馬場といえば、抜群のスタイルを生かし、モデルとグラビアの両方で活躍する“モグラ女子”の代表格としてその存在を世間に知らしめたが、いまや女優としても大活躍。ドラマや映画に引っ張りだこだ。
馬場自身はもともと女優志望。「お芝居がやりたいという思いはずっと変わっていません。その中で、モデルやグラビアをやっていたという感じで、意識的に女優のシフトしようということではないです」と女優業への思いは以前から変わらないと言うが、「やりたかったことができるようになっているのかなとは思いますね」と語る。
女優業のやりがいは経験を重ねる中で増しているようだ。「毎回たくさんのスタッフさんやキャストの皆さんと出会いますが、7、8年くらいお仕事をしていると、以前お仕事した監督とまたお仕事できたり、共演した方とまた共演できたり、そういう再会はすごくうれしいです」。
ファンの声も大きな励みに。「『ドラマを楽しみに今週も学校頑張ります』『仕事頑張ります』など、うれしい言葉をいつも届けてくださるので、すごく支えになっています。それもやりがいの一つになっていると思います」と感謝した。
また、根底にある「お芝居が楽しい」という思いは変わらないものの、「わからないなっていつも思います」と告白。「たぶん一生わからないんだろうなと。同業の友達とも『お芝居って何? わからないよね』って話すことがあります」と打ち明けつつ、「いろんな作品をやっていく中で学んだことや、現場の空気感、監督とのコミュニケーションなど、いろんなものを手掛かりに演じています」と役作りについて語る。
女優とモデル・グラビアの活動の相乗効果も感じているという。「女優の経験がモデルやグラビアに生きることがたくさんあるなと。雑誌の撮影で洋服を着ているときに、こういう服を着ている子はたぶんこういう生活をしているなって自分の中で考えたり、『non-no』の連載も、ほかの方が作る世界に私が飛び込むという連載なので、演じているような感覚に。自分の中では境目がないのかもしれません」。
互いの活動が生きているというのは「年々感じるようになった」とのことで、マルチな活躍によってどの活動もますます魅力が増していくのだろう。