JR北海道は25日、北海道内で現在最古参となっている特急形気動車キハ183系が活躍している特急「オホーツク」「大雪」において、1986(昭和61)年当時の復刻塗装車両を運行すると発表した。

  • 復刻塗装車両の先頭車「キハ183-8565」(提供 : JR北海道)

現在、「キハ183系による特急車両が複数走るのは、全国でも石北本線だけ」と同社。復刻塗装はキハ183系の先頭車・グリーン車の2両で行い、このほど塗装作業が完了し、2両そろうことから、ゴールデンウィーク期間の5月3~5日、特別に2両そろって運転することとなった。

5月3日は「オホーツク1号」(札幌駅6時56分発・網走駅12時17分着)、「大雪4号」(網走駅12時35分発・旭川16時19分着)、「大雪3号」(旭川駅17時5分発・網走駅20時49分着)を復刻塗装車両2両を含む編成で運転。5月4日は「オホーツク2号」(網走駅5時56分発・札幌駅11時19分着)と「オホーツク3号」(札幌駅17時30分発・網走駅23時0分着)、5月5日は「大雪2号」(網走駅8時6分発・旭川駅11時50分着)、「大雪1号」(旭川駅12時41分発・網走駅16時35分着)、「オホーツク4号」(網走駅17時25分発・札幌駅22時53分着)を復刻塗装車両2両を含む編成で運転する。

  • 塗装作業の様子(提供 : JR北海道)

  • 復刻塗装車両のグリーン車「キロ182-504」(提供 : JR北海道)

5月6日以降も特急「オホーツク」「大雪」で使用予定だが、使用列車・使用車両は日によって異なり、運行日・運転計画の発表は予定していないとのこと。「『オホーツク』『大雪』ご乗車当日のお楽しみにしてください」としている。