ビー・エム・ダブリューはこのほど、電気自動車(EV)「iX」のラインアップに「iX M60」を追加して発売した。

  • 次世代電気自動車「BMW iX」のラインアップに「BMW iX M60」を追加

iXはSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)をベースとするBMWのEV。サステイナブル(持続可能性)であることを目的に、パワートレインには電気モーターを採用し、大型のリチウム・イオン・バッテリーを搭載した、長距離走行を可能とした革新的な次世代電気自動車となっている。

  • 長距離走行を可能とした革新的な「iX」におけるトップ・モデル

ラインアップに加わった「iX M60」はiXにおけるトップ・モデルとなる。

  • 最高出力619PS、最大トルク1.015Nm、0-100km/hはわずか3.8秒で到達

最高出力258PS(190kW)を発揮するモーターを前輪に、最高出力489PS(360kW)を発揮するモーターを後輪に搭載する4輪駆動モデル。トータルでの最高出力は619PS(455kW)、最大トルクは1,015Nm(スポーツ・モードでは1,100Nm)、0-100km/hはわずか3.8秒だ。リチウム・イオン電池の総エネルギー量は111.5kWhで、一充電での走行可能距離は615kmとなる。

  • 10分の急速充電で最大約130km程度の航続可能距離を延ばすことが可能

普通充電では約19.5時間で充電開始時0%の状態から100%まで充電することが可能。急速充電(CHAdeMO)では約75分で約80%までの充電が完了する。10分の急速充電なら最大約80km程度の航続可能距離を延ばすことが可能となる。

150kWの急速充電器を利用の場合は約60分で約80%までの充電が完了。10分の急速充電で最大約130km程度の航続可能距離を延ばすことができる。

前輪、後輪ともに常に最良の車両地上高を保ち、乗り心地、敏捷性、安定性などのメリットをもたらす「アダプティブ・エア・サスペンション」を採用。そのほか、前後輪統合制御ステアリング・システム「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」や「ヒート・コンフォート・パッケージ」などで、快適な操縦性や乗り心地、車内環境を提供する。

  • 「アダプティブ・エア・サスペンション」など、さまざまな先進装備を用意

さらに、基本的に「無音」であるEVにおいて、音による効果で「駆けぬける歓び」を体感できる「アイコニック・サウンド・エレクトリック」を装備。オーディオ・スピーカーからは著名な映画音楽作曲家の1人であるハンス・ジマー(Hans Zimmer)により特別に作曲された音が流れる。

そのほか、安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」や、車載通信モジュールにより情報をITネットワークで繋ぐ「BMWコネクテッド・ドライブ」、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能な「BMW Intelligent Personal Assistant」(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)など、さまざまな先進装備を用意している。

メーカー希望小売価格は1,740万円。