趣味や欲しい物にお金を使いたいが、生活必需品や子供の教育費や家のローンなどで出費が多い社会人。年収や環境によって異なりますが、「自分と同じ年収の人のお小遣い額は一体いくらに設定しているのだろう」と気になることはありませんか。今回は、マイナビニュース会員の男女501名を対象に、「社会人のお小遣い額」に関してアンケートを実施。年収別でのお小遣い額ランキングTOP3とその金額に設定した理由を聞いてみました。

  • 年収別! 社会人のお小遣い額ランキング

■社会人のお小遣い額ランキング

<100万円未満>

1位 1万円未満 (18名)
2位 1万円以上~3万円未満 (5名)
3位 3万円以上~5万円未満 (3名)

年収が100万円未満の人のお小遣いは1万円未満が1位という結果になりました。 設定理由は、「生活に必要な額の残りがこのくらい」「それしか残らない」と、自由に使える金額が少なく、生活費に回しているという声が多く集まりました。

また「家計の節約のために、減らしています」「貯金をする金額を決めていて、その余り」と、貯金を重視している人もいるようです。

<100万円~200万円未満>

1位 1万円以上~3万円未満 (16名)
2位 1万円未満 (7名)
3位 3万円以上~5万円未満 (4名)

年収100万円~200万円未満の人の中では、1万円以上~3万円未満が1位に。「手取り額から必要経費を差し引くと金額しか残らない」「生活するので目いっぱい」など、自由に使えるお金が少ないというコメントがあげられていました。

収入が少ないという声が上がっている中で、「少しでも貯金をしたいから」「生活に必要な額から余った分けらなるべく貯金をして、このくらい使って良いことにしている」と、うまく貯金に回しているという声も。

<200万円~300万円未満>

1位 1万円以上~3万円未満 (26名)
2位 3万円以上~5万円未満 (17名)
3位 1万円未満 (11名)

年収200万円~300万円未満の人の多くも1万円以上~3万円未満をお小遣い額に設定していることが判明。理由を見てみると、「毎月の最低限の生活の残りがこのくらいしかないから」「毎月の生活費の支払いや食費等を引いて残った額」と同様な意見があげられていました。

中には「子供が小さくお金がかかるから」「老後資金のため」など、子供の教育費や老後に備えた貯蓄を重視する声も見受けられます。

<300万円~400万円未満>

1位 1万円以上~3万円未満 (26名)
2位 3万円以上~5万円未満 (16名)
3位 1万円未満 (12名)

300万円~400万円未満の年収の人では、1万円以上~3万円未満にお小遣い額を設定している人が1番多い結果となりました。

「生活費と貯蓄を除いてから残りの額」という声もありましたが、「特に決めていない」「あまり使うことがない」とコメントが多く、趣味や外食などに使える金額の幅が広がっているようです。

<400万円~500万円未満>

1位 1万円以上~3万円未満 (21名)
2位 3万円以上~5万円未満 (20名)
3位 1万円未満 (10名)

400万円~500万円未満の年収の社会人では、1万円以上~3万円未満が1位、僅差で3万円以上~5万円未満が2位に。「生活費や教育費などの必要経費を収入から引くとこのくらいになるから」「子供を塾に通わせているため」と世帯持ちの社会人も多く、生活費や教育費を除いた額がお小遣いになっている人もいるようです。

また、「なんとなくいつもこれくらいで貯金できているから」など貯金もしつつ、うまくやりくりをしながら自由に使える金額が増えている人も見受けられました。

<500万円~600万円未満>

1位 3万円以上~5万円未満(25名)
2位 1万円以上~3万円未満 (17名)
3位 9万円以上~11万円未満 (7名)

年収500万円~600万円未満の人の多くは、3万円以上~5万円未満をお小遣い額に設定している人が多いという結果に。「これから子供にも老後にもお金は必要なのでできるだけ無駄はしない」「子供が大学生で学費がかかるから」と教育費のために貯金を重視している人や、「夫婦間での会議の末」「奥さまとの取り決め」などの世代持ちの社会人からコメントが寄せられていました。

<600万円~700万円未満>

1位 3万円以上~5万円未満 (14名)
2位 1万円以上~3万円未満 (7名)
2位 5万円以上~7万円未満 (7名)
3位 1万円未満 (2名)

600万円~700万円未満の年収の社会人では、1位が3万円以上~5万円未満、2位が同率で1万円以上~3万円未満、5万円以上~7万円未満となりました。

設定理由を聞いてみると、「世間一般的に3万円とよく聞くから」「なんとなく」と、お小遣いの平均金額で設定している人が多く、中には「管理職故に、個人的に交際費が結構かさむ」「平日昼食と夜のお付き合いとゴルフ月1回の合計」など接待交際費をお小遣いに含めている人もいるようです。

<700万円~800万円未満>

1位 1万円以上~3万円未満 (13名)
2位 3万円以上~5万円未満 (11名)
3位 9万円以上~11万円未満 (8名)

年収700万円~800万円未満の社会人は、1位は1万円以上~3万円未満、僅差で3万円以上~5万円未満が2位になりました。

「特に理由はありません。必要な額に近い額にはなっています」「適当に決めている」と理由のない人が多く見られましたが、「子供の教育と住宅ローンがあるため」「教育費などに費用がかかるため、必要最低限の額になっている」と教育費や住宅ローンから、必要最小限の金額に設定している人もいるようです。

<800万円~900万円未満>

1位 3万円以上~5万円未満 (9名)
2位 1万円以上~3万円未満 (6名)
3位 5万円以上~7万円未満 (4名)
3位 1万円未満 (4名)

800万円~900万円未満の人は、3万円以上~5万円未満近辺でお小遣い額を設定人いる人が多く、「子供の教育費のために節約中」「娘が三人おります。大学生と高校生です」など、教育費を支払っているという意見が集まりました。

「夫婦で話し合って決めた」「毎日のお小遣いが1,000円で月に換算すると3万円となるためです。それ+昼食代を1ヵ月1万円もらっています」など夫婦でお小遣いの金額を決めている家庭も。

<900万円~1,000万円未満>

1位 3万円以上~5万円未満 (11名)
2位 1万円以上~3万円未満 (7名)
3位 5万円以上~7万円未満 (4名)

年収900万円~1,000万円未満の人も1万円~7万円と他の年収の人とは変わらないお小遣い額に設定していることが判明。「特に決まりはない」「これくらいが必要だから」などのコメントが多く集まりましたが、「新婚の時の生活が厳しかった時のまま」「嫁が浪費家だから」といった理由で、1万円以上~3万円未満に抑えているという人も。

<1,000万円以上>

1位 3万円以上~5万円未満 (12名)
2位 5万円以上~7万円未満 (9名)
3位 1万円以上~3万円未満 (4名)

年収1,000万円を超えても、お小遣いを1万円~7万円の間に設定しているという結果に。「将来に備えた貯蓄」「老後のための貯蓄を意識したので」「ぎりぎりのお金で動かないとこれから先のことが分からないから」など、将来に備えた意見が多く集まりました。

一人暮らしで設定していない人もいましたが、多くの人は1万円~5万円の間のお小遣いで月々やりくりをしているということが今回の調査から分かりました。 また、どの年代も生活費や教育費、貯金を差し引いた最小限の金額でお小遣いを設定している人が多いという結果に。

働き盛りの社会人はさまざまな出費や将来への備えがつきものですが、お小遣いを設定して、日々の生活の中でうまくメリハリを作っている様子もうかがうことができました。

調査時期: 2022年4月20日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 501人(24歳~59歳の働く男女)
調査方法: インターネットログイン式アンケート