高橋については「監督ともよくディスカッションをされていますし、一つ一つのシーンで役にしっかりと真摯に向き合っていらっしゃるなと、初日に思いました。高橋さんを見ていると、みなぎるエネルギーをすごく感じるので、良い刺激を受けています」と、役柄の関係性と同じように、高橋のことを心からリスペクトしていると言う。

さらに「高橋さんは健康法にも詳しくて、例えば、『眠れない』とか『花粉症が辛い』といった悩みを言えば『これをやるといいよ』と的確なアドバイスをしてくださいます。だから現場では、みなさんが助けられています。そういう風にいろんなところをとことん詰める高橋さんは、志村そのものです」と感心しきりだ。

また、磯ヶ谷役の有岡の印象については「テレビで見るキャラクターと本当に変わらないです。飾らずに誰にでもフランクに話しかけてくださるし、いつも場を盛り上げてくださいます。それに、ちょっと天然なところも垣間見えるところが、磯ヶ谷そっくりだなと思いながら、いつも楽しく同じシーンを撮影させてもらっています」と笑顔で話す。

警視庁刑事部・捜査一課チームとして、捜査一課長・犬飼彰吾役の原田泰造や、キャリア監察官・猿渡紳一郎役の桐谷健太なども出演。緊迫感あふれるシーンの撮影が多い現場だが、オフショットでは、共演者と和気あいあいと話せる時間もあるそうだ。

「初めての刑事役でしたが、桐谷さんや泰造さん、有岡さんと、現場にはムードメーカーの方々が多いので、みなさんがお話をしてくださり、緊張をほぐしてくださるので、すごく救われています。『昨日は何時間寝れた?』か『何食べた?』とか、他愛もない話をしてリラックスできるのですが、まさかここまでオンオフがはっきりされているとは思わなかったですね」