「鬼滅の刃」は鬼と人間の戦いを描いた、吾峠呼世晴氏によるダークファンタジー・コミックスです。2019年のアニメ放送を機に人気は急上昇。2020年に劇場公開された「無限列車編」の国内興行収入は400億円を突破しています。

今回紹介する胡蝶 しのぶ(こちょう しのぶ)は、鬼殺隊の頂点に位置する柱のひとりです。丁寧な口調と底知れぬ笑顔が特徴ですが、その微笑みの裏には壮絶な過去が隠されていました。

この記事では、胡蝶しのぶについて徹底解説していきます。

胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)プロフィール情報

  • 『鬼滅の刃』に登場する人気キャラクター・胡蝶しのぶ イラスト:くまいぬ

    『鬼滅の刃』に登場する人気キャラクター・胡蝶しのぶ イラスト:くまいぬ

胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)とは、「那田蜘蛛山編」から登場する人気キャラクター。ここでは、胡蝶しのぶのプロフィールを紹介します。

名前 胡蝶 しのぶ
読み方 こちょう しのぶ
誕生日 2月24日
出身地 東京府北豊島郡滝野川村(北区滝野川)
階級 蟲(むし)柱
身長 151cm
体重 37kg
趣味 怪談話
好きな食べ物 生姜の佃煮

胡蝶しのぶは我妻善逸(あがつまぜんいつ)に「顔だけで食っていけそう」と言われるほど整った容姿で、可愛いと人気のキャラクターです。

服装と髪型

白地がベースの羽織の柄は、蝶がモチーフとなっています。彼女の体格に対して少しサイズの大きい羽織を着用していますが、理由は姉・胡蝶カナエの形見を着ているからです。

髪型は明治・大正時代に流行った夜会巻きをして、蝶の形をした髪飾りを付けています。胡蝶しのぶの後ろ姿は作中で度々描かれているので、是非チェックしてみてください。

胡蝶しのぶの声優

アニメで胡蝶しのぶの声を担当した声優は、早見沙織さんです。早見さんは胡蝶しのぶ役以外にもさまざまな人気作品に登場するキャラクターの声を担当しています。

■アニメ「物語」シリーズ / 斧乃木 余接

斧乃木余接は、フリルのスカートと無表情で抑揚のない喋り方が特徴の少女です。喋りながら動き回るので人間に見えますが、実は式神でかなりの攻撃力を持つ人形です。

■アニメ「賭ケグルイ」 / 蛇喰 夢子

賭ケグルイの主人公である蛇喰夢子は、賭け事に快感を覚えるギャンブル狂の女子高生。ギャンブル中には欲情したような表情を見せるという独特なヒロインです。

■アニメ「SPY×FAMILY」 / ヨル・フォージャー

殺し屋であることを隠したまま偽装結婚し、主人公・アーニャの義理の母となる女性。いばら姫という異名を持つ彼女は脅威的な殺人スキルを有していますが、普段はおだやかで実はお酒に弱いという一面もあり、魅力のひとつとなっています。

胡蝶しのぶの来歴

ここからは、胡蝶しのぶが鬼殺隊に入るまでの経緯や、命懸けで臨んだ最終決戦の結末、それから交友関係について紹介します。

胡蝶しのぶの過去

胡蝶しのぶはもともと、両親と姉の4人家族でしたが、幼い頃鬼に襲われ両親を失っています。胡蝶姉妹も命の危機に直面しますが、そこに駆け付けたのが悲鳴嶼 行冥(ひめじま ぎょうめい)でした。

間一髪のところで救出された胡蝶姉妹は、両親の亡骸を弔ったあと恩人である悲鳴嶼の元に押しかけます。鬼に大切な人を殺された自分たちと同じ思いを他の人にはさせたくないと決意した胡蝶姉妹は、鬼殺隊入隊を志願しました。

そんな2人に対して、普通の暮らしをすすめる悲鳴嶼でしたが、まったく聞き入れる様子のない胡蝶姉妹。そこで悲鳴嶼は彼女たちにあえて過酷な試練を与えて、間接的に鬼殺隊入隊を諦めさせようとします。

しかし、2人が見事試練を乗り越えたことで、悲鳴嶼は当初約束していたとおり、育手を紹介。その後、胡蝶姉妹は最終選別を突破し、念願だった鬼殺隊へと入隊しました。

本来の性格

本編で登場する蟲柱・胡蝶しのぶはいつもにこやかな表情をしていますが、姉の胡蝶カナエが生きている頃は眉間にしわを寄せ、しかめっ面をしていることが多く、負けん気の強い性格でした。

その様子が描かれるのは、7巻の番外編となる栗花落 カナヲ(つゆり かなお)との出会いのエピソードです。終始おだやかなカナエとは対照的に、大人相手でもひるむことなく人売りの男を睨みつける胡蝶しのぶ。

その後のやり取りからも、もともとは直情的で短気な性格であることが見て取れます。蟲柱として登場する胡蝶しのぶとは別人のようですが、これが彼女の本来の性格です。

笑顔の理由

ではなぜ胡蝶しのぶが、常に笑顔で丁寧な喋り方をするようになったのか。それは最愛の姉であるカナエの死がきっかけでした。カナエは、哀れな存在である鬼と仲良くするという夢を持っていました。

両親に続き姉までも鬼に殺されたことで、胡蝶しのぶは鬼に対して激しい憎悪を抱くようになり、カナエの遺志を継がなくてはならないという使命を己に課すことになります。しかし、本心と相反する理想を追い続けることは過酷で、徐々に心が疲弊していきました。

それでも胡蝶しのぶにとってカナエの存在はとても大きく、生前カナエに言われた「笑った顔が好き」という言葉を胸に、笑顔を絶やすことなく姉のような言動をするようになったのでした。

胡蝶しのぶと珠世が共同開発した薬

鬼でありながら無惨の支配から逃れ、医師として人間の社会で暮らしていた珠世は、無惨を倒すための薬を胡蝶しのぶと共同で研究・開発していました。ただ、大切な家族を鬼に殺された過去があるため、理性を保っているとはいえ鬼である珠世を警戒する胡蝶しのぶ。

しかし珠世は、最終的に鬼を人間に戻すための薬を3つも開発しているため、薬学に精通する立場として胡蝶しのぶは素直にそのすごさを認めていました。

鬼と仲良くするというカナエの遺志が少し形になった瞬間でもあり、憎むべき対象であるはずの珠世を“人”として認識した場面は、作中でも上位に入る感動的な名場面でしょう。

胡蝶しのぶの最期

胡蝶しのぶは上弦の鬼・童磨との戦いで戦死しています。この童磨は姉・カナエを殺した鬼でもあり、彼女にとっては絶対に倒すべき仇です。童磨が姉を殺した鬼だと気づいた胡蝶しのぶは、これまで見せたことのない表情で激昂します。

しかし胡蝶しのぶは、鬼の頸を斬ることができない剣士です。そのため、最終決戦に臨む前の段階から、彼女は毒を使って鬼を弱らせ、とどめは継子である栗花落カナヲに託そうと考えていました。

童磨戦ではその作戦どおり、胡蝶しのぶは毒となった自らを童磨に吸収させることを選択します。この捨て身の戦略が上弦の弐である童磨を倒すことにつながりました。

この時の胡蝶しのぶの活躍については、後ほどくわしく紹介します。

胡蝶しのぶと柱・隊士たちとの交友関係

胡蝶しのぶと柱・隊士たちとの交友関係について解説します。

柱・隊士たちとの関係性

公式ファンブック「鬼殺隊見聞録・弐」によると、胡蝶しのぶは他の柱との打ち解け度数は85%と高めの数値となっています。ちなみにこの値は、煉獄 杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)、甘露寺 蜜璃(かんろじ みつり)、悲鳴嶼 行冥、宇髄 天元(うずい てんげん)に次いで5番目です。

また、話しかけやすい柱番付には3位に入っていることから、社交的で良好な人間関係を築いているのがわかります。甘露寺を大好きと表現したり、恩人である悲鳴嶼を心から尊敬していると断言したりしていることから、素直さも感じられます。

さらには、煉獄とは話が噛みあわない時があると思っていたり、冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)にはもう少し喋ったほうがいいと感じていたりすることが明かされているあたりは、物事をハッキリと伝える胡蝶しのぶらしさが表れています。

かまぼこ隊と呼ばれる4人との関係

カナエと似た優しさを持つ竈門 炭治郎(かまど たんじろう)と、鬼になっても人を襲わない竈門 禰豆子(かまど ねずこ)。彼ら竈門兄妹に強い可能性を感じているしのぶは、姉の理想を叶えることを彼らに託しています。

山で育ったが故に人間社会に不慣れだった嘴平 伊之助(はしびら いのすけ)は、しのぶによく叱られていました。その際、しのぶが指切りの歌を歌ったことがあり、それが伊之助の潜在意識の中の母と重なっていたようです。伊之助はほとんどの人名を間違えて呼びますが、しのぶだけは一度も間違えずに呼んでいました。

また、我妻善逸は那田蜘蛛山で蜘蛛になりかけていたところを、しのぶに救われています。あの時、しのぶの到着が少しでも遅ければ、善逸をはじめとする多くの隊士たちが命を落としていたことでしょう。しのぶは戦闘だけでなく、医療の面でも鬼殺隊に大きな貢献をしていました。

カナヲや蝶屋敷の少女たちとの関係

しのぶの継子であるカナヲは、胡蝶姉妹のことを心から慕っていて、最終決戦の場では2人の妹であることを誇り、自らを鼓舞していました。

蝶屋敷では元剣士の神崎アオイや、鬼に家族を奪われた少女たちに薬学や医学の知識を伝え、看護師としての役割を与えています。胡蝶しのぶはそんな少女たちをただの部下ではなく、実の妹のように可愛がっていました。

胡蝶しのぶの呼吸法

蟲柱・胡蝶しのぶが使う呼吸法と、扱う技の名前や効果について紹介します。

蟲の呼吸

胡蝶しのぶは自身が独自に編み出した“蟲の呼吸”の使い手です。この蟲の呼吸は、水の呼吸から派生した花の呼吸をさらに発展させたもの。しのぶが蟲の呼吸を編み出した理由は、自身が人よりも小柄な体格のため鬼の頸が斬り落とせないからでした。

肉体的に足りない力を補うために、彼女は藤の花から作り出した毒を利用するようになりました。豊富な薬学の知識を最大限活用し、斬撃ではなく刺突を主とする蟲の呼吸の技は、胡蝶しのぶにしか使いこなすことのできないものです。

蟲の呼吸の特徴

通常鬼を倒すには、日輪刀で鬼の頸を斬り落とすことが必要です。しかし、小柄で力のないしのぶは、鬼の頸を斬らずに鬼を倒すという戦闘スタイルを選びました。彼女は鞘の中で毒を調合し、それを鬼の体内に注入することで鬼を倒す方法を確立したのです。

この蟲の呼吸は、脅威的な速度で鬼を突くことに特化した型です。ただ、仮にこの技術を修得したとしても、毒の配合は彼女の膨大な薬学の知識があって初めて成立するものなので、結局のところ蟲の呼吸を扱えるのは胡蝶しのぶただひとりということになります。

技名一覧

蝶ノ舞・戯れ

「蝶ノ舞・戯れ(たわむれ)」は、蝶が舞うように身軽な動きで相手を混乱させ、その後目に見えないスピードで敵に複数回の突きを繰り出す技です。アニメでは、蝶が印象的なとても美しいエフェクトが付けられていました。

蜂牙ノ舞・真靡き

「蜂牙(ほうが)ノ舞・真靡き(まなびき)」は、人並外れた踏み切りの力で一気に相手との距離を詰め、蜂が毒針を刺すように鬼の身体を貫く技です。最終決戦では、上弦の鬼である童磨でさえもこの攻撃を受け止めきれませんでした。

蜻蛉ノ舞・複眼六角

「蜻蛉(せいれい)ノ舞・複眼六角(ふくがんろっかく)」は、認識できない速度で六方向から連続して突きを繰り出し、大量の毒を注入する技です。ここぞというときに使用されることが多い決め技となっています。

蜈蚣ノ舞・百足蛇腹

「蜈蚣(ごこう)ノ舞・百足蛇腹(ひゃくそくじゃばら)」は、尋常ではない勢いの踏み込みと四方八方へ移動する動きで敵を混乱させ、隙ができたところで一度深く沈み込み一気に胸元を貫き通す技です。

どれも軽やかな移動や超スピードが必要になる技ですが、小柄で身軽な胡蝶しのぶだからこそ成立する戦闘スタイルとなっています。まさしく「蝶のように舞い、蜂のように刺す」を体現する技なのです。

胡蝶しのぶの日輪刀

鞘の中で毒を調合するという特殊な戦闘スタイルを成立させるためには、日輪刀も特殊なものでなければなりません。そこで、胡蝶しのぶの日輪刀にはどういった特徴があるのか、また誰が作った刀なのかを紹介します。

刀の特徴

特筆すべきは日輪刀の先端部分です。一般的な日輪刀と違い、刃の部分が細く先が尖っています。刀を鞘にしまうたびに調合した毒が塗られた先端で思いきり鬼を突くことで、頸を斬らずに鬼を倒すことが可能になりました。

また、他の日輪刀に比べ刃の幅が狭いので「悪鬼滅殺」という文字は両面にわける形で彫られています。鍔(つば)は蝶の羽を彷彿とさせるデザインで、刀身の色は藤色に変化します。

胡蝶しのぶの刀を打った刀鍛冶は

胡蝶しのぶの日輪刀は、鉄地河原 鉄珍(てっちかわはら てっちん)という刀鍛冶が打ったものです。刀鍛冶の里の里長で、胡蝶しのぶの刀以外には甘露寺の刀も鉄珍が打ちました。ちなみに鉄珍の息子の願珍は伊黒 小芭内(いぐろ おばない)の刀を担当しています。

刀を鞘に納めた際に毒の調合を変更したり、毒の量を調節したりできるからくり仕掛けが施されていますが、どのような仕組みになっているかは鉄珍としのぶの2人しか知らないそうです。

胡蝶しのぶの登場シーンや名言

ここでは、胡蝶しのぶが活躍した登場回や名言を紹介します。

初登場は何話?

胡蝶しのぶは単行本では4巻28話、アニメでは15話で初登場します。

下弦の鬼・累がいる那田蜘蛛山で、炭治郎ら隊士たちは苦戦していました。鴉からその知らせを聞いたお館様こと産屋敷 耀哉(うぶやしき かがや)に呼び出されたのが胡蝶しのぶと冨岡義勇でした。2人はお館様の命を受け、隊士たちを助けるために那田蜘蛛山へ向かいます。

「人も鬼もみんな仲良くすればいいのに」という彼女の最初のセリフには、鬼に殺されたカナエの遺志が含まれています。

冨岡義勇との関係

鬼滅の刃ファンの間では、冨岡としのぶのピリッと空気が凍り付くようなやり取りが密かな人気となっています。

炭治郎と禰豆子を庇う冨岡義勇と、鬼の禰豆子を殺そうとする胡蝶しのぶは、那田蜘蛛山で対立します。その際に冨岡へ発せられたしのぶの「そんなだからみんなに嫌われるんですよ」というインパクトの強いセリフは、彼女を代表する名言のひとつとなりました。

その後も続けられるうまく会話にならない2人のやり取りは、シリアスな物語のなかで、思わずクスリと笑ってしまうコミカルなシーンです。

那田蜘蛛山での活躍

那田蜘蛛山では、蜘蛛にされた隊士たちに解毒薬を打ち治療していきました。この処置が遅ければ命を落としていた隊士がたくさんいたはずで、しのぶは医療班としても大活躍したことになります。

また、姉蜘蛛と対峙した際は、音も気配もなく間合いに入り、にこやかに恐ろしい言葉を並べ、姉蜘蛛を恐怖で凍り付かせます。終始笑顔のしのぶでしたが、その表情の下には鬼への憎しみがありました。最終的に蝶ノ舞により一瞬で姉蜘蛛を倒しています。

煉獄杏寿郎を見送る胡蝶しのぶ

アニメ24話の冒頭では、無限列車の任務へと向かう煉獄杏寿郎が胡蝶しのぶと会話を交わすシーンが追加されています。このシーンは原作にないアニメオリジナルでした。

煉獄の背中に「お気をつけて」と呟くシーンは、「無限列車編」の結末を知ってから見直すととても切ない気持ちになってしまいます。煉獄の姿を最後に見た柱は、胡蝶しのぶだったのですね。

最終決戦での童磨戦

胡蝶しのぶは最終決戦で、姉・カナエを殺した仇である童磨と対峙することになります。脅威的なスピードを武器に、通常であれば即死するはずの量の毒を童磨に注入しますが、惜しくもその毒は分解され、逆に致命傷を負ってしまいました。

それでも必死に立ち向かうも、上弦の弐である童磨には敵わず、しのぶは童磨に吸収されてしまいます。しかし、これこそがしのぶの真の狙いでした。彼女は自らが藤の花の毒を服用することで、自身の身体を鬼の致死量の約700倍もの毒の塊へと変えていたのです。

胡蝶しのぶを食べた童磨が大量の毒を分解できずにいたところに、カナヲ・伊之助が登場。2人で力をあわせ、見事に童磨の頸を斬り落としました。しのぶは自分自身を犠牲した捨て身の作戦を実行したわけですが、この作戦を決行することはいつから決めていたのでしょうか。

それを解決するために注目したいのは、蝶屋敷編での善逸の「しのぶさんっていう人の音は独特なんだよな」「今まで聞いたことない感じだ。規則性が無くてちょっと怖い」という発言です。

耳がよい善逸は音だけで鬼を判別したり、人の感情を読みとったりすることができます。そんな善逸が、“独特な音”、“規則性がなくて怖い”、“今まで聞いたことがない”と言っているということは、この時すでに健康状態になかった可能性が高いです。

また、公式ファンブックにて冨岡は胡蝶しのぶに対し「顔色が悪いことがある」という印象を持っていました。これも、毒の服用による副作用だったのかもしれません。そうなるとおよそ1年前後もの期間をかけた長期的な計画だったと考察できます。

胡蝶しのぶの最後の戦いとなる最終決戦での童磨戦は、単行本17巻で読むことができます。ちなみに胡蝶しのぶが亡くなるシーンは143話です。

キメツ学園での胡蝶しのぶ

おまけとして、「鬼滅の刃」のキャラクターたちの現代学園パロディ漫画である、公式スピンオフ作品「キメツ学園!」での胡蝶しのぶの設定を紹介します。

キメツ学園での胡蝶しのぶは、高等部3年の蓬(よもぎ)組に在籍していて、学園三大美女のひとりです。ちなみに三大美女の残る2人は、謝花梅(堕姫)と、栗花落カナヲで2人とも高等部2年菫(すみれ)組に在籍しています。

胡蝶しのぶは薬学研究部とフェンシング部を掛け持ちしていて、フェンシングの大会では優勝した経験もあるようです。突き技を得意とする剣士でありながら医療にも長けていた本編の設定がしっかりと活かされています。

姉のカナエは生物教師で華道部の顧問という設定になっていて、カナヲも共に仲良く暮らしています。原作ファンには嬉しい現代パロディ作品なのでとてもオススメです。

胡蝶しのぶは知れば知るほど魅力的なキャラクター

「鬼滅の刃」に登場する蟲柱・胡蝶しのぶは鬼に家族を奪われたことで鬼に強い憎悪を抱きますが、姉の遺志を引き継ごうと葛藤しながらも鬼殺隊の柱として奮闘していました。独自の戦闘スタイルと呼吸法は、彼女にしか扱えない唯一無二のものです。

多くの人に慕われた胡蝶しのぶは、戦力としても医療班としても鬼殺隊に大きく貢献し、大いに存在感を示しますが、最後は姉の仇である上弦の弐・童磨との戦いで自らを犠牲にすることを決意し戦死します。

歯に衣着せぬ物言いが印象的な人物ですが、内面を知れば知るほど魅力を感じてしまう、そんなキャラクターです。彼女の生い立ちや背景を知ったうえで、作品を見返すのもいいかもしれませんね。

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