4月7日(18:00~)からWOWOWオンデマンドで配信、4月24日からWOWOWプライムでスタートするドラマ『TOKYO VICE』(全8話 毎週日曜 22:00~)の完成披露試写会が5日、都内で行われ、アンセル・エルゴート、伊藤英明、エグゼクティブプロデューサーのJ.T.ロジャース、アラン・プール、ジョン・レッシャーが出席した。

ドラマ『TOKYO VICE』の完成披露試写会に出席した伊藤英明、アンセル・エルゴート(左から)

主演のアンセル・エルゴートをはじめ、日本の渡辺謙ら日米のスターが共演を果たした同ドラマは、全編オール日本ロケで撮影された巨匠マイケル・マンの最新ドラマシリーズ。1990年代の東京アンダーグラウンドを舞台に、世界で最もきらびやかな大都会として憧れていた東京のリアルで凶暴な裏の姿を、ハリウッドの制作陣がこの上ないクオリティーでよみがえらせる。日本からは渡辺のほか、菊地凛子、山下智久、この日登壇した伊藤英明らが出演している。

東京の危険な闇社会へと入り込んでいく警察担当の新聞記者・ジェイク役を演じたアンセル・エルゴートは流暢な日本語であいさつをすると会場から拍手が巻き起こり、「皆さん全員に成長する機会をいただいて本当に感謝しています。こういう時間を自分の人生の中で過ごせたとことを光栄に思っています」とスタッフとキャストに感謝の言葉。巨匠マイケル・マン監督については「マイケル監督と一緒にお仕事が出来てとても良かったです。クルーにはちょっと厳しいですが、皆さん監督を尊敬しており、私もマイケル監督を尊敬しています」と話し、「彼は私のことをギリギリまで追い詰めていました。日本に来る前にロサンゼルスでジャーナリストの経験をしなさないと言われ、記者に付いて回ったり警察からのレポートをもらって記事にするために通りの人々をインタビューする経験もしました。そうやってギリギリに追い詰めてくれるのは逆に楽しかったです。本当にいい経験でした」と満足そうだった。

舞台あいさつの最後には、撮影中にアンセル・エルゴートと親交を深めたという伊藤英明が登壇。伊藤は「かれこれ3年弱この作品に関わっていますが、コロナ禍で来日して食事も時差も全く違う環境の中、東京は世界一ロケが大変な場所で、本当に素晴らしい作品を作っていただいて本当にありがとうございました」とあいさつ。アンセル・エルゴートについては「毎日日本語を勉強してコロナ禍で撮影がストップする中、日本にとどまってジェイクになりきって役に反映させる姿を本当に感動しました。僕も刺激を受けましたよ」と褒め、アンセル・エルゴートも「英明さんはとても優しくて素晴らしい方です。英明さんとは本当に馬が合い、毎日一緒にサウナに入ったりして裸の付き合いもしました。とても感謝しています」と感謝しきりだった。