主婦と生活社は3月18日、料理家・牛尾理恵さんの新刊『元気が出る野菜炒め』(1,485円)を全国の書店で発売した。

  • 『元気が出る野菜炒め』(1,485円)

同書では、さまざまな野菜を使い、家庭のおかずにもぴったりな「野菜炒め」のレシピを78種収録している。

  • 紹介している野菜炒め

野菜炒めは少ない油で作れるヘルシーな料理で、火が通った野菜はかさが減るため、多くの野菜を無理なく摂取できる。著者の牛尾理恵さんは「野菜炒めは最強の健康おかず」と語っている。

また、野菜炒めは火をつけてから完成まではわずか5分と「時短」にぴったりの料理。安価で栄養満点で、短時間でぱぱっと作れる野菜炒めは、今の時代にマッチした料理とも言えるという。ただし、野菜炒めは火加減次第で、水っぽくなってしまうこともある。牛尾さんは、調理する上で気を付けておきたいこととして「"炒める"というより"焼きつける"」「"混ぜる"というより"持ち上げて落とす"」「"強火"ではなく"中火"」の3点をポイントとして挙げている。

同書に掲載されている基本の野菜炒めのレシピの一部がこちら。さらに詳しい野菜炒めの作り方の解説は、同書をチェックしてほしい。

材料(2~3人分) 玉ねぎ1/4個、にんじん4㎝、しいたけ2枚、白菜葉大2枚(200g)、もやし1/2袋(100g)、豚こま切れ肉150g(塩・こしょう各少々をふる)、サラダ油小さじ2、酒小さじ2、塩ふたつまみ、こしょう少々、しょうゆ小さじ1

  • 材料と調味料は必ずあらかじめ準備しておく

作るときは、材料と調味料は必ずあらかじめ準備しておくことが大事。その後、フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を広げ入れ、1分~1分30秒動かさずにじっくり焼く。焼き色がついたら上下を返し、片側に寄せておく。

  • 肉は動かさずにじっくり焼く

次に空いたところに玉ねぎとにんじんを加え、それぞれ1分ほど焼く。野菜は入れてからしばらくはいじらず、徐々に全体を炒め合わせることがポイント。

  • 空いたところに玉ねぎとにんじんを加え、それぞれ1分ほど焼く

玉ねぎに火が通ってきたら、しいたけを加えて1分ほど炒め合わせる。火を強火にして白菜の軸、葉、もやしの順に加え、そのつどさっと炒め合わせる。フライパンはあおらず、トングなどで具材を持ち上げて落とし、全体を少しずつ混ぜるように炒めるようにするのがコツ。

  • トングなどで具材を持ち上げて落として炒める

全体に油が回ったら酒を回し入れ、塩、こしょうをふり、しょうゆを鍋肌から回し入れてさっとからめて調味する。炒めすぎると水分が出るため、調味料を加えるタイミングは、少し早いかと思うくらいでよい。

  • 少し早いかと思うくらいで調味料を加える