古舘春一氏による高校バレーボールを題材にした漫画「ハイキュー!!」。
2012年から8年5か月にわたり「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載、2014年にはテレビアニメ化され、最終45巻の発売時点で累計発行部数5000万部を突破した大人気作品です。
高校生の熱い青春が描かれる作中には、心に響く名言が数多く登場することでも知られています。そこで今回は、マイナビニュース会員の男女513名を対象に、漫画「ハイキュー!!」の中で印象に残っている名セリフについてアンケート調査を実施しました。
-
出典:amazon
漫画「ハイキュー!!」の名言ランキング
マイナビニュース会員に漫画「ハイキュー!!」に登場する名セリフの中で印象に残っているものを聞いてみたところ、このような結果になりました。
1位「『諦めない』って口で言う程簡単な事じゃねぇよ」【影山飛雄】(9.7%)
2位「まだ負けてないよ?」【日向翔陽】(7.9%)
2位「負けたくないことに理由って要る?」【日向翔陽】(7.9%)
4位「逃げる方が 絶対後からしんどいって事は もう知ってる」【縁下力】(7.5%)
5位「おれが居ればお前は最強だ!!!」【日向翔陽】(7.0%)
6位「下を向くんじゃねえええええ!!! バレーは!!! 常に上を向くスポーツだ」【烏養繋心】(5.3%)
7位「信じてるよお前ら」【及川徹】(4.4%)
8位「―才能は開花させるもの ―センスは磨くもの!!!」【及川徹】(4.0%)
9位「…もしも相手が絶対かなわない様な強敵だとしても 勝とうとしなきゃ勝てないよ」【澤村大地】(3.5%)
9位「“負け”は弱さの証明ですか? 君達にとって“負け”は試練なんじゃないですか?」【武田一鉄】(3.5%)
11位「お前の1番のスピード 1番のジャンプで とべ ボールは俺が持って行く!」【影山飛雄】(3.1%)
12位「“3年生なのに可哀想”って思われても試合に出られるチャンスが増えるならなんでもいい」【菅原孝支】(2.6%)
12位「託されたラストボール 何度壁にブチ当たろうとも ―打ち切る 打ち切ってこそ エース!!!!」【東峰旭】(2.6%)
12位「壁に跳ね返されたボールも俺が繋いでみせるからだから、だからもう一回トスを呼んでくれ!! エース!!!」【西谷夕】(2.6%)
15位「戻れ すぐ戻れ 十分な助走距離の確保を 全力のジャンプを 何回でも何回でも何回でも!!! 思考を止めるな 足を止めるな 気持ちを切らせばボールが落ちるぞ」【東峰旭】(2.2%)
15位「ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか」【田中龍之介】(2.2%)
15位「何かを始めるのに“揺るぎない意志”とか“崇高な動機”なんて無くていい 成り行きで始めたものが少しずつ大事なものになっていったりする スタートに必要なのはチョコっとの好奇心くらいだよ」【清水潔子】(2.2%)
15位「オラそんなに思い詰めんな 焦るのは解るけどなー 回り道には回り道にしか咲いてない花があんだからさ」【田中冴子】(2.2%)
15位「小さい事はバレーボールに不利な要因であっても 不能の要因では無い!!」【星海光来】(2.2%)
20位「お前を倒すのは絶対おれ!! それが10年後でも20年後でも絶対!!」【日向翔陽】(1.8%)
20位「ネットの“こっちっ側”にいる全員! もれなく“味方”なんだよ!! 下手糞上等!! 迷惑かけろ!! 足を引っ張れ!! それを補ってやるための!! “チーム”であり “センパイ”だ!!!」【田中龍之介】(1.8%)
20位「皆は強いです 烏野は強いです “飛べない烏”がまた飛ぶところ会場中に見せてあげましょう!! “見よっ” “古兵烏野の復活だ!!”と!!!」【武田一鉄】(1.8%)
20位「最初クリアできそうにないゲームでも繰り返すうちに慣れるんだよ」【孤爪研磨】(1.8%)
24位「心配することなんか何も無え!! 皆 前だけ見てけよォ!! 背中は俺が護ってやるぜ」【西谷夕】(1.3%)
24位「ほんの僅か いらだちと焦りを含んだ綻びを まってたよ」【月島蛍】(1.3%)
24位「そんなモンッ プライド以外に何が要るんだ!!」【山口忠】(1.3%)
24位「何か 嫌だ 俺は 俺達が勝つ事を疑わない でも 今 初めて 明確に お前を叩き潰したい」【牛島若利】(1.3%)
28位「今のお前は ただの『ちょっとジャンプ力があって素早いだけの下手くそ』だ 大黒柱のエースになんかなれねえ でも俺が居ればお前は最強だ!」【影山飛雄】(0.9%)
28位「相手が天才1年だろうが牛島だろうが“6人”で強い方が強いんだろうがボケが!!!」【岩泉一】(0.9%)
28位「俺のセットで打てへんやつはただのポンコツや」【宮侑】(0.9%)
28位「喝采は要らん ちゃんとやんねん」【北信介】(0.9%)
32位「―俺達は血液だ 滞り無く流れろ 酸素を回せ “脳”が 正常に働くために」【黒尾鉄朗】(0.4%)
32位「試合で100%を出すってカンタンじゃない でもね赤葦 俺には120%をちょうだい」【木兎光太郎】(0.4%)
32位「よりいっぱいのモンで支えたんねん セッターやもん」【宮侑】(0.4%)
1位「『諦めない』って口で言う程簡単な事じゃねぇよ」【影山飛雄】(9.7%)
最初で最後の公式戦に出場する中学3年の日向。ひとつでも多く勝ち進もうと意気込みますが、初戦の相手は影山がセッターを務める北川第一。
優勝候補といわれる強豪校相手にも勝つつもりでいる日向が、「負けが決まっている試合などない、諦めなければ……」と言いかけたところで影山はこの言葉を口にします。核心をつく影山の一言が見事1位となりました。
・「言葉で諦めないと言いつつ内心は諦めていると思いがちになってしまうから図星だと感じた」(49歳男性)
・「熱い言葉だから好きで、勇気がもらえる」(58歳女性)
・「読んでいて心に刺さった」(58歳男性)
・「青春時代を思い出す」(56歳女性)
・「その時の感情で相手に励ましの言葉をかけたつもりでもその言葉が重荷に感じることもあると思わせるシーン、緊張感のある場面で放たれた非常に考えさせられる言葉で、いつまでも心に響く名言だと思います」(54歳男性)
2位「まだ負けてないよ?」【日向翔陽】(7.9%)
2位にランクインしたのは主人公・日向のこのセリフ。中学時代の試合で格上の北川第一と対戦することになり、その実力差に1年生は既に戦意喪失。
会場の誰もが日向たちの敗北を確信していますが、唯一日向だけはまだ諦めておらず、強がりでも何でもない本音が出た瞬間でした。
・「厳しい状況でも結果が出るまで諦めないのがとても前向きだと思った」(49歳男性)
・「どれもいいが、あえて選ぶならこれ」(40歳男性)
・「自分自身も何回もそういう場面に遭遇したことがあり、いつもそう思ってやってきたから共感が一番持てると思ったセリフ」(60歳男性)
・「軽い言葉だけど重い」(62歳男性)
2位「負けたくないことに理由って要る?」【日向翔陽】(7.9%)
新マネージャーの谷内は初めて練習試合に参加した際、日向の気合いの入れように驚きます。なぜそこまで頑張れるのかと聞きますが、上手く答えられない日向。
それを見て、きっと何かしらの理由があるのだと納得しようとする谷内に対して、日向が放ったこの言葉が3位でした。
・「そのとおり。感情は理由ではない」(60歳男性)
・「私自身、超のつく負けず嫌いなので。本当そのとおり! 負けたくないのに理由はない!」(57歳男性)
・「スポーツだけじゃなく、仕事でも勉強でも、生きていくなかにも当てはまる言葉で、まさにそのとおりだと共感した」(60歳男性)
・「シンプルだけど、真髄をついている」(56歳女性)
4位「逃げる方が 絶対後からしんどいって事は もう知ってる」【縁下力】(7.5%)
試合中の接触で急遽離脱した主将・澤村の代役を務めた縁下。緊張で委縮しそうになりながらも、心の中で自分にこの言葉を言い聞かせ立て直します。
1年生の頃、辛い練習から逃げた過去を後悔している縁下だからこそ言える、このセリフが見事4位にランクインしました。
・「自分も逃げたくなる時がたくさんあるが、いつもこの言葉を思い出して勇気づけられているから」(59歳男性)
・「子どもにも教えてあげたいと思う心にしみる言葉です」(77歳男性)
・「人生の教訓となる名セリフだと思うから」(48歳男性)
5位「おれが居ればお前は最強だ!!!」【日向翔陽】(7.0%)
青葉城西との試合中、相手セッター・及川の実力を改めて目の当たりにしその勢いにのまれかける影山。なんとか立て直そうとしますが思うように調子が上がりません。
そんな影山に日向が言ったこの言葉が、いつもの調子を取り戻すきっかけとなります。 相棒ともいえる2人の関係が垣間見えたセリフが5位にランクインしました。
・「日向の限りない自信と勇気を感じられる力強い言葉だから」(53歳男性)
・「しみる言葉だったし、感動した」(63歳男性)
・「自信にあふれた言葉だから」(47歳男性)
6位「下を向くんじゃねえええええ!!! バレーは!!! 常に上を向くスポーツだ」【烏養繋心】(5.3%)
春高予選の決勝、5セット目で相手チーム白鳥沢学園のマッチポイントという場面。緊張と焦りでうつむきかけた選手たちを見た鳥養コーチの魂の叫びが6位にランクイン。
会場中に響き渡るその大声は、のまれかけた空気を一気に断ち切るのには充分でした。
・「アニメでの迫真の演技がとても印象に残っているから」(19歳男性)
・「前向きな気持ちになれるから」(38歳男性)
7位「信じてるよお前ら」【及川徹】(4.4%)
7位は、大王様こと青葉城西主将・及川のこのセリフ。普段は飄々としている及川ですが、試合直前チームメイトへこの言葉をかけるときはいつもと違い真剣な様子。
スパイカーの実力を最大限引き出すと言われるほどすごいセッターから、ここまでハッキリ信頼されればチームとしての士気も当然上がります。青葉城西というチームの絆を感じられるセリフでした。
・「短い言葉だが重みがある」(37歳男性)
・「土壇場でグッと来たセリフ」(39歳男性)
・「周りを信用する言葉を伝える事を言えるのが素敵に感じたから」(39歳男性)
8位「―才能は開花させるもの ―センスは磨くもの!!!」【及川徹】(4.0%)
春高予選準決勝、烏野のマッチポイントで迎えた最終セット。追い込まれる青葉城西ですが土壇場で及川の超ファインプレーが飛び出しました。この時、及川が心の中で言ったセリフです。
県内No.1セッターと言われる及川ですが、彼は決して天才ではありません。人知れず悩みもがき苦しみながらも進み続けた結果の実力で、そんな及川のひたむきに努力し続ける姿勢を表す、このセリフが8位となりました。
・「ストーリー性と、完成度がとても高いと感じた」(52歳男性)
・「才能は自分にもあると信じて日々に努めてこそ開花できるし、センスも自ら磨き続けてこそ表出するものというのは、まさに座右の銘にすべき至言だから」(69歳男性)
・「アニメーション・漫画共に読んでいて印象にもっとも残っていたから」(24歳男性)
9位「……もしも相手が絶対かなわない様な強敵だとしても 勝とうとしなきゃ勝てないよ」【澤村大地】(3.5%)
9位にランクインしたのは、烏野高校主将・澤村が同じく烏野高校の女子バレー部主将・道宮に向けて言ったこの言葉です。
3年生にとって最後となる夏の大会前、どうせ1回戦負けだとはじめから諦めモードの道宮でしたが、澤村にこの言葉をかけられ、ハッとしたように気合いを入れ直していました。
・「人生で勝負が多く、勝てない可能性が高いから最初からあきらめてしまっていることが多いと感じたから」(52歳男性)
・「とても勇気をもらえたから」(38歳男性)
9位「“負け”は弱さの証明ですか? 君達にとって“負け”は試練なんじゃないですか?」【武田一鉄】(3.5%)
インターハイ予選決勝で青葉城西に敗れたことを受け止めきれずにいた日向と影山に、武田先生がかけた言葉が同率9位に入りました。
穏やかに優しく語りかける武田先生の言葉は2人に気付きを与え、再び前へ進むための後押しとなりました。
・「印象に残る言葉なので記憶に残り続けています。今後も楽しみにしております」(46歳男性)
・「感動する言葉が多いがその中でもこれがいい」(52歳男性)
11位「お前の1番のスピード1番のジャンプで とべ ボールは俺が持って行く!」【影山飛雄】(3.1%)
11位は入部を賭けた3対3の試合中、まったく息が合わない日向に影山が言ったこの言葉。この時、日向は影山を信じる以外の解決策が見当たらなかったため、なんと目をつむりボールを一切見ずに全力でスパイクに挑み成功させました。
日向と影山の武器である変人速攻が生まれるきっかけとなった1本です。
・「プライドと能力と信頼を感じるセリフだから」(27歳男性)
・「とても感動できるからです」(34歳女性)
12位「“3年生なのに可哀想”って思われても試合に出られるチャンスが増えるならなんでもいい」【菅原孝支】(2.6%)
試合のメンバーに悩む鳥養コーチ。セッターには影山を使うべきとわかってはいても、自身が高校生の頃満足に試合に出られなかった経験をしているので、3年生の菅原を出してあげたいと思い揺れていました。
そんな鳥養コーチに菅原自ら「チームの勝利を最優先すべき」と直談判しに行った際の、決意のこもった菅原の言葉が12位でした。
・「熱い気持ちになれたから」(32歳女性)
・「もっともらしいと思ったけど、よく考えたら、意味がある」(58歳男性)
12位「託されたラストボール 何度壁にブチ当たろうとも ―打ち切る 打ち切ってこそ エース!!!! 」【東峰旭】(2.6%)
同率で12位となったのは烏野のエース・東峰の気合いがあふれ出たこのセリフです。
伊達工業との試合で徹底的にスパイクを止められた東峰は心が折れてしまいますが、菅原、西谷とのプレイでその過去を払拭。見事立ち直り、バレー部に戻ってくる事になりました。
・「非常にやる気が起きる気がするから」(63歳男性)
・「魅力的で斬新な内容でした」(39歳女性)
12位「壁に跳ね返されたボールも俺が繋いでみせるからだから、だからもう一回トスを呼んでくれ!! エース!!!」【西谷夕】(2.6%)
同じく12位にランクインしたのが、東峰が復活する一連のプレイの中で見事なブロックフォローをみせた西谷の言葉。
こんなにも心強いリベロにボールを託されて、心が震えないはずがありません。東峰の背中を押す熱いセリフでした。
・「熱いスポ根漫画において伝説の名シーン」(38歳男性)
・「新鮮だった。こんな漫画は初めてで感動しました」(44歳女性)
15位「戻れ すぐ戻れ 十分な助走距離の確保を 全力のジャンプを 何回でも何回でも何回でも!!! 思考を止めるな 足を止めるな 気持ちを切らせばボールが落ちるぞ」【東峰旭】(2.2%)
東峰が部活から離れる原因となった伊達工業との再戦。またしても東峰はブロックに捕まってしまいますが、以前のような弱さはありませんでした。
頼れる仲間への信頼、精神的な成長が感じられるセリフが15位にランクイン。リベンジを果たすことで東峰は正真正銘、烏野のエースとなりました。
・「烏野の姿勢を示す印象的な言葉」(30歳男性)
・「一番好きなフレーズだから」(40歳女性)
15位「ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか」【田中龍之介】(2.2%)
同じく15位にランクインしたのは、稲荷崎戦で自分に喝を入れる田中の一言。思うように活躍できず周りとの才能の差を痛感し、心が折れそうになりますが、ここで折れないのが田中龍之介という男です。
強靭なメンタルで自らを鼓舞し、最後まで立派な戦力であり続けました。
・「すべて名言だと思うのですが、特に、と言われると自分自身を含めて多くの人間が凡人の中で、この言葉、この前後のシーン、話は突き刺さる」(53歳男性)
・「大多数の平凡な人間にこそ響くセリフだと思うから」(43歳男性)
15位「何かを始めるのに“揺るぎない意志”とか“崇高な動機”なんて無くていい 成り行きで始めたものが少しずつ大事なものになっていったりする スタートに必要なのはチョコっとの好奇心くらいだよ」【清水潔子】(2.2%)
後任を探していたマネージャーの清水に声をかけられ、入部を迷っていた谷内。そんな彼女に清水は自身もバレーは未経験だったことを伝え、この言葉をかけます。
引っ込み思案だった谷内の背中を押した、清水のまっすぐな言葉が同率で15位となりました。
・「自分にも同じ経験があるから。その好奇心でマラソン始めたらサブ3ランナーになれた」(49歳男性)
・「一番印象に残っているから」(56歳男性)
15位「オラそんなに思い詰めんな 焦るのは解るけどなー 回り道には回り道にしか咲いてない花があんだからさ」【田中冴子】(2.2%)
期末試験で赤点を取ってしまい、東京遠征に出遅れる日向と影山。彼らを東京まで送り届けたのが田中の姉・冴子でした。
東京へと向かう道中、焦りからソワソワする日向にかけたこの言葉が同率で15位にランクイン。この言葉のおかげで、日向からは肩の力が抜けました。
・「心にグッと突き刺さるセリフが印象的で好きな言葉です」(33歳女性)
・「涙がとまらなかったので」(25歳女性)
15位「小さい事はバレーボールに不利な要因であっても 不能の要因では無い!!」【星海光来】(2.2%)
同率15位の最後は、日向が憧れる小さな巨人にもっとも近いと言われる星海のセリフでした。169㎝と小柄な星海ですがユース合宿に呼ばれるほどの実力者。
そんな彼がインタビュアーの前で堂々といったこのセリフは、同じく小柄な日向に大きな勇気を与えました。
・「背が低いので、とても共感できる。背中を押される感じがするから」(31歳男性)
・「このシリーズは選んだものだけでなく、とても心に残る名言が多く、読んでいて勇気づけられることが多いので楽しみである」(60歳男性)
20位「お前を倒すのは絶対おれ!! それが10年後でも20年後でも絶対!!」【日向翔陽】(1.8%)
いつものように部室にどちらが先に着くか競い合う日向と影山。影山に先を越された日向は去年の今頃も負けていた、と中学の試合を思い出します。
そして、その悔しさを忘れていなかった日向は中学の時と同じ言葉を改めて影山に伝えますが、その表情は1年前の泣き顔とはまったく別物でした。その後に続けて伝えた、自信をつけた日向の決意表明とも取れる、このセリフが20位となりました。
・「努力して絶対に勝つって言う気力がすごい」(43歳男性)
・「一番好きなシーンだから」(41歳男性)
20位「ネットの“こっちっ側”にいる全員! もれなく“味方”なんだよ!! 下手糞上等!! 迷惑かけろ!! 足を引っ張れ!! それを補ってやるための!! “チーム”であり “センパイ”だ!!!」【田中龍之介】(1.8%)
同じく20位となったのは、2年生エース田中のこの言葉です。
練習試合のため、青葉城西を訪れた烏野メンバーでしたが、日向は初めての練習試合ということもありガチガチに緊張し空回り。どんどん追い詰められていく日向に田中が言ったのがこのセリフでした。田中のおかげで日向は緊張が解け、調子を取り戻しました。
・「このセリフからは仲間意識や連帯感を大切にする日本人的な思考の持ち主であることが伝わり気に入っています」(60歳男性)
・「試合に臨むチームの心意気が素晴らしく思います」(53歳女性)
20位「皆は強いです 烏野は強いです “飛べない烏”がまた飛ぶところ会場中に見せてあげましょう!! “見よっ” “古兵烏野の復活だ!!”と!!!」【武田一鉄】(1.8%)
インターハイ予選の初戦。試合直前に監督の武田先生が烏野メンバーを送り出す際かけたセリフが同率で20位にランクインしました。
「落ちた強豪 飛べない烏」と言われ続けてきた烏野の、快進撃の幕開けを飾るにふさわしいセリフです。
・「このセリフが一番胸に刺さって辛い状況の時に必ず思い出すので」(45歳女性)
・「名門の復活って感じでカッコいい」(60歳男性)
20位「最初クリアできそうにないゲームでも繰り返すうちに慣れるんだよ」【孤爪研磨】(1.8%)
同じく20位にランクインしたのは東京の強豪、音駒高校セッター孤爪のセリフです。
烏野との練習試合、見慣れない変人速攻に戸惑う音駒メンバー。しかし、持ち前の観察眼と分析力で攻略法を見出す孤爪。ゲームが大好きな彼らしいセリフでした。
・「本当にそう思います。チャレンジする、それが重要」(60歳男性)
・「仕事でも最初はできないけど繰り返していくうち上達して慣れるのは皆同じだと思います」(53歳男性)
24位「心配することなんか何も無え!! 皆 前だけ見てけよォ!! 背中は俺が護ってやるぜ」【西谷夕】(1.3%)
2、3年生にとっては因縁の相手でもある、伊達工業との再戦で緊張する烏野メンバーたち。その様子を見た西谷が言ったカッコよすぎるセリフが24位でした。
烏野の守護神と言われる彼にしか言えない言葉ではないでしょうか。
・「男前ですごい安心感を与えてくれるから」(54歳男性)
・「意識が高くて、好きなキャラクター」(30歳男性)
24位「ほんの僅か いらだちと焦りを含んだ綻びを まってたよ」【月島蛍】(1.3%)
同率で24位になったのは、春高予選決勝で白鳥沢学園と対戦中の月島のこのセリフです。全国三大エースと言われる牛島の攻撃に苦戦する烏野でしたが、月島は何度も何度もブロックにつきます。
そのしつこさにいらだった相手セッター白布が思わず焦ったトスを上げた瞬間、待っていましたと言わんばかりのブロック。遂に牛島のスパイクを止めることに成功しました。
・「このセリフがなぜかとても記憶に残ったから」(57歳男性)
24位「そんなモンッ プライド以外に何が要るんだ!!」【山口忠】(1.3%)
東京合宿での山口のセリフも、同率で24位となりました。どんなに頑張っても一番になれないのに必死になる意味がわからない、と主張する月島の胸倉を掴み反論する山口。
1年生で唯一控え選手となりながらも、必死に努力を続けていた山口だから言えたセリフでした。
・「特に印象に残っているシーンだから」(21歳男性)
24位「何か 嫌だ 俺は 俺達が勝つ事を疑わない でも 今 初めて 明確に お前を叩き潰したい」【牛島若利】(1.3%)
白鳥沢学園エース牛島のこのセリフも、同率で24位にランクインしました。全国三大エースと言われるだけあり、その実力は他を圧倒しています。そのため、牛島本人も自分が強者である事への絶対的自信がありました。
しかし、突然現れた日向という存在に、敵対心を燃やす牛島のセリフになっています。
・「カッコいいと思ったから」(40歳男性)
28位「今のお前は ただの『ちょっとジャンプ力があって素早いだけの下手くそ』だ 大黒柱のエースになんかなれねえ でも俺が居ればお前は最強だ!」【影山飛雄】(0.9%)
町内会チームとの練習試合、エースに憧れる日向はおとりという自分の役割に自信を持てずにいました。そんな日向が内心エースに嫉妬していることを見抜いた影山。
自分のトスで日向を引っ張り上げるという、自信にあふれるこのセリフが28位でした。
・「応援したい気持ちになったからです」(27歳女性)
28位「相手が天才1年だろうが牛島だろうが“6人”で強い方が強いんだろうがボケが!!!」【岩泉一】(0.9%)
同率で28位となったのが、青葉城西のエース岩泉が中学3年生の時に幼なじみの及川へ放ったこのセリフです。
同じ中学に入学してきた天才影山、同学年で地区最強の牛島の存在に焦る及川。その様子を見た岩泉は及川へ頭突き、そして怒鳴ります。少々強引ではありますが、及川が我に返るきっかけとなりました。
・「勇気が湧いてくるから」(42歳女性)
28位「俺のセットで打てへんやつはただのポンコツや」【宮侑】(0.9%)
稲荷崎高校の宮侑が言ったセッターとしての実力と自信を感じられる一言が同率で28位にランクイン。
ユース合宿の際、ポジションをシャッフルしたゲームで、影山は宮のトスからスパイクを打ちました。試合後、宮から感想を求められ、影山は「打ちやすかった」と素直に答えます。
・「カッコいいので。さすがだと思う」(32歳女性)
28位「喝采は要らん ちゃんとやんねん」【北信介】(0.9%)
稲荷崎高校主将、北のセリフも同率28位でした。稲荷崎の主将でありながらユニフォームをもらうのは中学を含め初めてだった北が、烏野戦に途中出場した際のセリフです。
ずば抜けた実力や技術はありませんが、練習でできたことは絶対できるという選手です。チームを引き締める安定したプレイはさすがとしか言えません。
・「とても印象的なセリフだったからです」(73歳女性)
32位「―俺達は血液だ 滞り無く流れろ 酸素を回せ “脳”が 正常に働くために」【黒尾鉄朗】(0.4%)
音駒高校主将、黒尾による気合い入れの言葉が32位にランクイン。試合前に円陣を組み集中力と気合いを高めるために行いますが、孤爪は恥ずかしいようでやめたがっていました。 この円陣は代々受け継がれてきたもので、現在監督をしている猫又先生が音駒で選手としてプレイしていた時からやっていたものです。
・「監督の人柄のファンです!」(45歳男性)
32位「試合で100%を出すってカンタンじゃない でもね赤葦 俺には120%をちょうだい」【木兎光太郎】(0.4%)
全国で5本の指に入ると言われる梟谷学園主将の木兎が、春高の狢坂戦でセッターの赤葦に対し心の中で言ったセリフが同率32位でした。
この試合、不調の赤葦でしたが一度ベンチに下がることでいつもの冷静さを取り戻し、試合に戻ります。復活した赤葦に120%を求める木兎と、見事それに応える赤葦の熱いプレイでした。
・「引き込まれて、とてもおもしろかった」(58歳男性)
32位「よりいっぱいのモンで支えたんねん セッターやもん」【宮侑】(0.4%)
烏野の攻撃に押される稲荷崎でしたが、宮のトスから修のスパイクが決まります。通常であれば腕2本のアンダーで上げるボールだったにもかかわらず、体勢を崩してでも指10本のオーバーでトスを上げた宮。そして満面の笑みで楽しそうにこのセリフを言うのでした。
セッターとしてプライドや誇りがにじみ出る宮のセリフが同率で32位となりました。
・「ストーリーに引き込まれました」(35歳女性)
あなたが好きな『ハイキュー!!』の名言は?
漫画『ハイキュー!!』は高校バレーを題材にしたスポ根作品ですが、今回選ばれた名言を見てみると人生においても共感できるセリフが数多くありました。
苦しい時、逃げ出してしまいたい時、心が折れそうになった時にそっと寄り添い背中を押してくれる、そんなあたたかい言葉たちに出会える作品が『ハイキュー!!』です。
あなたを勇気づけてくれる、元気にしてくれる名言はなんでしたか?
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビに還元されることがあります
調査時期:2022年4月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計513人(男性: 402人、女性: 111人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート