映画『はい、泳げません』(6月3日公開)の公開直前イベントが25日に都内で行われ、長谷川博己、綾瀬はるか、渡辺謙作監督が登場した。
同作は高橋秀実による同盟小説の実写化作。大学で哲学を教える小鳥遊雄司(長谷川)は泳げず人生のほとんどで水を避けてきたが、ある日ひょんなことから水泳教室に足を運ぶ。その日から陸よりも水中の方が生きやすいという水泳コーチ・薄原静香(綾瀬はるか)と、水への恐怖で大騒ぎしながらそれでも続ける雄司の、一進一退の日々が始まる。泳ぎを覚えていく中で雄司は現実とも向き合うことになり、ある決定的な理由で水をおそれることになった雄司の、苦しい再生への第一歩だった。
イベントでは、作品のストーリーにちなみ「克服できないこと」をフリップで発表。「触れません」と掲げた綾瀬はカマキリのイラストを添え、長谷川から「絵がうまいね」と褒められる。綾瀬は「ちょっと野性児っぽい感じでつかめそうと思われるんですけど、特にカマキリが苦手で。パリッとしてそうで触れないです」と独特な理由を明かした。
綾瀬はカマキリが苦手なことについて「子供の頃からです。よく学校帰りに道端にいたんですよ。座った横にいたとか、それでですかね。うわー! っていう。また来た! ていう感じです。触れないです」と説明。一方長谷川は「カマキリ、けっこう触れる。昔よく決闘させたんだよ、カマキリ同士」と振り返り、「逆にあえて思いっきり触ってみるとか。水に入れないっていうのも意外と逆療法で、1回押されて入ってみたら大丈夫、みたいな。1回カマキリに挟まれてみたら、いてー! と思いながらも愛着が湧くかもしれない」とアドバイスする。綾瀬は「もしカマキリに出会ったら手を出してみます」と従いつつも、「いいアドバイスをいただいたのかわかりません」と苦笑していた。