BSフジのドキュメンタリー枠『サンデードキュメンタリー』(毎週日曜12:00~)では、「余命半年」の宣告を受けた漫才師・宮川花子と夫・大助が共に病と闘った1400日の記録を追った『ザ・ノンフィクション特別編「花子と大助 ~余命宣告からの夫婦1400日~」』を、17日に放送する。

  • 宮川花子(左)と夫・大助=フジテレビ提供

コンビ結成から43年目を迎えたベテラン漫才コンビである、宮川大助・花子。結婚後にコンビを結成し、デビュー直後から様々な漫才賞レースをものにし漫才師として「地位」を確立、17年には紫綬褒章を受賞し「名誉」を手に入れ、おしどり夫婦として知られるように「幸せ」も手にした。

18年3月、そんな2人を悲劇が襲った。医師から告げられたのは「余命半年」。余命宣告を受けたのは、妻・花子(67)だった。腰椎にできたがんは、すでに歩くことも困難なほど、花子の体を蝕んでいた。そこで、大助(72)が下した決断は、周囲にがんを隠しての放射線治療だった。同居する花子の実母にも病を告げず、知っているのは娘・さゆみ(44)と弟子の1人とマネージャーのみ。大助と花子のがんとの闘いが始まった。

治療開始から約10カ月。放射線治療が功を奏し、一時はがんを克服したかに思えた花子だったが、転移が発見され「症候性多発性骨髄腫」にまで進行。花子は、再び宣告を受けてしまう「余命半年」。血液のがんが全身に広がり、花子は立つどころか下半身がまひし、脚を動かすことすらできなくなってしまう。

それでも花子が過酷なリハビリにも耐えられるのは、大助と共に、また舞台で「センターマイクの前に立ちたい」という願いからだった。

花子は、がんを克服し、再び観客の前で漫才を披露することはできるのか。夫婦でがんと闘った4年間、1400日の記録を、音楽家・青葉市子のナレーションで見つめる。

この番組の直後には、地上波・フジテレビ『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)で、復活へ向かっていく姿を追った『花子と大助 ~余命宣告とセンターマイク 夫婦の1400日~』が放送される。

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