• ぜひらー=4月25日の放送より (C)CTV

――印象的な「ぜひらー」は?

名物ぜひらーはみなさんそうですけど、あまり名前が挙がらないところでいうと、最近は「カップラーメンの早食いが得意です」っていう中学生。呼んでみたら速いって周りから言われるだけで、大して速くないんですよ。それだけの回ですね(笑)。僕はもうめちゃくちゃ面白かった。誰かにちゃんと見せてから来いよって。テレビなのに特技でもなんでもないものを持ってくるんですね(笑)

――この番組では、そういう自分の中だけで得意だと思ってる人がよく出てますね(笑)

そうなんです。どういうつもりで来るんだろうって(笑)。うれしくなっちゃいますけど。

――オードリーさんのぜひらーに対する接し方で特徴的だと思うことはありますか?

ぜひらーに対して、やっぱり愛情を持ってると思います。オードリーさんもどっちかと言うと、ぜひらーっぽい側面を持ってる人たちなんで、彼らの気持ちが分かるんでしょうね、だから、普通の芸人さんではあの接し方はだぶんできないだろうなと思いながら見てます。優しいっていうとまたオードリーさんは怒りそうですけど(笑)。“自分たちの若かりし頃の友達の1人”っていう感じで接しているところもあるんじゃないですかね。

――スギちゃんとかTAIGAさんとか、オードリーさんゆかりの芸人が出演することもありますが、そのあたりの人選は?

番組の中でストーリーができた人間じゃなきゃと思ってます。めちゃくちゃ面白いから、いきなりドンと出すみたいなことはまったく考えてなくて、スギちゃんやTAIGAさんには失礼ですけど、ぜひらーだと思ってますんで(笑)

スギちゃんは当時、それこそ『オドぜひ』の次の時間帯で一緒に番組(『スギちゃんのほどほどにしてね』)をやっていたんですけど、オードリーさんとの関係も色々聞いてたので出てもらったんです。スギちゃんとオードリーさんって相性いいなってずっと思ってて、「うちの番組に出ているスギちゃんとオードリーさんが一番面白いな」と思ってやってます。スギちゃんは感情そのままでやってくるタイプなので面白いですよね。

  • (C)CTV

■10年間変わらぬ「男子校の部室」感

――この10年間で、オードリーさんの変化は感じますか?

うーん…感じない、かな。オードリーさんの中では多分いろいろ変わってるんでしょうね。あんだけ10年前と立ち位置が変わってきましたから。でも、この番組のオードリーさんは別にそんなに変わってなくないですか? でもいいんじゃないですかね、変わってなくても。変わった姿はゴールデンの別の番組で見せてもらえればいい。うちの番組では相変わらずの「男子校の部室」でやってもらえばいいかなと思うんで。あと、うちの番組は春日さんがしゃべったりツッコんだりってところの面白さを、わりと早い段階から見せているんですよね。今はもう認知されてますけど。

――去年の年末特番では、若林さんも体を張ったりしてましたね。

年末スペシャルは本当にベタなこと、いまだにこんなバカなことやってるのかってことがやりたいと思ってるんですよ。体を張るということに関してもオードリーさんからやりたくないとかっていうことは一切ない。それよりは、それが本当にちゃんと面白くなるのかっていうところをちゃんと考えていただいてますね。あとは、膝を労りながら(笑)。でも、なかなか若林さんにあそこまでやらせたってことは今までもなかったんですよね。

――終わった後もすごく楽しそうな感じでしたが、収録後はなにか話されたりしましたか?

これがしないんですよねー(笑)。「お疲れさまでした」って着替えて帰る。あんまりオードリーさんと必要なこと以外しゃべったことないんですよね、普段から。コロナ前から打ち上げも数えるくらいしかやってない。たぶん、スタッフも人付き合いが苦手な人が集まってるんですよ、僕も含めて。「行きましょうー!」みたいな昔気質のプロデューサーみたいな人は一人もいないんだよね(笑)

  • 富田恭彦氏

●富田恭彦
1968年生まれ、東京都出身。学習院大学卒業後、96年に中京テレビ映像企画(現・CTV MID ENJIN)に入社。『キャイ~ンのギャロンパ』、『PS』シリーズなどを担当し、現在は『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』の演出・プロデューサーを務める。