――坂本浩一監督からはどのようなお話がありましたか。
坂本監督は本当にとっても明るい方で、ずっとしゃべっている印象なんです。普段の日向坂の活動についても聞いていただいたりしました。今回はアイドル役ということで、歌唱シーンでは思いっきりやってほしいとリクエストしてくださったのがうれしかったですね。
――アクションが作られる現場の迫力はいかがでしたか。
男性陣がバキバキのアクションをやっていて、かっこいいし楽しそうだし、もちろん大変だと思うのですが、混ざりたかったです。
――アクション自体に興味はあったのでしょうか。
長年バスケをやっていたので運動するのは好きなんですけど、アクションをやったことはありませんでした。ですから、興味はあったんですけれど、どうやって作られているのか、どうやって撮っているのかということをまったく知らなかったんです。今回は間近で見ることができて、すごく勉強になりました。
――どんなところが想像と違いましたか?
すごく緻密に組み立てられているところです。すべてにおいて段取りがあって、撮られているんですね。当たり前ですけど、適当に殴ったら当たってしまって危ないですから。殴る側も受ける側も動きをすべて覚えなければいけないので、これは大変そうだなと思いました。
――挑戦してみたいと思いましたか?
撮影を通して、次こそはやってみたいと欲が出てきました。大変そうだけど、できたらかっこいいし楽しいと思うんです。ですから、練習をしておいていつかできたらいいなと思っています。坂本監督にも「次はアクションやらせてください!」とお願いしました。監督も「いいね、やろうやろう」と明るくおっしゃっていたので、いつか実現できたらうれしいです。
――今回の役を演じるにあたり、難しかったところはどこでしょう。
玲実は、苦しいときに泣けなくて笑ってしまう子なんです。あるシーンのト書きに「苦しそうに笑う」と書いてあったんですけど、それってどうやって演じればいいんだろうと悩みました。そんなの経験がありませんからね。そこはすごく苦労しました。
――改めて、作品の見どころを教えてください。
かっこいいアクションにぜひ注目していただきたいです。私もアイドルらしさ全開で頑張っています。そして、高岩さん演じる九條さんと玲実、人と人とのつながりを見てほしいです。