
- 精気
- エネルギー
バイタリティの使い方と例文
バイタリティの使い方と例文について紹介します。
バイタリティが高い
「バイタリティが高い」とは、「いきいきと前向きに仕事やプライベートなど毎日の生活を送れている」状態のことです。人に活力がある状態を表しています。
- 先輩社員はいつもバイタリティ高く営業活動を行っている
- バイタリティが高いことは仕事で成功を収める重要な要素です
「バイタリティが高い」以外にも、バイタリティを使うことはあります。いくつか例文を紹介します。
- あの人は、バイタリティがある
- 夏バテのせいか、最近バイタリティがなくなってきた
- バイタリティあふれる人を見ていると、自分も元気になる
- 彼と一緒にいると、自分もバイタリティを分けてもらえるような気がする
「バイタリティがある」は褒め言葉? 就活でのアピールにも使える?
前述のように、バイタリティとは活力や元気を表し、バイタリティがあるとはそれがみなぎっている状態、性質のことを指します。基本的にポジティブな意味合いの言葉であり、「あなたはバイタリティがあって頼りになります」など、褒め言葉として使用できます。
また、就活のエントリーシートや面接などでも、「私の長所はバイタリティがあるところです」「友人からは、バイタリティがあるとよく言われます」などのように、アピールポイントとしても使用できます。その場合は、なぜ自分がバイタリティがあると言えるのか、根拠となるエピソードも併せて言えるようにしておきましょう。
バイタリティがある人とは
エネルギッシュな人のことを「バイタリティがある人」と表現することがあります。バイタリティある人とは具体的にどのような人を指すのかを紹介します。
バイタリティがある人は、生命力がみなぎっていたり、明るいオーラをまとっていたり、好奇心が旺盛だったりします。
身の回りに、仕事もプライベートも全力な人、疲れ知らずでエネルギッシュな人、いつも活気に満ちあふれている人はいませんか? そういった人こそ「バイタリティがある人」だといえます。
バイタリティが高い人の魅力・メリット
いつも活気に満ちあふれているバイタリティが高い人は、仕事などで苦しい状況に陥っても前向きに仕事に取り組み、また気持ちの切り替えが上手といった傾向があり、周囲からの評価を得やすいでしょう。
バイタリティを高めるための習慣
「バイタリティがあふれる人になりたい!」と憧れる方も多いでしょう。そんな人になるためには、どうすればよいのでしょうか?
まずはなりたい自分像を明確に
活気に満ちあふれ、常にポジティブに、精力的に活動するためには、自分のゴールを明確にイメージできているかが大切です。自分の大きな目標が明確であれば、その方向にめがけて迷わず努力をすることができます。例えばマラソンでも、ゴールがどこなのかわからないまま走るのでは、どっちの方向に進めばいいのか、ペース配分はどうすればいいのかなどを判断できず、力を出し切ることは難しいですよね。
また大きな目標があることによって、たとえ失敗したとしても、それは目標までの単なる過程であるととらえ、くよくよせずに軌道修正ができるはずです。目の前の一つ一つの出来事しか見ていなければ道は一本だけですが、大きな目標があれば、そこまでの道筋は何本もあるとわかるのです。
周りの目を気にしすぎない
何かやってみたいことがあったとしても、「周りから変に思われるのではないか」と心配になり、踏み出せない…といった経験がある人も少なくないでしょう。
しかし、バイタリティがある人の多くは、必要以上に人目を気にすることなく、次々と物事に挑戦していくものです。自分の人生は自分のもの。自分の価値観は自分で決めて、意識的に、周りの目を気にしすぎないことが大切です。
何事にも積極的に取り組む
また、周りの目ではなく、そもそも「できるかどうか自信がない」と躊躇(ちゅうちょ)してしまう人もいることでしょう。
バイタリティがあふれる人は、やりたいことがあったら迷わず積極的に挑戦します。余計なことを考えずにまずやってみることも大切です。
運動や食事に気を遣う
適度な運動をしたり、食事に気を遣ったりするのもいいでしょう。
バイタリティがあふれる人は、体力・気力ともに整っているものです。運動や食事にこだわる、というと当たり前の話ではありますが、なかなか持続することは難しいもの。日常生活を見直し、体力・気力を整えるようにしましょう。
適度に休息も取り入れる
いくらバイタリティがあふれる人であっても、常に動き回っている訳ではありません。休む時はしっかり休み、メリハリある生活を送っています。適度に休息し、エネルギーを蓄えることも大切です。
バイタリティあふれる人と一緒に過ごす
バイタリティ、つまり前向きな雰囲気というのは伝染するものです。手っ取り早くバイタリティを高めたいのであれば、バイタリティがある人と会ったり、話をしたりしてみるといいでしょう。活力を分けてもらえるだけでなく、きっと自然と考え方や行動のヒントももらえるはずです。
バイタリティがある人になろう
バイタリティとは英語の「vitality」からきた外来語。生命力あふれるパワフルな人やその人の持つ力を表す言葉です。
体力も気力もみなぎるバイタリティがある人になるには、周りの目を気にしすぎず積極的に物事に取り組むと同時に、健康に気を遣いながら、時にはしっかり休息することも大切です。
仕事もプライベートも充実させるためにも、バイタリティがある人を目指していきましょう。