絵本作家・かこさとしさんの代表作のひとつ「からすのパンやさん」という絵本をご存じですか? 美味しそうなパンと可愛らしいカラスの家族のお話を聞くと、ピンとくる方もいるのではないでしょうか。昔読んだことがある、子どもと読んだという方も多いかと思います。

そんな「からすのパンやさん」を思い出すような、のらうるふさん(@ehonwolf)のツイートが大きな話題を呼んでいます。

おやつのパンを焦がした時にすかさず使うお皿(^^)
(@ehonwolfより引用)

  • (@ehonwolfより引用)

パンを焼いたら焦がしてしまったというのらうるふさんがパンを置いたのは、「からすのパンやさん」のお皿。この一枚に、「からすのパンやさん」のお話にある"焦げたパン"を思い出した方も多い様子。

このツイートには7.5万件のいいねが寄せられており(4/26時点)、「カラスのパン屋さん!! 大好きな絵本です」「くっそ懐かしい。皿なんてあったのか…..知らなかった」「え待ってこのお皿ガチ欲しい」「羨ましい! 可愛いお皿ですね!」といった懐かしさを感じるコメントが多く寄せられています。

とっても可愛いこのお皿、どこで手に入れたのか気になります。投稿者であるのらうるふさん(@ehonwolf)にお話を伺いました。

ーー投稿された、絵本「からすのパンやさん」のお皿、普段から使われているものでしょうか。
はい、普段遣いしています。特に、パンを焦がしてしまった時は必ずこのお皿で頂きます(笑)不思議とより香ばしく美味しく感じます。

ーー 欲しい! という声も多く寄せられておりますが、こちらはどこで購入されたものでしょうか
子どもが私の誕生日に贈ってくれたもので、絵本ナビショップで通販で購入したそうです。

ーー多くの方から「懐かしい」という声や、自分のお子さんに読み聞かせをしているというコメントが寄せられています。
私自身、我が子が幼い頃からずっと愛読してきた大好きな絵本なので、懐かしいと思いだしてくださった方がこんなにもたくさんいて、今も作品が多くの方に愛されていることが分かってとてもうれしく思っています。

ちなみに絵本「からすのパンやさん」の中では、「焦げたおやつパン」はみんなが憧れる珍しくて美味しいパンとして扱われているので、うっかり焦がしてしまったパンもこのお皿にのせるだけで「焦げてるからこそ珍しくて美味しい」という新しい付加価値が生まれるんです(笑)

ーーパンが焦げても美味しく食べられそうですね
そんな、この絵本の愛読者にしか分からないネタに思い切り共感してくれる声が多いのも、この作品の底力を改めて思い知るような気がしました。

あと、パン好きとしては、このツイートがきっかけで日本全国でうっかり焦がされてしまったパンたちが「これはこれで香ばしくておいしい!」と、捨てられることなく食べてもらえることになればいいな、なんて思います。


このお皿が欲しいという人がこんなにもたくさんいるのも、焦げたパンたちに新しい付加価値が生まれるのも、この絵本が親子に渡って愛されている証拠ですね。

ちなみに、絵本ナビ通販サイトでは売り上げランキング1位2位に「からすのパンやさん」のお皿が入っており、現在予約注文待ちになっています(4/26時点)。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。