「朝ドラ」の愛称で1961年(昭和36年)から愛され続けているNHKのドラマ枠「連続テレビ小説」。これまでに100作以上の作品が放送されてきましたが、歴代のヒロイン俳優のほかに、朝ドラを語る上で欠かせないのが主題歌です。

毎朝聴いていた朝ドラの主題歌をふと耳にすると、その作品や名シーンを思い出すという人も多いのではないでしょうか。

今回はマイナビニュース会員の男女520名に、好きな朝ドラ主題歌についてのアンケートを実施。寄せられたコメントとともに、1989年(平成元年)~2022年(令和4年)に放送されたNHK朝ドラの歴代主題歌を振り返ります。

NHK「朝ドラ」歴代の主題歌一覧

  • NHKの朝ドラの歴代主題歌を紹介

    NHK朝ドラの主題歌を紹介

第43作~第110作までを紹介します。

  • 第112作「あんぱん」主題歌:未定/未定
  • 第111作「おむすび」主題歌:未定/未定
  • 第110作「虎に翼」主題歌:さよーならまたいつか!/米津玄師
  • 第109作「ブギウギ」主題歌:ハッピー☆ブギ/さかいゆう
  • 第108作「らんまん」主題歌:愛の花/あいみょん
  • 第107作「舞いあがれ!」主題歌:アイラブユー/back number
  • 第106作「ちむどんどん」主題歌:燦燦(さんさん)/三浦大知
  • 第105作「カムカムエヴリバディ」:主題歌:アルデバラン/AI
  • 第104作「おかえりモネ」主題歌:なないろ/BUMP OF CHICKEN
  • 第103作「おちょやん」主題歌:泣き笑いのエピソード/秦基博
  • 第102作「エール」主題歌:星影のエール/GReeeeN
  • 第101作「スカーレット」主題歌:フレア/Superfly
  • 第100作「なつぞら」主題歌:優しいあの子/スピッツ
  • 第99作「まんぷく」主題歌:あなたとトゥラッタッタ♪/DREAMS COME TRUE
  • 第98作「半分、青い。」主題歌:アイデア/星野 源
  • 第97作「わろてんか」主題歌:明日はどこから/松たか子
  • 第96作「ひよっこ」主題歌:若い広場/桑田佳祐
  • 第95作「べっぴんさん」主題歌: ヒカリノアトリエ/Mr.Children
  • 第94作「とと姉ちゃん」主題歌:花束を君に/宇多田ヒカル
  • 第93作「あさが来た」主題歌: 365日の紙飛行機/AKB48
  • 第92作「まれ」主題歌:希空~まれぞら~/土屋太鳳ほか
  • 第91作「マッサン」主題歌:麦の唄/中島みゆき
  • 第90作「花子とアン」主題歌: にじいろ/絢香
  • 第89作「ごちそうさん」主題歌:雨のち晴レルヤ/ゆず
  • 第88作「あまちゃん」主題歌:あまちゃん オープニングテーマ/あまちゃんスペシャル・ビッグバンド
  • 第87作「純と愛」主題歌:いちばん近くに/HY
  • 第86作「梅ちゃん先生」主題歌:さかさまの空/SMAP
  • 第85作「カーネーション」主題歌:カーネーション/椎名林檎
  • 第84作「おひさま」主題歌:おひさま~大切なあなたへ/平原綾香
  • 第83作「てっぱん」主題歌:ひまわり/葉加瀬太郎
  • 第82作「ゲゲゲの女房」主題歌:ありがとう/いきものがかり
  • 第80作「つばさ」主題歌:愛の季節/アンジェラ・アキ
  • 第79作「だんだん」主題歌:主題歌:縁(えにし)の糸/竹内まりや
  • 第78作「瞳」主題歌:「瞳」メインテーマ/中川英二郎
  • 第77作「ちりとてちん」主題歌:「ちりとてちん」メインテーマ/松下奈緒
  • 第76作「どんど晴れ」主題歌:ダイジョウブ/小田和正
  • 第73作「風のハルカ」主題歌:風花/森山直太朗
  • 第71作「わかば」主題歌:泣いたりしないで/福山雅治
  • 第64作「ちゅらさん」主題歌:Best Friend/Kiroro
  • 第63作「オードリー」主題歌:Reach for the sky/倉木麻衣
  • 第61作「あすか」主題歌:風笛~「あすか」のテーマ/宮本文昭
  • 第59作「やんちゃくれ」主題歌:あそぼう/ウルフルズ
  • 第56作「あぐり」主題歌:素晴らしき日々へ~「あぐり」ドラマテーマ/矢部達哉
  • 第55作「ふたりっ子」主題歌:Natural/NOKKO
  • 第54作「ひまわり」主題歌: DREAMING GIRL /山下達郎
  • 第52作「春よ、来い」主題歌:春よ、来い/松任谷由実
  • 第48作「ひらり」主題歌: 晴れたらいいね/DREAMS COME TRUE
  • 第44作「凜凜と」主題歌:GREEN/堀井勝美
  • 第43作「和っこの金メダル」主題歌:「和っこの金メダル」テーマ曲/田村 洋

第110作「虎に翼」主題歌:さよーならまたいつか!/米津玄師

作品名:第110作「虎に翼」
主題歌:さよーならまたいつか!/米津玄師
放送時期:出演時期:2024年4月~2024年9月予定

第109作「ブギウギ」主題歌:ハッピー☆ブギ/さかいゆう

作品名:第109作「ブギウギ」
主題歌:ハッピー☆ブギ/さかいゆう
放送時期:2023年10月~

第108作「らんまん」主題歌:愛の花/あいみょん

俳優の神木隆之介が主演を務める2023年度前期のNHK連続テレビ小説『らんまん』の主題歌をあいみょんが担当することが15日、発表された。

あいみょんは「自宅で大切に育てていた蘭が遂に蕾をつけて紫色の花を咲かせた頃に、主題歌のお話を頂きました。1年半以上全く花が咲かなかったのに見事にシンクロ。爛漫と紫の花が咲きはじめてびっくりしました。

きっと偶然だとは思うんですが、日本の植物学の父、牧野富太郎さんをモデルとしたお話ということもあり、まるで花に祝われてるような、よろしく!と言われているような、そんな気がしてうれしくなりました」と喜び、「ただひたすらに愛する力を持つ、そんな主人公や主人公の奥さんと向き合いながら制作した楽曲です。毎朝流れると思うと、これからの朝が緊張します。よろしくお願いします」と呼びかけている。

あいみょん、来春朝ドラ『らんまん」主題歌担当 神木隆之介「とても幸せ」

作品名:第108作「らんまん」
主題歌:愛の花/あいみょん
放送時期:2023年4月~2023年9月

第107作「舞いあがれ!」主題歌:アイラブユー/back number

2022年10月より放送が開始された「舞いあがれ!」の主題歌「アイラブユー」を歌っているのはback numberです。本作は福原遥演じるヒロイン岩倉舞が空とパイロットにあこがれてさまざまな人との絆を育みながら、夢に向かっていく挫折と再生のドラマとなる。

作品名:第107作「舞いあがれ!」
主題歌:アイラブユー/back number
放送時期:2022年10月3日~

第106作「ちむどんどん」主題歌

2022年4月から放送中の第106作「ちむどんどん」の主題歌「燦燦(さんさん)」を歌っているのは、三浦大知さん。本作は沖縄で生まれ育ったヒロイン・暢子(黒島結菜さん)が料理人という夢を追いかける姿を兄弟たちとの絆とともに描いた物語です。

三浦大知さんが作詞、UTAさんと三浦大知さんが作曲を担当した「燦燦(さんさん)」は、本作のために書き下ろされたオリジナル楽曲。

三浦さんは自身初の朝ドラ主題歌起用となった「燦燦(さんさん)」について、「とてもあたたかな光を感じられる"手紙"のような1曲」と説明。ミュージックビデオの撮影は、三浦さんの両親の出身地である沖縄の沖永良部島で行われました。

作品名:第106作「ちむどんどん」
主題歌:燦燦(さんさん)/三浦大知
放送時期:2022年4月11日~

・「やはり、現在見ているのでイメージが強いからかもしれない」(69歳男性)
・「三浦大知は以前からファンであった」(49歳男性)
・「沖縄のイメージに合っていて良いです」( 59歳女性)

第105作「カムカムエヴリバディ」主題歌

2021年11月から放送された第105作「カムカムエヴリバディ」の主題歌は、AIさんの「アルデバラン」です。AIさんが朝ドラの主題歌を歌うのは本作が初めて。作詞作曲は森山直太朗さんが担当しました。

「カムカムエヴリバディ」は、昭和、平成、令和を生きる3人の女性の生きざまがリレー形式で描かれた作品で、ヒロインは上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが務めました。

主題歌のタイトル「アルデバラン」とは牡牛座の一等星で、アラビア語で「後に続くもの」という意味。AIさんは主題歌発表の際にこの曲について、「今この時代、いろんなことが起きているこの時代に頑張っている人に伝えたい1曲」とコメントしています。

作品名:第105作「カムカムエヴリバディ」
主題歌:アルデバラン/AI
放送時期:2021年11月1日~2022年4月8日

・「透き通った悲しげなメロディーがとても印象に残っているから」(65歳男性)
・「歌詞と物語がマッチしていたし、曲が好き」(53歳女性)
・「AIさんの歌唱力がすごいので」(67歳男性)
・「胸に刺さる歌詞が好きだから」( 22歳男性)
・「つい、くちずさんでしまいます」(56歳男性)

第104作「おかえりモネ」主題歌

清原果耶さんがヒロインを務めた第104作「おかえりモネ」の主題歌は、BUMP OF CHICKENの「なないろ」。このドラマは、宮城県・気仙沼に生まれ育った百音(清原さん)が気象予報士を目指すというストーリーです。

1996年に結成された4人組バンド・BUMP OF CHICKENは、結成25周年を迎えてなお幅広い世代から支持を得ている人気グループ。「なないろ」はボーカル&ギタリストの藤原基央さんが作詞作曲を担当しました。

「おかえりモネ」制作統括の吉永証さんはこの曲について、「曲の世界観がドラマで描こうとしていることを表現している」、「改めてBUMP OF CHICKENさんの音楽のすごさを実感した」と絶賛の声を寄せました。

作品名:第104作「おかえりモネ」
主題歌:なないろ/BUMP OF CHICKEN
放送時期:2021年5月17日~2021年10月29日

・「ドラマとあっていてよかった」( 66歳男性)
・「聞いていて、心地よくてとても素敵なメロディーだし、歌詞もとても良かったからです」(58歳男性)
・「昔からBUMP OF CHICKENが好きなので」(43歳女性)
・「元気が出て応援してもらっている感じがした」(40歳男性)
・「素晴らしいメロディーだった」(52歳男性)

第103作「おちょやん」主題歌

2020年11月から2021年5月にかけて放送された第103作「おちょやん」の主題歌は、 秦基博さんの「泣き笑いのエピソード」。杉咲花さんがヒロインを務めた本作の物語をもとに書き下ろされたオリジナルソングです。

「おちょやん」は喜劇女優の浪花千栄子さんをモデルに、女中から女優になった千代(杉咲さん)の人生に起こる悲喜こもごもを描いた作品。

作詞作曲も務めた秦さんは「おちょやん」の脚本を読み、千代の苦境にもめげない心と、不幸や悲しみを笑顔に変える力強さ、明るさに感銘を受けたそう。そんな千代のキャラクターが「泣き笑いのエピソード」の歌詞にも反映されていいます。

作品名:第103作「おちょやん」
主題歌:泣き笑いのエピソード/秦基博
放送時期:2020年11月30日~2021年5月14日

・「ストーリーによくマッチしていた」(35歳女性)
・「さわやかさがあるから」(44歳男性)
・「ドラマと一致して、風景が浮かんだ」(47歳男性)
・「歌唱力が高くてとても大好き」(47歳男性)
・「感動できるところが好きです」(40歳男性)

第102作「エール」主題歌

2020年3月から放送された第102作「エール」の主題歌は、GReeeeNの「星影のエール」です。本作は激動の昭和に作曲家として活躍した古山裕一(窪田正孝さん)とその妻・音(二階堂ふみさん)の物語。

主題歌を担当したGReeeeNは、メンバーの顔を一切公表せずに活動している4人組の男性ボーカルグループで、主人公のモデルとなった作曲家・古関裕而さんと同じ福島県出身です。

「エール」制作統括の土屋勝裕さんは、GReeeeNがこれまでに人生の応援歌といえる曲を多く作曲していること、さらに主人公が生まれ育った福島県で結成されたこともあり、GReeeeNに主題歌を依頼したと話しました。

作品名:第102作「エール」
主題歌:星影のエール/GReeeeN
放送時期:2020年3月30日~2020年11月28日

・「さわやかな曲で姿を見せないGReeeeNの演奏も興味があった」(79歳女性)
・「みんなで合唱して元気になれることができるから」(52歳女性)
・「コロナ禍に聞いていたこともあり、この曲を聴くだけでエールの様々なシーンを思い出して涙が出る」(30歳女性)
・「元気がもらえる永遠の名曲」(63歳男性)
・「神秘性のある歌唱により、朝ドラではなかなか生まれにくい、高揚感やワクワク感を感じさせてくれる音楽であったから」(61歳男性)

第101作「スカーレット」主題歌

戸田恵梨香さんがヒロインを務めた第101作「スカーレット」の主題歌はSuperflyの「フレア」。本作では、滋賀県の信楽を舞台に女性陶芸家として情熱を燃やす喜美子(戸田さん)の半生が描かれました。

主題歌の「フレア」とは、喜美子が陶芸家として向き合う炎の" flare"と、自己表現や才能を意味する“flair"の2つを意味するタイトル。

作詞作曲を担当したSuperflyの越智志帆さんは、メロディーはシンプルで口ずさめるものを作ろうと意識したそう。一方アレンジでは民族楽器を取り入れ、「主人公像の“枠にとらわれていない"世界観を表現した」と語っています。

作品名:第101作「スカーレット」
主題歌:フレア/Superfly
放送時期:2019年9月30日~2020年3月28日

・「爽やかな曲調がドラマに合ったいて良かった」(59歳男性)
・「細部までよくできているから」( 29歳女性)
・「今でも時々聞いています」(60歳男性)

第100作「なつぞら」主題歌

記念すべき朝ドラ第100作「なつぞら」の主題歌は、スピッツの「優しいあの子」。2019年4月から放送されたこのドラマは、北海道の十勝で育ったなつ(広瀬すずさん)がアニメーターを目指し奮闘する姿を描いた作品です。

主題歌の「優しいあの子」は本作のために書き下ろされた楽曲で、作詞作曲を担当したのはスピッツのボーカル&ギタリストの草野マサムネさん。草野さんは元々朝ドラのファンで、主題歌のオファー後に曲作りのために何度か十勝を訪れたそう。

そこで感じた「季節が夏であっても、その夏に至るまでの長い冬を想わずにはいられない」との思いから、「優しいあの子」の歌詞は「なつぞら」という作品の主題歌ながら冬っぽい仕上がりになったと語っています。

作品名:第100作「なつぞら」
主題歌:優しいあの子/スピッツ
放送時期:2019年4月1日~2019年9月28日

・「スピッツの歌声が染みた」(49歳男性)
・「すごくドラマに合った歌詞と曲だった」( 56歳女性)
・「良い歌です。楽しい気持ちになります」( 68歳男性)
・「朝から空気のきれいな北海道にいるような気分になれたから」(34歳男性)
・「スピッツの世界観と合っていたから」(37歳男性)

第99作「まんぷく」主題歌

2018年10月から放送された「まんぷく」の主題歌は、DREAMS COME TRUEの「あなたとトゥラッタッタ♪」。本作は、インスタントラーメンを開発した実業家の萬平(長谷川博己さん)と妻の福子(安藤サクラさん)の夫婦の物語です。

DREAMS COME TRUEが朝ドラの主題歌を担当するのは第48作「ひらり」以来2度目で、同一アーティストが主題歌を2度制作して歌うのは朝ドラ史上初となっています。

DREAMS COME TRUEの中村正人さんと吉田美和さんは「福子さんの萬平さんに対するスペシャルな『愛』をマーチのリズムに乗せて届けます」とコメント。そのコメントの通り、福子の前向きなキャラクターにぴったりのポップで明るい曲に仕上がっています。

作品名:第99作「まんぷく」
主題歌:あなたとトゥラッタッタ♪/DREAMS COME TRUE
放送時期:2018年10月1日~2019年3月30日

・「曲もいいけど、安藤サクラの歩いている姿も印象的でした」(64歳男性)
・「奥さん役の安藤サクラにあっていて朝から明るい感じが良いと思う」(60歳男性)
・「ドリカムはCDが擦り切れるほど聞いてきたので、この主題歌もしっかり覚えている」(48歳男性)
・「聞いていて穏やかになれるような気がしたから」(42歳男性)
・「メロディーと歌詞が好き」(44歳男性)

第98作「半分、青い。」主題歌

2018年4月から放送された第98作「半分、青い。」の主題歌は、星野源さんの「アイデア」。本作は、幼い頃に病気で片耳の聴力を失ったヒロイン・鈴愛(すずめ/永野芽郁さん)が少女漫画家を目指して上京するというストーリーです。

「おはよう世の中」という冒頭の歌詞が印象的な「アイデア」は、作詞作曲も星野さんが担当。星野さんは本作について「いまを生きる皆様の毎朝を支える一曲になれば」とコメントしています。

ヒロインを務めた永野さんは、主題歌決定前から星野さんの歌う主題歌をイメージしていたそうで、実際に星野さんが担当すると知りとても驚いたそうです。

作品名:第98作「半分、青い。」
主題歌:アイデア/星野 源
放送時期:2018年4月2日~2018年9月29日

・「星野源が好きだから」(57歳男性)
・「半分青いが大好きだったのもあるけどこの歌も毎日聴いていたので大好き」(34歳女性)
・「なかなかいい曲だと思いました」(49歳男性)

第97作「わろてんか」主題歌

2017年10月から放送された第97作「わろてんか」の主題歌は、松たか子さんの「明日はどこから」。「わろてんか」は、吉本興業の創業者の吉本せいさんをモデルに、大阪で寄席の経営に奮闘するてん(葵わかなさん)の半生を描いた物語です。

作詞作曲も担当した松さんはこの曲について、「今日が明日につながっていく、ささやかな私なりの応援歌」だと説明。ヒロインを務めた葵さんは、「『笑い』や愛がテーマのこのドラマを優しく温かく包んでくれる、そんな曲」と紹介しました。

女優としてはもちろん、映画「アナと雪の女王」では劇中歌も担当するなど歌手としての活動も高い評価を受けている松さんの歌声に、朝から癒やされていた視聴者も多かったのではないでしょうか。

作品名:第97作「わろてんか」
主題歌:明日はどこから/松たか子
放送時期:2017年10月2日~2018年3月31日

・「覚え易く、聞きやすい歌だから」(56歳男性)
・「松たか子さんの歌は、こころがひかれる」(63歳男性)
・「松たか子のどこか気の抜けた歌い方が聴いていて楽でいい」(43歳男性)
・「松たか子が好きだから」(61歳男性)
・「女優としても活躍する松たか子さんの曲です。染み入る感じのメロディーにほっこりします」(52歳男性)

第96作「ひよっこ」主題歌

2017年4月から放送された第96作「ひよっこ」の主題歌は、桑田佳祐さんの「若い広場」。有村架純さんがヒロインを務めた本作は、1960~70年代の日本の高度成長期を支えた人々が懸命に生きる姿が描かれました。

桑田さんは作品の時代背景を意識して曲を作ったそうで、「自然と自分自身の人生を今一度辿っていくような感覚とともに、夢と希望に溢れた日本の未来に思いを馳せながら、歌詞を綴りました」と語っています。

ヒロインの有村さんも「どこかしら懐かしく感じるメロディーと桑田さんの歌声は、暖かくてとても心地よく、聴き入ってしまいます」とコメント。作品の中で描かれた1960~70年代の雰囲気とよくマッチしている主題歌でした。

作品名:第96作「ひよっこ」
主題歌:若い広場/桑田佳祐
放送時期:2017年4月3日~2017年9月30日

・「桑田の曲が朝ドラに使われたのは新鮮だった」(52歳男性)
・「桑田さんの声と、懐かしさを感じさせてくれるメロディーは、何とも言えない心地よさを感じました。ドラマのシチュエーションも、この曲がマッチしていたのだと思います。素晴らしい曲だと感じています」(54歳男性)
・「ノリノリになって踊り出そうって感じ」( 69歳男性)
・「昭和の時代を思い出させる懐かしい感じの曲」(55歳女性)
・「この曲を聞くと思い出すくらい好きだから」(37歳女性)

第95作「べっぴんさん」主題歌

2016年10月から放送された「べっぴんさん」の主題歌は、Mr.Childrenの「ヒカリノアトリエ」。このドラマは戦後の神戸で子供服の会社を作り、たくましく生きていく女性たちの姿を描いた作品で、ヒロインは芳根京子さんが務めました。

「ヒカリノアトリエ」は、Mr.Childrenのボーカリスト兼ギタリストの桜井和寿さんが作詞作曲も担当しています。桜井さんは「ひたむきな物語にそっと寄り添えるような曲でありたいと、強く願っています」とコメント。

本曲は1月11日リリースでBPM(曲のテンポ)は111と「1」続きですが、これは「NHKだから」という桜井さんのちょっとしたこだわりがあったそうです。

作品名:第95作「べっぴんさん」
主題歌: ヒカリノアトリエ/Mr.Children
放送時期:2016年10月3日~2017年4月1日

・「ミスチルの楽曲が好きで印象に残っているから」( 55歳男性)

第94作「とと姉ちゃん」主題歌

2016年4月から放送された第94作「とと姉ちゃん」の主題歌は、宇多田ヒカルさんの「花束を君に」。2010年からアーティスト活動を休止していた宇多田さんが約5年半ぶりに活動再開を発表した際にリリースされた楽曲です。

本作は亡き父のかわりに家族を支え、女性向けの総合生活雑誌を作ることになるヒロイン・常子(高畑充希さん)の物語。主題歌への期待もあってか、「とと姉ちゃん」は初回から高視聴率を記録しました。

主題歌の「花束を君に」は宇多田さんの母親である藤圭子さんに向けて書かれた曲。宇多田さんは2016年の「第67回NHK紅白歌合戦」に初出場し、ロンドンのスタジオから「花束を君に」を生中継で披露しました。

作品名:第94作「とと姉ちゃん」
主題歌:花束を君に/宇多田ヒカル
放送時期:2016年4月4日~2016年10月1日

・「優しい歌声がストーリーにマッチしていた」(64歳男性)
・「聞くだけで涙が溢れそうになる。だけど好き」(42歳女性)
・「宇多田ヒカルさんが好きです。いつも心に響く曲を提供して下さるからです。そしてこの曲は特に素敵に感じました。今でも色あせない、好きな曲のひとつです」(47歳女性)
・「活動を再開した宇多田ヒカルの心情が歌詞から感じた」(46歳男性)
・「宇多田ヒカルの声が良く、切ない曲が良い」(65歳女性)

第93作「あさが来た」主題歌

2015年9月から2016年4月にかけて放送された「あさが来た」の主題歌を歌ったのは、AKB48。山本彩さんが初めてのセンターを務めた楽曲「365日の紙飛行機」が採用されました。

第93作「あさが来た」は、幕末から明治の大阪で女性実業家として活躍したヒロイン・あさ(波瑠さん)の生きざまを描いた作品。主題歌の「365日の紙飛行機」は、そんなあさの生き方と重なるような歌詞が印象的です。

結果より過程が大切だと歌うこの曲は、卒業式や結婚式など門出の場で使用されることも多く、朝ドラ主題歌という枠を越えて多くの世代に愛される楽曲となりました。

作品名:第93作「あさが来た」
主題歌: 365日の紙飛行機/AKB48
放送時期:2015年9月28日~2016年4月2日

・「名曲だと思う、ドラマに合っていたし、曲だけ聞いても楽しめた」(62歳女性)
・「とても、頑張ろうという気になる曲。今でも時々聴いている」(51歳男性)
・「山本さんの声がとても感じ良かった」(68歳男性)
・「AKBの曲が朝ドラに使われたということで、すごく驚いた記憶があります」 (32歳男性)
・「歌詞が素敵で共感できる」(62歳男性)
・「爽やかな歌声が大好きです」(75歳男性)

第92作「まれ」主題歌

2015年3月から放送された第92作「まれ」の主題歌は、ヒロインを務めた土屋太鳳さんが作詞に参加した「希空~まれぞら~」です。作詞をヒロインが担当するのは朝ドラ史上初の試みでした。

「まれ」は北陸の能登を舞台に、パティシエという夢を追いかける希(まれ/土屋さん)の姿を描いた作品。主題歌のタイトル「希空~まれぞら~」も土屋さん考案で、「外からの文化をもってきてくれる人」を意味する能登に伝わる言葉「まれびと」が由来だそう。

「希空~まれぞら~」の作詞は「機動戦士ガンダムUC」や「進撃の巨人」の音楽を担当した澤野弘之さんが担当。歌唱は特定の歌手を起用せず、大人から子どもまで15人ほどで歌った合唱曲としてリリースされました。

作品名:第92作「まれ」
主題歌:希空~まれぞら~/土屋太鳳ほか
放送時期:2015年3月30日~2015年9月26日

第91作「マッサン」主題歌

2014年9月から放送された第91作「マッサン」の主題歌は、中島みゆきさんによる「麦の唄」です。本作は国産ウイスキー作りに奮闘した夫婦の物語で、主人公を玉山鉄二さん、ヒロインをシャーロット・ケイト・フォックスさんが演じました。

中島みゆきさんは、「マッサン」の舞台となった北海道出身。主題歌を担当することを発表した際には、「ほんとに朝っぱらから中島でいいんですか!?」「なんでしたら、夜の再放送もございます」とユーモアたっぷりのコメントを残しています。

ウイスキーの原料である麦が歌詞に登場したり、主人公がスコッチウイスキーの製法を学ぶスコットランドの民族楽器をイントロに作ったりと、「麦の唄」は作品に寄り添った楽曲となりました。

作品名:第91作「マッサン」
主題歌:麦の唄/中島みゆき
放送時期:2014年9月29日~2015年3月28日

・「中島みゆきの歌詞と歌声が心に響き渡るような感じがするから」(61歳男性)
・「中島みゆきさんの素朴で実直な歌い方とドラマがぴったり合っていて、聞くたびに涙が出てきました」(44歳男性)
・「ドラマの壮大さと中島みゆきの麦の歌が非常に合っていて素晴らしい」(65歳男性)
・「スコットランドの麦畑を背景に、中島みゆきの力強い歌声と深みのある歌詞が心にすっと入ってきます。何度聞いても目頭が熱くなります」(59歳男性)

第90作「花子とアン」主題歌

2014年3月から9月にかけて放送された第90作「花子とアン」の主題歌は、絢香さんの「にじいろ」。このドラマは、吉高由里子さん演じる花子が、震災や戦争を乗り越えて翻訳家して活躍する姿を描いた作品です。

作詞作曲も手掛けた絢香さんはオファーがあった後にドラマのスタッフと会い、スタッフの作品にかける情熱の大きさに圧倒されたそう。楽曲については、「この作品がもつ世界観が表現できるように取り組みました」と語っています。

「にじいろ」は「花子とアン」主題歌のほか、複数のCMにも起用され、ドラマが終わった今もなお愛され続けている曲です。

作品名:第90作「花子とアン」
主題歌: にじいろ/絢香
放送時期:2014年3月31日~2014年9月27日

・「前向きになれるし、元気が出る」(38歳女性)
・「朝聞くのにとてもよい」(45歳女性)
・「絢香の歌唱力と歌詞がよく心に残っている」(73歳男性)
・「癒やされる曲だからです」(45歳男性)
・「ドラマに合っているし、良い歌だから」( 39歳女性)

第89作「ごちそうさん」主題歌

2013年9月から放送された第89作「ごちそうさん」の主題歌は、ゆずの「雨のち晴レルヤ」。作詞作曲はゆずの北川悠仁さんが担当しました。

「ごちそうさん」は、東京の洋食店で生まれ育っため以子(杏さん)が食い倒れの街、大阪に嫁ぎ、食を通して様々な困難を乗り越えていく姿を描いた作品です。

ゆずの2人は「雨のち晴レルヤ」での初の朝ドラ主題歌起用に、「ゆずの曲が毎朝、お茶の間の皆さんのもとに届くということを想像すると、いまからドキドキが止まりません」とコメント。同曲のミュージックビデオとジャケット写真は蜷川実花さんが担当しました。

作品名:第89作「ごちそうさん」
主題歌:雨のち晴レルヤ/ゆず
放送時期:2013年9月30日~2014年3月29日

・「ゆずが好きだし、元気になれる曲なので好きです」(46歳男性)

第88作「あまちゃん」主題歌

2013年4月から放送された第88作「あまちゃん」の主題歌は、「あまちゃん オープニングテーマ」。本作の劇伴のほとんどを担当した大友良英さんによるインストゥルメンタルで、演奏は大友さん含む、あまちゃんスペシャル・ビッグバンドが担当しました。

元々朝ドラのオープニングといえば歌詞のないインストゥルメンタルが主流でしたが、次第に歌詞ありの曲が定番化。「あまちゃん オープニングテーマ」は久しぶりのインストゥルメンタルでした。

社会現象となるほど大ヒットとなった、のん(能年玲奈)さんがヒロインを務めた「あまちゃん」ではテーマ曲のほか、小泉今日子さんが役名の天野春子名義で歌った「潮騒のメモリー」などの挿入歌も大きな話題を集めました。

作品名:第88作「あまちゃん」
主題歌:あまちゃん オープニングテーマ/あまちゃんスペシャル・ビッグバンド
放送時期:2013年4月1日~2013年9月28日

・「あの出だしのリズムはいつ聞いてもあまちゃんを思い出させる音楽」(56歳男性)
・「明るい曲調で一日の始まりにぴったりだと思ったから」(51歳男性)
・「この曲を聴くと、前向きな気持ちになり、『今日も頑張るぞ感』に包まれる」(77歳男性)
・「歌詞は無いのですが、イントロの始まりとかに世界観やストーリー性を感じるところが気に入っています。わくわくするような気分が上がる気がするからです」(33歳女性)
・「この曲が流れてくると目が覚める」(59歳男性)

第87作「純と愛」主題歌

2012年10月から放送された第87作「純と愛」の主題歌は、HYの「いちばん近くに」。「純と愛」は、沖縄の宮古島で生まれ育ったヒロイン・純(夏菜さん)が運命の相手と出会い、苦難を乗り越えていく姿を描いた作品です。

HYはヒロインの純と同じく沖縄出身で、沖縄を拠点に活動する4人組のバンド。作詞作曲はメンバーの新里英之さんと仲宗根泉さんが担当しました。新里さんは、「純と愛」の台本を呼んで感じた「生きていくうえでの決断や勇気の大切さ」をこの曲に込めたと語りました。

「純と愛」制作統括の山本敏彦さんいわく、HYの純粋な歌詞と爽やかなサウンドがヒロイン・純の生きざまと重なったことが、主題歌依頼のきっかけだったそうです。

作品名:第87作「純と愛」
主題歌:いちばん近くに/HY
放送時期:2012年10月1日~2013年3月30日

・「この主題歌が一番良かったと思っているから」(40歳男性)

第86作「梅ちゃん先生」主題歌

2012年4月から放送された「梅ちゃん先生」の主題歌は、SMAPの「さかさまの空」。ジャニーズ事務所所属のアーティストが朝ドラの主題歌を担当するのは初、さらにSMAPがメンバー出演作以外のドラマに主題歌を提供するのも初めてのことでした。

第86作「梅ちゃん先生」は、終戦直後の東京・蒲田で医学の道を歩むヒロイン・梅子(堀北真希さん)の半生を描いた作品です。

メンバーの木村拓哉さんはSMAPの主題歌提供について、「たくさんの方たちの朝のひとときが少しでも温かい気持ちになっていただけたらと思います」とコメントしました。

作品名:第86作「梅ちゃん先生」
主題歌:さかさまの空/SMAP
放送時期:2012年4月2日~2012年9月29日

第85作「カーネーション」主題歌

2011年10月から2012年3月にかけて放送された「カーネーション」の主題歌として書き下ろされたのが、椎名林檎さんの「カーネーション」。椎名林檎名義では約2年半ぶりのシングルで、作詞作曲も椎名さんが担当しました。

「カーネーション」は日本のファッションデザイナーの草分けとして活躍することになる糸子(尾野真千子さん、晩年は夏木マリさん)のパワフルな生きざまを描いた作品です。

初の朝ドラ主題歌を担当することになった椎名さんは「連続テレビ小説へ書き下ろさせて戴くことは、ゆめでした」と大喜び。気づけば2曲仕上がっていたそうで、そのうちの1曲が主題歌として採用されたそうです。

作品名:第85作「カーネーション」
主題歌:カーネーション/椎名林檎
放送時期:2011年10月3日~2012年3月31日

・「元々椎名林檎さんが好きなので」(49歳男性)
・「リアルで面白かったので印象に残っています」(56歳男性)
・「良い曲でドラマに入っていく」(59歳女性)
・「とても思い出に残っているから」(25歳男性)
・「声。あんな声はあまりいないと思う。稀だ。椎名林檎」(59歳女性)

第84作「おひさま」主題歌

2010年9月から放送された「おひさま」の主題歌「おひさま~大切なあなたへ」を歌ったのは、平原綾香さんです。放送当初はインストゥルメンタルのテーマ曲として流れていましたが、視聴者からの問い合わせが多く寄せられ歌詞ありバージョンが制作されました。

ドラマの脚本家、岡田惠和さんが書いた歌詞を、同曲の作曲家、渡辺俊幸さんの旧知の仲であった平原綾香さんが歌唱し、7月の放送から毎週土曜のみ流されました。朝ドラ放送途中でテーマ曲に歌詞がつくのは、2003年放送の「てるてる家族」以来2度目のことでした。

第83作「おひさま」は、戦争をはさむ激動の時代をおひさまのように明るく生きたヒロイン・陽子(井上真央さん)の半生を描いた作品です。

作品名: 第84作「おひさま」
主題歌:おひさま~大切なあなたへ/平原綾香
放送時期:2011年4月4日~2011年10月1日

・「とてもいいうただった」(58歳男性)

第83作「てっぱん」主題歌

2010年9月から放送された第83作「てっぱん」の主題歌は、ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが手がけた「ひまわり」です。2008年放送の「瞳」以来、5作ぶりのインストゥルメンタルのテーマ曲となりました。

「てっぱん」は、広島・尾道で育ったあかり(瀧本美織さん)が祖母と暮らしながらお好み焼き店を開くというストーリーです。

音楽はドラマの企画段階から葉加瀬太郎さんに依頼していたそうで、ドラマのチーフプロデューサー・海辺潔さんは「葉加瀬さんに音楽をお願いしたことで、目指すべきヒロイン像が見えました」と語るほど、作品に大きな影響を与えた楽曲のようです。

作品名:第83作「てっぱん」
主題歌:ひまわり/葉加瀬太郎
放送時期:2010年9月27日~2011年4月2日

・「流れるような音楽が良い」(48歳男性)

第82作「ゲゲゲの女房」主題歌

2010年3月から放送された第82作「ゲゲゲの女房」の主題歌は、いきものがかりの「ありがとう」です。同曲はドラマ放送後も卒業式などで大切な人に贈る曲として長く愛されている、いきものがかりの代表作の1つです。

「ゲゲゲの女房」は漫画家・水木しげるさんの妻である武良布枝さんによるエッセイが原案の作品。貧乏生活の中で夢を追いかけた茂(向井理さん)とそれを支える布美枝(松下奈緒さん)の夫婦の絆が描かれました。

作詞作曲を担当したメンバーの水野良樹さんは、「お互いを“思い合うこと"のちょっとずつの積み重ねが、人生をともにするということに繋がる」という思いから歌詞を書き上げたそうです。

作品名:第82作「ゲゲゲの女房」
主題歌:ありがとう/いきものがかり
放送時期:2010年3月29日~2010年9月25日

・「この曲を聴くといろんな場面を思い出すからです」(40歳男性)
・「いい曲。タイトルもいい。いきものがかりの曲はなぜか涙が出てくる」(52歳男性)
・「歌声がきれいな声で素敵です」( 47歳女性)
・「聴いて幸せな気持ちになる」(56歳女性)
・「『ありがとうって伝えたくて』という歌詞が今も耳に残っている」(72歳男性)

第80作「つばさ」主題歌

2009年3月から9月にかけて放送された第80作「つばさ」の主題歌「愛の季節」を歌ったのは、シンガーソングライターのアンジェラ・アキさん。作詞作曲もアンジェラ・アキさんが担当しました。

「つばさ」は、埼玉・川越の老舗和菓子店を舞台に、しっかり者の娘(多部未華子さん)と自由奔放な母(高畑淳子さん)が家族の絆を取り戻していく姿を描いた作品です。

アンジェラさんは「つばさ」の台本を読んで思い浮かんだ「愛」「季節」という言葉をキーワードに、「愛の季節」を作ったそう。同曲はドラマの舞台にちなんで、本川越駅の特急ホームの発車メロディーにも採用されました。

作品名:第80作「つばさ」
主題歌:愛の季節/アンジェラ・アキ
放送時期:2009年3月30日~2009年9月26日

・「ドラマと歌があっている」(40歳女性)

第79作「だんだん」主題歌

2008年9月から放送された第79作「だんだん」の主題歌は、竹内まりやさんの「縁(えにし)の糸」。竹内さんは、本作の舞台のひとつである島根県・出雲の出身です。

三倉茉奈さん、佳奈さん姉妹がダブルヒロインを務めた「だんだん」は、生まれてすぐに離ればなれになった双子の姉妹が、縁結びの神社として知られる出雲大社で運命的に再会するところから始まる物語。

竹内さんは「人と人を結ぶ見えない縁の糸」をテーマに「縁(えにし)の糸」を制作したそうで、「だんだん」ではナレーションも担当しました。

作品名:第79作「だんだん」
主題歌:縁(えにし)の糸/竹内まりや
放送時期:2008年9月29日~2009年3月28日

・「この歌が特に思い出に残っている」(56歳男性)

第78作「瞳」主題歌

2008年3月から9月に放送された第78作「瞳」の主題歌は、トロンボーン奏者の中川英二郎さんによる「『瞳』メインテーマ」です。朝ドラのテーマ曲でトロンボーンがフィーチャーされたのは初めてのことでした。

同曲を作曲、編曲したのは、ドラマ全体の音楽も担当した山下康介さん。「瞳」のほか、「花より男子」、「クロサギ」、「パパとムスメの7日間」など多くのドラマ、映画の音楽を手掛けています。

「瞳」は、プロのダンサーを目指す瞳(榮倉奈々さん)が祖父の勝太郎(西田敏行さん)とともに里子を育て、家族の絆を取り戻していく物語です。

作品名:第78作「瞳」
主題歌:「瞳」メインテーマ/中川英二郎
放送時期:2008年3月31日~2008年9月27日

第77作「ちりとてちん」主題歌

2007年10月から放送された第77作「ちりとてちん」の主題歌は、「『ちりとてちん』メインテーマ」です。女優の松下奈緒さんがピアノ演奏を担当しました。

松下さんは東京音楽大学でピアノを専攻しており、女優業の傍ら、ピアニスト、作曲家、歌手としても活動。2010年の「第61回NHK紅白歌合戦」では、ヒロインを務めた「ゲゲゲの女房」の主題歌「ありがとう」のピアノ演奏も披露しました。

「ちりとてちん」は、貫地谷しほりさん演じるヒロイン・喜代美が、上方落語に魅了され落語家を目指すというストーリーです。

作品名:第77作「ちりとてちん」
主題歌:「ちりとてちん」メインテーマ/松下奈緒
放送時期:2007年10月1日~2008年3月29日

・「朝ドラの中で、一番好きな作品で全てにおいて印象に残っているから」(53歳女性)

第76作「どんど晴れ」主題歌

2007年4月から9月に放送された第76作「どんど晴れ」の主題歌は、小田和正さんの「ダイジョウブ」です。小田さんの約2年ぶりのシングルとしてリリースされました。

本作は横浜生まれのヒロイン・夏美(比嘉愛未さん)が岩手・盛岡の老舗旅館で女将を目指すという物語ですが、主題歌を担当した小田さんもヒロインと同じ横浜出身。

そんな小田さんが歌った「ダイジョウブ」は、透明感のあるボーカルが胸に響くスローテンポの楽曲で、ドラマの舞台にちなんで盛岡駅の新幹線ホームで流れる発車メロディーにも採用されています。

作品名:第76作「どんど晴れ」
主題歌:ダイジョウブ/小田和正
放送時期:2007年4月2日~2007年9月29日

・「ドラマ自体がとても感動する内容で、主題歌も心に残っている」(47歳男性)

第73作「風のハルカ」主題歌

2005年10月から放送された第73作「風のハルカ」の主題歌は、森山直太朗さんの「風花」です。このドラマは、ヒロインのハルカ(村川絵梨さん)がツアープランナーとして才能を開花させていく姿を描いた作品です。

同曲の作詞作曲も行った森山さんは、同曲について「風が立って、雨や雪が降り注ぐ風景をイメージして」作ったとコメント。タイトルの「風花」とは、花びらが舞うようにちらつく小雪のことだそうです。

シンガーソングライターとして活動する森山さんですが、2020年放送の第102作「エール」では俳優として出演。主人公に音楽の楽しさを伝えるという小学校教師を演じ、作中では歌唱も披露しました。

作品名:第73作「風のハルカ」
主題歌:風花/森山直太朗
放送時期:2005年10月3日~2006年4月1日

・「さわやかで森山直太朗の声がよい」(67歳男性)
・「森山直太朗が元々好きだから」( 29歳女性)

第71作「わかば」主題歌

2004年9月から放送された第71作「わかば」の主題歌は、福山雅治さんの「泣いたりしないで」。

本作は、阪神・淡路大震災で父を亡くしたヒロイン・若葉(原田夏希さん)が父との約束を果たすために造園家の道を歩むというストーリー。

震災で傷ついた街と家族の再生を描いた物語にちなみ、「泣いたりしないで」も“再生"をテーマにした楽曲として制作されました。作詞作曲も福山さん自身で行っています。

作品名:第71作「わかば」
主題歌:泣いたりしないで/福山雅治
放送時期:2004年9月27日~2005年3月26日

・「元々福山雅治が好きで、主題歌で実際聴いてみたら、とっても優しい感じで愛に包まれているようでとても気に入ったから」(59歳女性)

第64作「ちゅらさん」主題歌

2001年4月から放送された第64作「ちゅらさん」の主題歌は「Best Friend」。沖縄出身の女性デュオ、Kiroroの代表作です。

沖縄を舞台にした「ちゅらさん」は、ヒロインの国仲涼子さんをはじめ多くの沖縄出身のキャストが出演。作中でも沖縄の方言や文化がたくさん登場し、日本中で沖縄ブームが巻き起こった作品です。

なかでも主題歌の「Best Friend」は大ヒット。今でもCMで使用され、卒業式や結婚式などさまざまな場面で歌われることの多い楽曲です。同曲はボーカルの玉城さんがピアノの金城さんに向けて感謝の思いを綴った曲であることがのちに明かされています。

作品名:第64作「ちゅらさん」
主題歌:Best Friend/Kiroro
放送時期:2001年4月2日~2001年9月29日

・「Kiroroの声や歌い方が沖縄の風土に合う」(53歳女性)
・「子供が保育園の卒園式で歌ったのが印象的だった」(47歳男性)
・「卒業式でも歌った思い出のある曲」(35歳女性)
・「舞台が沖縄なのでオープニングもご当地アーティストだろうと予想していましたが、沖縄民謡風のアレンジではなく彼女たちらしさを貫いているので」(58歳男性)
・「作品の内容にとてもマッチしていて印象に残るから」(47歳男性)

第63作「オードリー」主題歌

2000年10月から放送された第63作「オードリー」の主題歌は、倉木麻衣さんの「Reach for the sky」。このドラマは映画に魅了されたヒロイン・美月(岡本綾さん)が女優を目指し、その後映画監督になるまでを描いた作品です。

主題歌の「Reach for the sky」は、1999年に当時17歳でデビューした倉木さんの6枚目のシングル。倉木さんの透明感ある歌声によく合う落ち着いたメロディーと、「アハハと笑ってみようよ」という前向きな歌詞が印象的です。同曲は作詞も倉木さん自身が担当しました。

作品名:第63作「オードリー」
主題歌:Reach for the sky/倉木麻衣
放送時期:2000年10月2日~2001年3月31日

・「さわやか~。透き通った声が最高でした」(67歳男性)
・「倉木麻衣の歌声が、とても印象深いから」(53歳男性)

第61作「あすか」主題歌

1999年10月から2000年4月に放送された第61作「あすか」の主題歌は、オーボエ奏者の宮本文昭さんが演奏する「風笛~『あすか』のテーマ~」です。

現在は奏者を引退している宮本さんですが、現役時代はフランクフルト放送交響楽団やケルン放送交響楽団などの首席オーボエ奏者を歴任。ソリストとして高い評価を獲得している世界的な奏者です。

「あすか」は竹内結子さんの初主演作で、和菓子職人を目指すヒロイン・あすか(竹内さん)とあすかを見守る家族の姿を描いた心あたたまる作品です。

作品名:第61作「あすか」
主題歌:風笛~「あすか」のテーマ/宮本文昭
放送時期:1999年10月4日~2000年4月1日

・「ドラマ自体のストーリーが良かったし、主題歌も記憶に残っている」(46歳男性)

第59作「やんちゃくれ」主題歌

1998年10月から放送された第59作「やんちゃくれ」の主題歌は、ウルフルズの「あそぼう」。ボーカルのトータス松本さんが作詞作曲も担当しています。

「やんちゃくれ」は、ヒロインの渚(小西美帆さん)が様々な職業を経験しながらたくましく人生を歩む姿を描いた作品。主題歌の「あそぼう」も、そんな前向きなヒロインにぴったりのアップテンポで豪快な楽曲に仕上がっています。

ウルフルズのトータス松本さんは、俳優としても度々NHK作品に出演。朝ドラでは第103作「おちょやん」でヒロインの父・テルヲを熱演して話題を集めました。

作品名: 第59作「やんちゃくれ」
主題歌:あそぼう/ウルフルズ
放送時期:1998年10月5日~1999年4月3日

・「ドラムのイントロから強烈で、ワクワクドキドキ感が好きですね」(53歳男性)
・「ウルフルズが好きだから、特に印象強く記憶に残っている」(83歳男性)

第56作「あぐり」主題歌

1997年4月から放送された第56作「あぐり」の主題歌は、ヴァイオリニストの矢部達哉さんが演奏した「素晴らしき日々へ~『あぐり』ドラマテーマ」。

矢部さんは1990年に22歳という若さで東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターに抜擢され現在も第一線で活躍するヴァイオリニストです。そんな矢部さんが「あぐり」のテーマ曲にヴァイオリン・ソロで参加し、大きな反響を呼びました。

「あぐり」は、激動の大正・昭和を美容師としてたくましく生きたあぐり(田中美里さん)の物語です。

作品名:第56作「あぐり」
主題歌:素晴らしき日々へ~「あぐり」ドラマテーマ/矢部達哉
放送時期:1997年4月7日~1997年10月4日

第55作「ふたりっ子」主題歌

1996年10月から放送された第55作「ふたりっ子」の主題歌は、NOKKOさんが歌う「Natural」。ロックバンド・レベッカのボーカルとしても活動しているNOKKOさんのソロ9枚目のシングルです。

「ふたりっ子」は、対照的な性格の双子の姉妹(菊池麻衣子さん、岩崎ひろみさん)がそれぞれの幸せを探す姿を描いた作品。ヒロインの子役時代を演じた三倉茉奈さん、佳奈さんのデビュー作でもあります。

NOKKOさんの伸びやかな歌声が印象的な「Natural」は、ドラマの雰囲気にもぴったりで好評を博しました。

作品名:第55作「ふたりっ子」
主題歌:Natural/NOKKO
放送時期:1996年10月7日~1997年4月5日

・「ふたりっ子が好きだったから」( 52歳男性)

第54作「ひまわり」主題歌

1996年4月から10月にかけて放送された第54作「ひまわり」の主題歌は、山下達郎さんの「DREAMING GIRL」です。作詞は松本隆さん、作曲は山下達郎さんが担当しました。

山下さんは主題歌の提供に関して「朝ドラの主題歌は非常にスペシャル」とコメント。楽曲制作においては半年間毎日流れることを意識し、その回数に耐えられるよう飽きのこないものを作ろうと心がけたそうです。

「ひまわり」では、バブル崩壊の余波でリストラされたヒロイン・のぞみ(松嶋菜々子さん)が一念発起して弁護士を目指す姿が描かれました。

作品名:第54作「ひまわり」
主題歌: DREAMING GIRL /山下達郎
放送時期:1996年4月1日~1996年10月5日

・「山下達郎の曲はもともと好きだから」(54歳女性)
・「楽曲として美しい旋律だと感じたからです」(57歳男性)
・「メロディーが好きで印象に残っている」(50歳女性)

第52作「春よ、来い」主題歌

1994年10月から放送された第52作「春よ、来い」の主題歌は、松任谷由実さんが歌う「春よ、来い」。この朝ドラでは主題歌「春よ、来い」を松任谷さんが歌い、劇中歌を松任谷さんの夫である松任谷正隆さんが担当。夫婦でドラマを盛り上げました。

安田成美さんがヒロインを務めた「春よ、来い」はNHK放送70周年記念作品として1年間にわたり放送された作品で、主題歌も同じく1年に渡ってお茶の間の朝を彩りました。

同曲は本ドラマ以外にも数々のCMに起用され、卒業ソングとしても人気の高い松任谷さんの代表曲のひとつ。2011年には東日本大震災の被災地支援のためにアレンジした「(みんなの) 春よ、来い」が配信リリースされ、収益は全額被災地に寄付されました。

作品名:第52作「春よ、来い」
主題歌:春よ、来い/松任谷由実
放送時期:1994年10月3日~1995年9月30日

・「今でも歌い続けられる最高のテーマソングですね」(67歳男性)
・「歌詞を見なくても歌えるほど印象に残っているから」(46歳女性)
・「雰囲気が柔らかくて、好きな曲だから」( 42歳女性)
・「春になると、ついつい歌ってしまう歌。元々松任谷由実が好き」(49歳女性)
・「平成の名曲の1つであるし、とても印象に残る曲だから」( 42歳男性)

第48作「ひらり」主題歌

1992年10月から放送された第48作「ひらり」の主題歌は、DREAMS COME TRUEの「晴れたらいいね」。それまでインストゥルメンタルが主流だった朝ドラのテーマ曲ですが、同曲が主題歌として大ヒットして以降、ミュージシャンの起用が増えるようになりました。

「晴れたらいいね」は歌詞の中にドラマタイトルの「ひらり」を取り入れるなど作品に寄り添った楽曲に。同曲の作詞作曲も担当したボーカルの吉田美和さんいわく、「何年か後、『ひらり』を思い出した方に口ずさんでもらえるような心に残る歌」を目指して作ったそうです。

作品名:第48作「ひらり」
主題歌: 晴れたらいいね/DREAMS COME TRUE
放送時期:1992年10月5日~1993年4月3日

・「明るい曲でさりげなくドラマタイトルを歌詞に含めているから」(49歳男性)
・「うきうきする 晴れやかな気持ちになる」(51歳男性)
・「今でも口ずさむ色褪せない名曲だから」( 44歳男性)
・「迷いますが、どれもドラマの空気感にぴったりで中でもこの曲は主人公ひらりのテーマそのものだと思います」(45歳男性)
・「今でも歌えるほど、しかも歌うとドラマの場面を思い出す。素晴らしい歌でドラマとすごくマッチしていた」(40歳男性 )

第44作「凜凜と」主題歌

1990年4月から9月にかけて放送された第44作「凜凜と」の主題歌は、作曲家・堀井勝美さんによるテーマ曲「GREEN」。本作は、テレビの開発に情熱を注ぐ畠山幸吉(田中実さん)の半生を描いたドラマです。

テーマ曲を担当した堀井さんは、ドラマや映画、アニメ、CMなどの作曲・プロデュースを行う作曲家で、これまでに作曲した楽曲は2万曲以上。朝ドラでは「凜凜と」のほか、1995年放送の第53作「走らんか!」の音楽も担当しています。

作品名:第44作「凜凜と」
主題歌:GREEN/堀井勝美
放送時期:1990年4月2日~1990年9月29日

第43作「和っこの金メダル」主題歌

1989年10月から放送された第43作「和っこの金メダル」の主題歌は、作曲家の田村洋さんが制作したテーマ曲。このドラマは、バレーに青春を捧げたヒロイン・和子(渡辺梓さん)のその後の人生を描いた作品です。

作品名:第43作「和っこの金メダル」
主題歌:「和っこの金メダル」テーマ曲/田村 洋
放送時期:1989年10月2日~1990年3月31日

・「にぎやかで元気になれるテーマ曲だった」(49歳男性)

あなたの心に残る朝ドラの主題歌は?

今回は1989年(平成元年)~2022年(令和4年)までに放送されたNHK朝ドラの主題歌・テーマ曲から、特にマイナビニュース会員の記憶に残っている曲を紹介しました。

やはりドラマの内容や世界観とマッチした楽曲が、多くの視聴者の心に残っているようです。ドラマ放送終了後もCMに起用されたり、卒業式や結婚式で使用されたりと、いまなお様々なシーンで愛されている楽曲もたくさんありました。

あなたの心に残っている朝ドラ主題歌は何ですか?

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調査時期: 2022年4月21日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計520人(男性: 405人、女性: 115人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート