お笑いコンビ・タカアンドトシのトシが20日、YouTubeチャンネル『こうもトシんご』に出演。動画「【暴露】こうもトシんごが今までで一番“スベった”のはいつ?」内で、大阪・なんばグランド花月(以下、NGK)での初舞台を振り返った。

タカアンドトシ・トシ

「人生で一番スベった経験」をテーマにトークするなか、トシが「これは超えられないです」「あれ以上スベることはないんじゃないですかね」と語り始めたのが、18歳で経験したNGKでの初舞台だった。

当時、デビューしてわずか2カ月だったタカアンドトシは、トミーズやオール阪神・巨人らが名を連ねる回のトップバッターとして登場することに。最初こそ「満員も満員」の会場も温かく迎え入れてくれたが、「始まったらもうなんか……ざわざわざわざわ」「おじいさんおばあさんたちが喋りだしちゃって」「弁当とかも食い始めて」と、開始数十秒で雑談を始める観客もいたようだ。

しかも、漫才の持ち時間は10分。タカが「笑っていいところですよ?」と言った瞬間だけはわずかに笑いが生まれたものの、それ以外はスベリ続けたというトシ。「10分のネタ持ってきてますから10分やったけど、まったく(ウケなかった)。まったくですよ?」と振り返った。

オリエンタルラジオの藤森慎吾が「(そこまでスベった理由は)なんなんですか?」と尋ねると、トシは「だって18歳ですよ?」とキッパリ。「ほかは阪神・巨人師匠とか錚々たる方々が出る」「その人達を見に来てるのに18歳のコンビが出てきて……」と説明した。

しかし一方では、標準語の漫才だったことも観客が心を閉ざした一因と考えているようで、「当時、大阪は超閉鎖的ですから」「標準語ってなった瞬間、『無理無理』『できないよ、あんたらには』っていう感じになっちゃった」と述懐していた。