女優の篠田麻里子と俳優の松村雄基が、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『クロステイル ~探偵教室~』(毎週土曜23:40~ ※30日は23:55~)の共演者の印象や撮影の感想を語った。

  • 篠田麻里子=東海テレビ提供

探偵学校を舞台に心の謎に直面することで成長する探偵の卵たちを描く同作。生徒たちの入学動機や過去など、それぞれの事情が少しづつ明らかになり、物語は後半戦へ。

鈴鹿央士演じる匡は失踪した父・迅平(板尾創路)を探すために入学したが、その調査のカギを握る“謎の男”東堂克己役で松村が登場。ジョーカー探偵社の今後を左右する重要な役どころを演じる。そして第4話でスポットが当たるのは「男なんてバカ」が口癖の、篠田演じる堀之内純子。純子の過去には一体何があったのか。

2人のコメントは以下の通り。

■篠田麻里子

――仕事と家庭の両立は、いかがですか?

時間の使い方が全然変わりました。以前は全部が自分の時間でしたが、産後はセリフを覚えたり、仕事に集中する時間がギュッと凝縮した感じです。「ここしかない!」と思ってやる方がすごく集中できて良かったと思う半面、体力やセリフ覚えの面では少し不安なところもありました。

でも、実際現場に入ってみると「やっぱり仕事は楽しいな」と思いますね。仕事で現場にいる時間と、子どもや家族といる時間のオン・オフができるというか。

「みんなで作品を良くしていこう」と盛り上がるこの空間にいることも楽しいですし、逆にそれが子育ての息抜きに感じることもあって「ありがたいな」と思いながら仕事と家庭、何とか両立できるようやっています(笑)!

――純子と篠田さん、似ている点・似ていない点は?

純子は生徒の中ではちょっとヒール的な役。気が強く、思ったことを言いがちなんですが、過去に男性で傷ついた経験があり、男性に過敏に反応してしまう女性なんです。正義感が強く、間違ったことに対してはっきりモノを言う点は自分と似ていますね。似ていない点は“大人を気取ってマウントを取りがち”という部分。私はマウントを取ることは無駄な気がしてやらないタイプなので。

それと、純子のように“トラウマになるまで“失恋”はしていないかな。もちろん恋愛で傷ついた過去はありますが、今はそれを乗り越えたのか、忘れたのか(笑)、そうやって人生を進めているので、恋愛で傷ついている役というのはちょっと懐かしい感じですね。

―― 今“クロステイル(接近尾行)しているもの”は?

甘酒です。コロナ禍において発酵食品が良いと聞いたことがきっかけで、予防や免疫力を上げるために積極的に摂るようになりました。ぶどう糖が入っているから「飲む点滴」と言われる甘酒は、子育てや撮影が続く日々のなか、自分のタイミングで食事が摂れなかったり、時間が無い時にでもキュッと飲めて、気分も代謝も上がる気がするのでハマっていますね。イチゴやヨーグルトを混ぜて朝に飲んだり、ゼリーやチーズケーキを作ったりもしています。いろんな甘酒を試しましたが、今は地元・福岡県糸島市にある白糸酒造さんの米麹100%甘酒「しらいと」がすごく好きです!

――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

第4話では純子の“傷ついた過去”や“過去との向き合い方”そして“正義感ある女性”の部分が描かれています。私たちは色んなものに傷ついて、それを乗り越え、ちょっとずつ成長して生きていると思うんですね。私はこの役を通して「一生懸命ぶつかるからこそ傷つくんだ」ということが分かりましたし、そんな純子の姿に共感する方も多いのではないかと感じています。

今回「特に繊細に演じたい」と思っていた“純子が匡だけに過去のトラウマを話すシーン”は、屋上で強風が吹くなか撮影したので、若干それが気になりましたが(笑)、純子がやっと本音が言える場面だと思い、すごく大事に演じました。

いま悩みを抱えている人たちが、それに向き合い、乗り越えていけるヒントになれればうれしいです。そして、トラウマを乗り越えた純子がどう変化していくのか、今後も是非ご注目ください!

■松村雄基

今回オファーをいただいた時、“謎の男”というフレーズに心を射抜かれました。台本を読んだ感想としては、僕の役柄だけで言えば“謎っぷり”が魅力的に感じましたし、作品全体としてはドラマ後半への怪しい展開にドキドキさせられました! クールかつホット、そしてチャーミングであることを心掛けて演じたこの“謎の男”……観ていただく方々にいろいろな想像をしていただき、それをなるべく裏切り続けて“謎っぷり”を楽しんでいただきたいと思います。