外資系ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルと積水ハウスは5月26日、「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ」を北海道の恵庭市に、「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道長沼マオイの丘公園」を長沼町に、2館同時で開業した。

ともに地域経済の活性化を目指す「Trip Base 道の駅プロジェクト」の一環で、これまでにも全国で15館を展開。北海道では初めての開業となる。

今後の北海道の「新たな旅の拠点」になるであろう「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ」を内覧してきたので紹介したい。

  • 「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわ」

国内外に恵庭市の魅力を発信

オープニングセレモニーでは、積水ハウス 取締役 専務執行役員の石井徹氏が「フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道えにわを皮切りに、恵庭市、さらには北海道の知られざる魅力を国内外へと発信していきたい」と宣言。

マリオット・インターナショナル 日本・グアム担当エリア ヴァイスプレジデントのカール・ハドソン氏は「恵庭市は恵庭渓谷や三段の滝など魅力的な景観が多く、北海道らしさを感じられる場所。国内はもちろん、海外からのお客さまも温かくお迎えできるようになるのが待ち遠しい」と期待する。

  • 左から2番目がカール・ハドソン氏、3番目が石井徹氏、6番目が原田裕氏

また恵庭市長、原田裕氏は「道の駅を拠点に地域のさまざまな魅力に触れてほしい」と願いつつ、「例えばホテルのそばを流れる漁川(いざりかわ)では、9月にサケ、12月にそのサケを追うオジロワシの姿をホテルの客室から眺められます」とその魅力をアピールした。

東向き西向きで異なる眺望が楽しめる

客室はキングルーム36室、ツインルーム66室の全102室。

客室は約20平米の広さで、東向きの部屋からは自然豊かな漁川、西向きの部屋からは「花のまちづくり」を進める恵庭市のガーデニング拠点「はなふる」の花壇や菜園を眺めたり、夕日が山に沈んでいく光景も味わえたりできる。

  • 隣り合うキングとツインを中扉でつないだ4名で使用できる部屋も用意されている

宿泊費は 2名様利用で1室が1万4,520円~(※税金、サービス料込み)となっている。

地元の食材満載の朝食を提供

宿泊特化型ホテルのためレストランは設けられていないが、事前に予約をすればここでしか食べられない特製の「朝食ボックス」が用意される。

  • ローストポークが絶品、ぜひ食べてみてほしい

たっぷりの野菜が入ったスープカレーに恵庭産放牧豚「こな雪とんとん」を使用した自家製の焼売やローストポーク、花のまち「恵庭市」をイメージしたサンフラワーライスなど、地元の魅力や食材が詰まっているので、宿泊の際には忘れずにチェックしておきたい。

隣接する道の駅「花ロードえにわ」も楽しんで

ロビー横には、恵庭市にゆかりのあるアーティスト今村知佐さんたちの作品を展示。電子レンジや共用キッチンも設けられており、簡単な朝食や夕食を作れるようになっているのも特徴だ。

  • 無料のコーヒーメーカーで24時間コーヒーが飲めるのもうれしい

なお、隣接する道の駅「花ロードえにわ」には、「12種類野菜カレー」や「メンチカツカレー」など恵庭産放牧豚「こな雪とんとん」を使った特製カレーが味わえるレストランがあるので、そちらで食事を取るのもお勧めしたい。