コーヒーをはじめ、世界中の食材が揃うカルディカルディコーヒーファーム。少し時間があるとついつい寄ってしまう、そんな人も多いのではないでしょうか?

そんなカルディが4月7日にSNS公式アカウントで紹介した“焼いて食べるチーズ”が話題になっています。一体どんなチーズなのか、カルディで購入し、実際に食べてみました。

トルコやキプロス周辺でしか作られない、希少なチーズ

SNSでバズったチーズは、バフチュヴァンの「ハルーミチーズ」。聞きなれない名前のチーズですが、トルコやキプロス周辺でしか作られない、珍しいナチュラルチーズなのです。

  • 「ハルーミチーズ」(581円、4月30日まで特別価格537円)

「ハルーミチーズ」の特徴は焼いても溶けないこと。チーズ特有の伸びではない、いつもと違う楽しみ方ができるようです。

原材料は牛乳、塩、レンネット(凝乳酵素)の3つだけと至ってシンプル。100gあたりのカロリーは321kcal、タンパク質は24gも摂ることができます。

  • 賞味期限は約5ヶ月

パッケージから出してみると豆腐のような見た目ですが、ずっしりと想像よりも重たい。ギュッと凝縮したような硬さも特徴的です。

SNSで紹介されていた「ハルーミチーズ」の定番のレシピで、実際に食べてみました。

実際に作ってみた

「ハルーミチーズ」を食べるための工程はたったの3ステップ。まずはチーズを1㎝程の厚さに切ります。

切ったチーズをボウルに入れ、30分程水に浸して塩抜きをし、ペーパータオルでしっかりと水気をふき取ります。

  • 水がちょっと濁った

グリルパンを熱し、きつね色になるまで中火で焼きます。

筆者の家にはグリルパンがなかったのでフライパンで代用しました。

  • 焦げ付きやすいフライパンを使う場合は、オリーブオイルを薄く引くと良いみたい

両面が焼けたら完成です。サラダの上に「ハルーミチーズ」をのせてみました。

塩抜きには時間を要しますが、あっという間に完成しました。実際に焼きたての「ハルーミチーズ」とそのままを食べ比べてみました。

「ハルーミチーズ」の味や食感は?

まずは焼かずにそのままの「ハルーミチーズ」を食べてみると、噛むたびにキュッキュっと音がなる不思議な食感。モッツァレラを圧縮させたようなギッチリとした歯触りで、今までに出会ったことのない不思議なチーズです。塩味が残っており、臭みや酸味はなく、淡白ながら、まろやかなコクがあるバターのような味わいでした。

  • 左:そのままの「ハルーミチーズ」、右:焼いた「ハルーミチーズ」

一方で焼いた「ハルーミチーズ」は、焼いたことにより水分が抜けたからか、より弾力が増します。

  • 病みつきになる食感……

塩味や甘味、旨味が増し、穏やかで優しいミルキーな味わい。外はカリッと、中はモキュモキュした斬新な食感でした。

筆者はサラダと一緒に食べてみたのですが、「ハルーミチーズ」に塩気があるので、ドレッシングは使わずにオリーブオイルのみでちょうど良く感じました。ドレッシングを使う際には、塩はいつもより控えめにするのをオススメします。サラダ以外でも、オリーブオイルやレモン汁をかけたり、はちみつやナッツをトッピングするのも美味しそう。

今回、「ハルーミチーズ」はカルディ店舗の冷蔵コーナーで見つけましたが、カルディ公式オンラインストアでの取り扱いは無いようでした。日本で食べる機会の少ない、焼いて食感を楽しめる新感覚のチーズ、気になる人は是非チェックしてみては?