7人組アーティスト・7ORDER(安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央)の冠番組『セブオダ REBOOOOOOORN! 7ORDER 進化計画』(全4回隔週配信)が、Huluにて独占配信されている。

4月29日に配信された第1回では、かもめんたる・岩崎う大によるガチの演技オーディションが行われ、5月13日0時から配信された第2回では、NGを出したら最初からやり直しとなる「チャレンジ・ワンカットドラマ」に挑戦することに。7人それぞれがオーディションに挑んだ結果、主役の探偵から端役の死体役まで配役され、ドラマ撮影の展開に注目となっている。

今回は、同番組の配信に際して諸星翔希、森田美勇人、長妻怜央の3人にインタビュー。「バラエティトリオ」と呼び声高い3人に、個性豊かな7人のメンバーのバラエティ力について紹介してもらった。

  • 左から長妻怜央、諸星翔希、森田美勇人 撮影:泉山美代子

    左から長妻怜央、諸星翔希、森田美勇人 撮影:泉山美代子

■バラエティトリオとして登場

――今回Huluさんの配信バラエティ番組の取材ということで、みなさんが「バラエティトリオ」だという触れ込みでうかがっております。

全員:(笑)

森田:今、知りました。僕らの役目を!(笑)

諸星:そういうことだったんですね!

長妻:まあ……なくはないですね(笑)

森田:バラエティを意識し始めてつまらなくなってる(笑)。でも実際、さなぴー(真田)とかのが面白いですからね。

諸星:たしかに、さなぴーは突発的なところでは天才的に面白い。でも、こういう真面目な取材などではあんまり面白くはないです(笑)

全員:(笑)

森田:いないところで言うなよ!(笑)

長妻:先輩とか芸人さんとかにいじられると、めちゃくちゃ面白さを発揮するんです。

――メンバーそれぞれ、バラエティの強さはどんなところにありますか?

長妻:みゅっさん(森田)は、メンバーだけの方が光ります。

諸星:楽屋芸人じゃん!

長妻:芸人さんとかいると、ちょっと人見知りが発揮されちゃって。

森田:基本人見知りなので、YouTubeとか自分たちだけの空間はすごく楽しいけど、バラエティはあんまり向いてないかもしれない(笑)。今回も緊張しちゃって、まず楽屋でう大さんがどんな人なのかみんなで調べたんです。コントも完成度が高くて、すごくシュールで哲学的な世界観があって、うまくやりとりできるのか心配でしたけど、実際にお会いしたらナチュラルで優しい方だし、これまで接した芸人さんの中でも初対面から話しやすかったです。

長妻:みゅっさんのバラエティ力で言うと、以前Huluさんで7ORDERのクリスマスパーティーの配信番組(「7ORDER ONLINE Xmas Party 2021」)をやらせていただいた時のお買い物企画がすごくて。最初に使える額が決まっていて、僕は経理係だったので、お金をしっかり計算してたんですけど、みゅっさんがやけに色々買おうとしたり、値段も嘘ついたりしてきたので、「何やってんだよ!」と注意したら、「好き勝手やった方が面白くなるから!」って(笑)

森田:予算の上限を超えたら自腹みたいな企画で、ながつ(長妻)は真剣に計算してるんですよ! 何、真面目に電卓やってんだと思って。

長妻:電卓の数字を消してきたりするんですよ! でも僕は頭で覚えてるから「危ない危ない。覚えてるからよかったけどさあ」と。

諸星:覚えてんじゃないよ!(笑)

森田:好きなものを買いなよ!(笑)

諸星:買い物の時に、2人でなんかこそこそ話してたんですよ。揉めてるのかな? と思ったら、そんなやりとりがあった(笑)

■死線をくぐり抜けてきた

――諸星さんの面白さはいかがですか?

森田:モロ(諸星)こそ結構ミラクルを引き起こすタイプで、土壇場にもめちゃくちゃ強いんです。突発的な瞬発力もあるし、追い込めば追い込むほど強くなっちゃう、サイヤ人みたいなタイプ。お笑いサイヤ人(笑)

諸星:瀕死のときの方が力が出てくるんですけど、なかなかその状況に陥りたくないです(笑)。若い頃はそういう状況に陥ることがたくさんあって、そこで磨かれた力が……。

森田:死線をくぐり抜けてきてる。

諸星:ただ最近あんまりそういうシチュエーションもなくて、Huluさんでけっこうあの時の自分を思い出す……。だってこの番組の初回でも、う大さんがオーディションで俺の目を見てダメ出ししてくるんですよ。みんないるのに、その時だけは俺の目を見て「不名誉なことです」と言うから!

森田:計画性を持たない時に生まれる面白さがすごいよ。

――長妻さんも「爆発力がある」といった話があったりしますよね。

森田:基本的にモンスターですよね。ルールブックには載ってないですね、ながつの例は。

長妻:置きに行かないように心がけてるんです。勢いがあってシュールな人が好きで、芸人さんでいったらパンクブーブーさんとかよく見ています。それを普段やってみたくなっちゃうんですけど、周りから見たら怖いらしいです。

諸星:見たことのないファイトスタイルだから、ムズい。「何、そのパンチ!?」みたいな(笑)。でも、美勇人が1番さばくのがうまい。

森田:ながつは普段から常にボケてるから、そこにつっこむことを習慣としてれば慣れます。

諸星:前に原宿を3人で歩いてたら、2人でずっと漫才みたいな……でも本当に意味のないわからないことをながつが言って、美勇人がつっこんで爆笑してというやりとりをしてて、それが一生終わらないから話に入れなかったことを、すごく覚えてる!

長妻:話に入ってこないから、もろっしー(諸星)、怒ってんのかな? と思った。

諸星:いや、入れないんだよ!(笑)

森田:でも今回、本当にバラエティの話を期待されてるんですね! 俺たち3人じゃなくて、顕嵐が来たら演技の話を聞かれるんじゃない!?

――阿部さんでもバラエティの話を聞きます!

長妻:本当ですか? 顕嵐もすごく面白いんだよなあ。

森田:今回も、第2回目の放送ではワンカットドラマで顕嵐が探偵役をやっていて、ポーズをとるんだけど、顔とポーズが全然マッチしてない(笑)。また見たくなってきたからあとで見ようかな。

諸星:「今、何を思ってんのお前!?」という顔で(笑)

長妻:狙いがあるとは思えない(笑)

諸星:たぶん、ないんだよね。ないから面白いんだよ。

長妻:頭を無にして、そこには何も意味を成してない。

森田:だから面白い。無我の境地ですよ。追い込まれすぎて、全然役名にない名前を叫んだりして、本当に極限の顕嵐が見れます。

■実はドッキリを疑っていた!?

――安井さん、萩谷さんはどういうところが面白いですか?

森田:萩ちゃん(萩谷)も追い込まれてパンチが強いものが出てくる、ミラクル系です。普段はしっかり者なんですけど、そんな萩ちゃんが追い込まれて変になってる感じが面白い。中にやばい化け物抱えていたりするし(笑)

諸星:ギリギリテレビに映せるか映せないかくらいの(笑)

長妻:萩ちゃんは真面目だから「バラエティは難しくて……」みたいなスタンスなんです。面白いと言われることも自分にとってはちょっと違うみたいなんですけど、めっちゃ面白いんです。それを頑張って隠そうとするけど、出ちゃう。本人は真面目にやりたかがってるけど、輝いてます。

諸星:謙ちゃん(安井)はめちゃくちゃしゃべれるのに、自分が1番つまらないと思ってて、それが面白い。あとはプライベートや楽屋でもハプニングを起こすのは彼なんです。周りのものをガシャンと飛ばすし、昔、みんなでフェスに行った時には、モッシュに参加したら軽すぎて弾き飛ばされて血がダラダラになってた(笑)

森田:モッシュで渦になるじゃないですか。渦がサーっと引いた時に、か細い安井が膝を抱えてうずくまって……「どうした!?」みたいな(笑)

長妻:この間までやっていた「Date with.......」というライブでは、テレビショッピング風映像を撮ったんですけど、みんながメイクする中で安井くんが最後に登場したら、メイクを頑張りすぎてよくわからなくなってた。

森田:たぶん強そうにしたかったんだろうけど、仕上がりが悪役女子プロレスラーになってたんだよね。

諸星:周りはみんな「フレディ・マーキュリーのパロディだな」とか、わかりやすいメイクだったんだけど、最後に1人だけよくわからないやつができちゃってた(笑)

長妻:それで安井くんの扮装はカットされちゃったんですけど、もろっしーもシンプルに使われてなかったよね。

諸星:そこで腹立つのが、謙ちゃんは最後に映って「カットされてるじゃん!」というツッコミも込みだったのに、その裏に隠れて本当に使われてない俺がいたという……。

全員:(笑)

長妻:もろっしー、ニットしか映ってなかった(笑)

――バラエティでも個性を発揮できるメンバーがそろってるんですね。その中でもやはりこの御三方は選抜トリオだと…。

全員:(笑)

長妻:この3人は珍しいから、僕は本当に今日ドッキリだと思ってた!

森田:昨日、ながつが「みゅっさん、俺わかっちゃった」とか言って(笑)。「この3人の組み合わせで呼ばれることがあんまりないから、考えられることはドッキリしかない」って。

周囲のスタッフ:(爆笑)

長妻:今日はメイクもバラバラだったので、その間にドッキリにかけられていくんだろうなと(笑)

諸星:検証パターンだ! 個室に入れられて落とし穴があるとか(笑)

長妻:そうそう! 小ドッキリがいっぱいあるんじゃないかというところまで想像してた。実は自分はドッキリが苦手で、急にやられると逆に反応できないんです。リアクションがマジで弱くて、「ええ……」みたいな感じになっちゃうから、今日はリアクションを準備して来たんですけど、本当にない!? 暴いちゃったらすいません! 昨日マネージャーさんに車で「ドッキリでしょ」と言ったら「え!? いや、ないっすけどね」ってめっちゃ笑ってましたもん。

森田:でも、含ませてる感じのリアクションだったんですよ!? 俺らも「あーあー、わかりやすい感じ出してるな」とか言っちゃった(笑)

長妻:恥ずかしい(笑)。バラエティ班としての取材でした。

■7ORDER
安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人組アーティスト。2019年に結成され、2020年3月にインディーズシングル「Sabaoflower」を発売、2021年1月に日本コロムビアからアルバム『ONE』でメジャーデビューを果たす。現在2ndアルバム『Re:ally?』、2ndシングル「レスポール」が発売中。7ORDER 3周年感謝祭「燦参七拍子」(5月21日~22日 幕張メッセ イベントホール)の開催、8万5千人を動員した全国ツアーのDVD・Blu-ray『”Date with......."7ORDER LIVE TOUR 2021-2022』発売(6月29日)も控える。