3月24日に大阪市中央区南船場にグランドオープンした「HOTEL THE LEBEN OSAKA」。筆者はオープン前に試泊してホテル施設についての取材を行った。久しぶりにやってきた大阪ということで、せっかくなので取材前後にホテルから行ける観光スポットや美味しいものを食べて、大阪中心地の魅力を再発見してきた。
■大阪城はちょうどいいトレーニングスポット⁉
まずは、「HOTEL THE LEBEN OSAKA」から徒歩3分の大阪メトロ長堀橋駅から長堀鶴見緑地線に乗って、午前中に大阪城まで行ってみた。7分ほど乗車して森ノ宮駅で下車。大阪城に行くのは初めてなのでちょっと油断していたが、森ノ宮駅から大阪城天守閣まで徒歩で20分ほどかかる。
結構歩くなあと思いつつも、普段はパソコンの前で座ってばかりなので良い運動になった。と安堵したのもつかの間、天守閣の各階を階段で昇り降りするというさらなる運動が待っていた。息を切らせつつ各階の展示物を鑑賞。これまであまり歴史に関心がなかったのだが、こうして大阪城の歴史、豊臣秀吉にまつわるエピソードなどを知ると、さらに周辺の人物のことを調べたくなるなど、興味が掻き立てられた。
■「お好み焼きとんべえ」
続いて、谷町四丁目駅から本町経由でなんば駅まで行ってみた。11時ちょうどに着いたので、開店直後の「お好み焼きとんべえ」へ。
おなかがペコペコだったので名物の「たこ・すじぺっちゃん」と、「ぶた・チーズ」という人気ランキング1位と2位のメニューを頼んだ。店員さんが最初から出来上がりまで丁寧に焼いてくれるのがうれしい。
出来上がった「たこ・すじぺっちゃん」は、カリカリになった生地にたこと牛すじ肉の旨味が閉じ込められていて、特製ソースが味を引き立てている。「ぶた・チーズ」はシンプルな、これぞお好み焼きという味で美味しかった。空腹だったとはいえ、1人でお好み焼き2枚はさすがに食べ過ぎた。
■「純喫茶 アメリカン」
パンパンに膨らんだおなかを抱えつつ、ちょっと休憩しようと、近くにある「純喫茶 アメリカン」へ。創業したのは昭和21年とのことで、店内に入ると一気に昭和レトロなムードに包まれる。昭和生まれの筆者でも昔こういう喫茶店に来た記憶はないのだが、やはりどこか懐かしく感じてしまう。
「イチゴジュース」を飲んでみると、その優しい味わいに小さい頃に家で飲んだような気持ちになるから不思議。おなか一杯だったはずなのに、楽しくなってついつい「プリンサンデー」も追加オーダー。
真ん中に主役のプリンが鎮座してクリームが両脇を固めるこの様式美。昭和スイーツは見た目にも美味しいのだ。スポーツ新聞でシーズン開幕直前の阪神タイガースの情報などを読みつつ、「純喫茶 アメリカン」でしばらくまったりと多幸感溢れる時間を過ごす。
■韓国料理店「楽韓堂」
夕飯には、心斎橋の韓国料理のお店「楽韓堂」へ。韓国ドラマの影響もあり飲む人が増えているらしいチャミスルと同じ韓国の焼酎「ジョウンデー」のザクロフレーバーを飲んでみた。甘すぎずキツくもないのでストレートでも飲みやすく美味しい。
料理は、新鮮な牛ホルモンをその日一番美味しい食べ方で提供するという「刺身盛り合わせ」(「センマイ刺し」が最高)、売り切れ御免の人気メニュー「レアステーキユッケ風」、ホタテの唐揚げに辛めのソースが絡んだ「ヤンニョムカリビ」といった個性的なものから、定番の「石焼ピビンバ」まで、お酒が進む絶品料理ばかり。昼間にたらふく食べたにも関わらず食欲が止まらない美味しさだった。
■なにわのテイクアウトやお土産をゲット!
取材を終えて東京へと戻る際には、新大阪駅で「たこ焼道楽 わなか」のたこ焼きを「釜炊き塩」でテイクアウト。
さらに駅構内の売店で「肉吸い 千とせ」や「せんば自由軒 混ぜカレー」などを購入して新幹線に乗り込んだ。
まだまだ油断は禁物なコロナ禍だが、感染症対策に気を付けつつ、大阪出張や旅行に行く際は、思う存分大阪ならではのグルメを堪能してみよう。