俳優の大泉洋が2日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた同局系ドラマ『元彼の遺言状』(11日スタート、毎週月曜21:00~)の制作発表会見に出席し、自身が演じる役柄の説明文に不満をもらした。

  • 大泉洋

主人公・剣持麗子(綾瀬はるか)が、元彼・森川栄治(生田斗真)が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を受け、依頼人・篠田敬太郎(大泉)と共謀して遺産を狙うミステリー作品の同ドラマ。

司会の佐野瑞樹アナウンサーが、大泉の役柄を「麗子とバディを組むことになるミステリー小説愛好家、いつかミステリー作家になることを夢見て定職に就かず、ブラブラしている謎多き男」と紹介すると、大泉は「私の紹介文だけ、あんまり魅力がなかったんですけど」と不満の様子。

「原作にあんまり出てこないから、制作サイドも僕のことよく分かってないんじゃないかと思います。これから(役を)作っていくところはありますよ、謎多き男ですよ」と意気込むが、佐野アナが「『挙動不審な行動を取る』って書いてありますよ」と補足すると、「おいおいおい、そんなやつ連ドラのレギュラーで出ていいんですかね?」と心配。それでも、綾瀬に「たまに姿くらませますもんね」と言われて納得していた。

その後も大泉は、雪の撮影で「私サンダルで走れって言われたんですよ」「靴を替えてもらえなかった要潤は一歩一歩全部滑ってた」とエピソードを話したり、会見でなかなか発言できない関水渚に「しゃべっとけよ! 10言って1ウケればいいんだから」とアドバイスしたり、「1話と2話のセットが本当に豪華なんですよ。フジテレビにそこまで予算あると思えないんで、3話から『笑う犬』みたいなコントセットになると思う」と推測したりと絶好調。

この調子で、終始会見を回していく大泉。この日、浅野和之が麗子が所属する国内トップの弁護士事務所の創業者役で出演することが発表されたことについて、「あんまり向いてないです。そんなにすごい人じゃないよ」「もうちょっとダメなおじいちゃん役のほうが向いてる」と主張すると、浅野に「あんた司会じゃないんだから。本当によくしゃべるな、うるさいよ!」とクギを刺されたが、大泉は「今日(情報)解禁ですって。そこまで引っ張るような人じゃない(笑)」と、ひるまなかった。

  • (左から)関水渚、綾瀬はるか、大泉洋、浅野和之