京阪ホールディングスは、新技術を活用したサービス創造の一環で、仮想空間にしか存在しない「デジタルヒューマン」を活用したPRの実証実験を5月13~27日に実施すると発表した。近い将来のメタバースの普及など見据えた取組みだという。

  • 京阪ホールディングスがデジタルヒューマンを活用したPRの実証実験を行う

  • 画像の人物はすべてデジタルヒューマンだという

今回の実証実験では、デジタルヒューマンが登場する京都の観光案内動画を京阪電車公式YouTubeチャンネルやSNSで公開。視聴後にアンケートを実施し、回答者の中から抽選で50人に「QUOカードPay」500円分をプレゼントする。

京阪ホールディングスは、アンケートをもとに好感度や魅力度などについて基礎データを得るとともに、文字・音声情報との情報伝達度の違い、制作過程での技術的制約や課題について検証を行う。京都大学発のシンセティックAIのスタートアップ企業「データグリッド」と共同で実施し、データグリッドはデジタルヒューマンの生成で実験に参加するとのこと。