ガロアは4月12日、「大学生の就職活動・企業選びの実態調査」の結果を発表した。調査は3月9日~17日、全国、ガクセイ協賛に登録する約600の学校の学生(4年制・短期大学・専門学校を含む)455名を対象にインターネットで行われた。

  • 大学生の企業選びの基準

    大学生の企業選びの基準

就職活動の企業選びで重視することを聞いたところ、「会社の雰囲気や価値観が合う」「社長や社員の人柄が良い」「ワークライフバランスがとれる」が上位に。希望する規模の企業を聞くと、「やりたい仕事ができるなら大企業がよい」(38%)と「やりたい仕事ができるなら中堅・中小企業でもよい」(31%)に回答が集中。「仕事内容に関わらず大手企業希望」の学生は12%にとどまり、とにかく大企業が一番であるといった雰囲気は感じられず、「やりたいこと」重視であることが伺えた。

また、企業規模別に、それぞれの魅力や選んだ理由を聞いたところ、大企業では、「社会的信用度が高い」(69%)、「福利厚生が充実している」(58%)、「会社の将来性や安定性」(57%)といった回答が上位に。一方、中小企業は、「社内のコミュニケーションの取りやすさ」(78%)が圧倒的多数に、スタートアップ企業・ベンチャー企業では、「上昇志向が高い空間で働けること」「将来的に起業を考えており、ノウハウを学びたい」(ともに30%)といった回答が多かった。

  • 大学生が理想とする働き方

    大学生が理想とする働き方

次に、理想とする働き方を教えてもらったところ、「フレックス制や時間有給で働くことができる」(91%)や「リモートワーク・遠隔地勤務が可能であること」(84%)が上位に。また、リモートワークで希望する出社頻度は、「週2・3回」が72%と大半を占めた。

  • 理想の年収

    理想の年収

「35歳くらいになったとき、いくら稼いでいれば良いと考えますか?」と質問したところ、「500〜700万円」と「700〜1,000万円」(ともに26%)がトップに。次いで「1,000〜2,000万円」(16%)が続いた。