ネストエッグは6月8日、「夏のボーナスに関する調査」の結果を発表した。調査は5月20日〜23日、同社運営の自動貯金アプリ「finbee」のユーザー2,495名(Z世代270名、ミレニアル世代917名、氷河期世代810名、バブル世代以上498名)を対象にWebで行われた。

  • 夏ボーナス使用目的

    夏ボーナス使用目的

夏ボーナスの使い道を聞いたところ、今回も「貯金」(71.6%)がダントツトップに。しかしながら、その割合は昨年から2.4pt減少し、次点の「生活費の補填」(26.2%)も昨年から5.1pt減少。代わって「旅行」が昨年から8pt増の19.3%と、約2倍に増加。また、「外食」や「クルマ」といった外出を伴う消費も増加傾向となり、コロナ貯蓄から外出関連消費に使用目的が変化していることがうかがえた。

一方、イエナカ消費が一巡したためか、「ファッション」「家電」「食品」「ガジェット」は減少した。

  • 夏ボーナス使用目的の世代別比較

    夏ボーナス使用目的の世代別比較

また、夏ボーナスの使用目的について世代別にみると、Z世代では、全体平均より「貯金」「ファッション」「旅行」「推し活」「外食」が高く、貯金をしながらも「今」を楽しむための消費意向が高い傾向に。ミレニアル世代では「投資」が平均より高く、将来への備えの意識が高い。氷河期世代、バブル世代以上では「貯金」目的が平均を下回り、生活費の補填、ローン・借り入れの返済が平均よりも高かった。

  • 夏ボーナスのうち貯金にあてる予定金額と貯金にあてる比率の変化

    夏ボーナスのうち貯金にあてる予定金額と貯金にあてる比率の変化

夏のボーナスを「貯金」にあてると回答した人に、その予定額を教えてもらったところ、平均で21万8,247円という結果に。昨年から5万8,531円減少した。

また、貯金にあてる比率の変化を聞くと、「減らす」予定と回答した人がやや増加。理由としては、「生活費の補填のため」「ローン返済のため」「買い物のため(自分のほしいもの)」が上位に。一方、「増やす」と回答した人からは、「生活防衛のため」「老後資金のため」「家族のため(教育費など)」といった理由が多くあがった。